雪国とおかまちを教える先生・保護者の皆様へ

更新日:平成28年2月15日

十日町市は新潟県の南部、信濃川中流域に位置する人口6万2千人の地方都市です。日本有数の豪雪地帯で、絹織物と魚沼コシヒカリの産地として知られています。四季折々に豊かな表情を見せる十日町市の自然。雪解けとともに一斉に芽吹く春。緑豊かな夏。実りの秋。そして冬には毎年2メートルを越える雪が私たちのふるさとを包みます。

あるときは私たちの生活に暗くのしかかる雪。あるときはすべてを水墨画にも似たモノトーンの世界に包み込む雪。「雪地獄 父祖の地なれば 住み継げり」と詠まれたふるさとで、私たちは毎年5か月ものあいだ、雪とともに生きてきました。

雪とともに生きる。これは十日町市民にとっては、古くて新しい永遠の命題です。雪の重みでいつ倒壊するかもしれない家屋、雪の捨て場さえない危険ととなりあわせの生活。豪雪の年、市民は雪国ならではの様々な不都合にみまわれていました。降り続く雪に、人々の心は不安から恐怖、そしてあきらめへと流されていったのです。過酷な状況から逃れたい一心で、手に手にわずかな道具を持ち、黙々とただひたすら雪との死闘を繰りひろげてきた長い歴史。 

雪との闘いの果て、私たちは昔に比べ、格段に快適な冬の暮らしと、雪国に生きる喜びを手に入れました。そんな暮らしの根底には、脈々と受け継がれてきた先人の知恵と努力があることは、いうまでもありません。

願わくば、このホームページが、「寒い地方のくらし」を理解するうえでの一助となるとともに、雪国をはじめあらゆる自然条件に生きる人々にとって、自然と人との関り方を考えるうえでのきっかけとなれば幸いです。