更新日:平成28年7月6日

十日町人十色

十日町市のまちづくりは、市民一人一人の思いが形になったもの。市民の力が十日町市のまちづくり・地域づくりの力であり、十日町市の未来を創ります。

このページでは市報から市民一人一人をピックアップして紹介します。

十日町人十色(市民紹介コーナー)

 

Volume4 尾身孝さん

1937年(昭和12年)生まれ。

信濃川の左岸の地域・吉田地区の、越後三山が見える鉢集落で、里山のときの流れとともに過ごす尾身孝さん。里山の資源を使い、竹かごやわら細工など生活用品をつくって生きてきました。機械化が進み、日常用品を手軽に買える時代になっても、竹細工を作る手を休めることはしません。今回は里山での生活を語ってもらいました。

尾身孝さんの画像

親父が生活のために仕込んだ技、今でも手が覚えている

体の弱い親父の代わりに働いた

竹細工づくりは小学生の頃から。最初は準備された材料で編むだけでしたが、中学生になると竹を割るなど、材料づくりからやったものです。1月にある節季市で販売するため、正月はほとんど竹細工作りの作業。遊びたいときに遊べなくて「やらされた」という気持ちが強かったですね。竹細工が終わると、夏に使うわら細工作り。当時は、家計のための大切な収入源でしたので、どこの家も男衆はみんな竹細工やわら細工を作っていました。

特にうちは、親父は体が弱くて代わりに家のことをやらされました。竹細工づくりも、みっちり仕込まれました。おかげで何年たっても手が覚えています。

山を管理しなくなったら竹もひねくれてきた

秋に250本くらい集落の中の山から山竹をとってきます。昔は里山も管理されていて日が適度に当たり、良い竹がとれたものです。今は山の中まで管理することがなく、杉の葉も伸び放題。日も当たらなくなって、柔らかかったり、硬かったりと均等に質のいい丈が取れなくなりました。

「竹を割った性格」と言いますが、そんな竹は少なく、竹もひねくれてしまいました。

竹と向き合う作業は、冬を過ごすための大切な時間

今は節季市で売ることもしなくなりました。気が付いたら集落で竹細工をしているのは私一人だけです。作ったものは、誰かにあげることがほとんどです。特に稼ぐわけでもないのですが、昔からやってきたことなので、冬の時間を過ごす大切な作業です。ラジオを聞きながら、飽きたら息子が買ってくれた浪曲を聞きながらの作業。作りたいときに作って疲れたら休む。それでも勝手に手が動きます。

関連リンク

尾身孝さんがの里山の技を、市報とおかまち平成28年2月10日号の連載コーナー「おらほのたから」で紹介しています。ぜひご覧ください。

 

市報とおかまち平成28年3月10日号(PDF:7MB)

市報とおかまち

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