雪国のくらし

更新日:平成28年2月15日

大雪のときに救助活動(きゅうじょかつどう)はどうしているのですか

雪囲いしている消火栓の画像

消防・救急などの救助活動は、大雪でもきちんとおこなっています。市街地(しがいち)はもちろん、山あいの村でも道路をじょせつしているので、緊急(きんきゅう)の車が雪で通れないということはありません。

また、消火栓(しょうかせん)が雪にうもれないように、雪囲いをしたり目じるしの看板(かんばん)を立てたりして、いざというときすばやく救助活動ができるようにじゅんびをしています。

冬のごみ収集(しゅうしゅう)はどうしているのですか

屋根付きごみステーションの画像

ごみ収集は、雪の日も休むわけにはいきません。ただし、大雪のときにごみぶくろを外に出したままにしておくと、雪にうもれて見えなくなることがあります。

そこで、各町内のごみを出す場所には、屋根のついたごみステーションや、ごみの場所がわかるような立て看板(かんばん)がおいてあります。屋根つきのごみステーションにごみを入れておくことで、ごみ収集の人たちもスムーズに作業を行うことができ、からす対策にもなります。

まちの中には工夫がいっぱい

冬の洗濯物(せんたくもの)はどこに干しているのですか

冬の日本海側は湿度(しつど)が高く、晴れの日も太平洋側にくらべて少ないため、外に洗濯物をほしてもすぐにはかわきません。

ほとんどの家では、洗濯物の乾燥(かんそう)は屋内でおこないます。乾燥機や除湿機(じょしつき)を使ったり、ストーブのそばの安全な場所にほしたりしています。

大雪にとじこめられたときの食べ物はどうしているのですか

今では、大雪にとじこめられることはほとんどありません。大雪でも道路の除雪をしているので、食べ物はトラックなどできちんと運ばれてきます。

スーパーマーケットの品物もあなたの町とかわりはありません。

冬のあいだ食べ物をたくわえたりしますか

野沢菜つけの画像

スーパーや食料品店に行けば、何でも食べ物が手にはいるので、お店で買える品物は特別にたくわえたりはしませんが、自分の家でとれた秋野菜(大根、はくさいなど)を「雪室(ゆきむろ)」をつくって保存をする人もいます。

また、11月ごろになると大根(たくあん)や野沢菜(のざわな)を一冬分漬(つ)けておく習慣(しゅうかん)があります。

冬に仕事が休みになることはありますか

雪のえいきょうを受けやすいのは、田畑を使った農業や、建物の建築、外での土木(どぼく)工事などです。このため、冬の間だけ雪の影響(えいきょう)をうけない別の仕事をする人もいます。

しかし、雪がふるからといって、農業や建築・土木の仕事が完全にストップするわけではありません。

  1. 農業では、冬には田畑が雪の下になり使うことができません。そこで取り入れられたのがビニールハウスや鉄骨(てっこつ)の建物の中で栽培(さいばい)する方法です。冬には、きのこ(えのき・なめこ・まいたけ)や花の球根、青菜がさかんに作られています。
  2. 建築業では、雪のふらない季節に建物をつくるのがほとんどです。このため、大工さんの仕事は夏にくらべて少なくなります。冬に建物を建てる場合は、あらかじめ雪がふる前に屋根と壁の工事は終わらせておいて、冬には室内の工事をします。雪がふる中で屋根をはったり柱を立てていたのでは、材料が水にぬれてしまうからです。
  3. 屋外で土木作業をする場合、雪がふった日は工事を始める前にじょせつをしなくてはいけません。毎日じょせつをしていたのでは仕事があまり進みません。そこで、土木作業はできるだけ雪がふり出す前に終わらせるようにしています。土木の仕事は冬に少なくなる傾向(けいこう)があります。そのかわりに多くの土木会社では冬に大型機械でじょせつの仕事をしています。

雪道を運転するときのルールをおしえてください

歩行者を車がよけている様子の画像

十日町市では、運転手のみなさんにつぎのような気くばりをお願いしています。

 

  1. 雪道やこおった道を走るときには、急ハンドル・急ブレーキはきけんです。車間きょりを十分にとって、安全に運転しましょう。
  2. 運転手は、水はねなどで歩行者にめいわくをかけないように、やさしい運転を心がけましょう。
  3. 雪で前が見えにくいときは、昼間であってもライトをつけて車が走っていることをほかの運転手や歩行者に知らせましょう。
  4. じょせつ道路は駐車きんしです。じょせつ作業のめいわくにならないようにしましょう。

道路にはどれくらい雪がつもりますか

消雪パイプで雪が消えている道路の画像

除雪グレーダーで道路除雪をしている様子の画像

「消雪(しょうせつ)パイプ」のあるところは、雪はつもりません。また、冬にじょせつをしない農道は野山と同じように雪がつもります。

機械じょせつをしている道路にも、ほとんど雪がつもっていません。なぜなら、道路に10センチ以上雪がつもると、雪を取りのぞいているからです。

ただし、大雪のときには、道路が車のタイヤでおしかためられて、カチカチになったり、その上に新しい雪がふってきて、20センチくらいにもなることがあります。そんなときは、道路のじょせつも1日じゅうおこなわれます。

車道につもった雪は何日くらいで消えますか

「消雪(しょうせつ)パイプ」や「融雪(ゆうせつ)式歩道」など、水や電気をつかって雪をとかす道路では、雪は地面に落ちるとすぐに消えます。

いつまでも雪が残っているのは、機械じょせつをしたあとのカチカチになった雪です。このような場所では5センチくらいの雪が残るところがあります。日陰(ひかげ)の場所では何日も雪が残ってしまいますが、日光がさして気温が上がれば、半日くらいで消えてしまいます。

雪がつもって戸が開かなくなったときはどうやって外に出るのですか

雪国の家の中の様子

戸が開かなくなる前に、雪おろしをするので閉じこめられることはありません。雪は見た目以上に重く、1立方メートルで約350キログラムもの重さになります。

このため、屋根の上にたくさんの雪がつもると障子(しょうじ)があけにくくなることがあります。そこで、屋根の雪は1メートルくらいつもったら、雪おろしをして、家のまわりにすてています。このため、人が家の中にとじこめられることはないのです。

また、「落雪(らくせつ)式住宅」や「融雪(ゆうせつ)式住宅」には雪がつもらないので、戸や障子があけにくくなることはありません。

雪のふる日は、車の量に変化はありますか

スタッドレスタイヤの画像

雪の日も、晴れの日も車の量にあまり変化はありません。雪国の車は、雪が降ってもしっかりと走れるように、スタッドレスという溝(みぞ)の深いタイヤをはいています。

運転する人も、雪道になれているので、晴れの日と同じように車に乗ります。ただし、雪道はすべりやすいので、車は夏よりもゆっくりと走っています。

冬にはどんな服装(ふくそう)をしていますか

冬の子どもの服装の画像

冬の子どもの服装の画像

室内にいるときはみなさんの服装と同じです。ただし雪のふらない地方よりも気温が低いので、1~2枚多く着ています。

外に出るときは、子どもはスキーのときに着るような、防水のきいた温かなコートや厚いジャンバーなどを着ています。

電線が切れたらどうするのですか冬の間に電線が切れることは何回くらいありますか

電線は、雪がつくとその重みとねじれで切れてしまうことがあります。そこで雪国の電線には、ふってきた雪がつきにくい工夫がしてあります。

また、雪おろしの作業中に、投げ捨てた雪が電線に当ると切れることがあります。電線が切れたら電力会社の人が修理(しゅうり)をします。

雪がこいは太い枝や木にするものですか

木々に雪囲いをしている画像

雪がこいは約2.5メートル(最も雪がつもるくらいの高さ)以下の高さに枝がでている庭木ほとんどに行います。背の高い木であっても、枝が細くて折れやすい場合には、きちんと雪がこいをします。

雪が木や枝におよぼす力には、積もったときの重力と、春に雪がとけはじめた時に、雪にうもれた枝を雪が下にひっぱる力の2種類あります。地面からとけだした雪の下に引っぱる力によって、太い枝が折れることもあります。このため、雪国では庭木やその枝は雪がこいを行って雪から守っています。

冬に交通じこは増えますか

夏にくらべて少し増えます。十日町市内での交通じこ発生件数をみると、もっとも交通じこが多かったのが、12月の26件(けがをした人は34人)でした。

雪がふりはじめる12月は、十日町市の人でもタイヤがすべりやすい雪道(ゆきみち)になれていないため、事故が増えるのだと思います。

ただし、すぐに運転する人も雪道になれるため、1月~月は雪のふらない季節と同じくらいになります。

平成19年交通事故統計(十日町市)
事故件数 死者数 負傷者数
1 16 1 21
2 11 0 12
3 13 0 16
4 21 0 22
5 13 0 18
6 19 2 28
7 19 2 25
8 31 0 34
9 17 0 19
10 21 0 27
11 24 0 32
12 27 2 31
合計 232 7 285