2020十日町きもの制作プロジェクト

更新日:2021年05月07日

 2020東京オリンピック・パラリンピックに向け、世界213の国と地域を1枚のきものに表現をする「一般社団法人イマジンワンワールド」の『KIMONOプロジェクト』に、十日町市も1つの産地として参加しています。十日町市の織と染の技術によって、2018年にクロアチア共和国、2019年にイエメン共和国、2020年にクウェート国のきものが完成しました。

制作国

  • クロアチア共和国(2018年完成)
  • イエメン共和国(2019年完成)
  • クウェート国(2020年完成)

イマジンワンワールドKIMONOプロジェクト

 2020東京オリンピック・パラリンピックに向け、平和を願う心と洗練された伝統技術を込めて「一つの国」を「一枚のきもの」に鮮やかに映し、世界213の国と地域のきものを着た人々が手をつないで「世界はひとつ」を表現する。そんな、日本ならではの最高の「おもてなし」で、世界中の人々をお迎えすることを目指すのがイマジンワンワールドKIMONOプロジェクトです。

 現在、イマジンワンワールドでは東京オリンピック・パラリンピックの開会式での使用を目指して活動しています。

 このプロジェクトには、十日町のほか、米沢(米沢織)、小千谷(小千谷縮)、東京(東京友禅)、鎌倉(鎌倉友禅)、加賀(加賀友禅)、愛知(総絞り)、京都(京友禅、京刺繍、西陣織)、博多(博多織)、小倉(小倉織)、久留米(久留米絣)、奄美大島(大島紬)、沖縄(琉球紅型、花織)が参加し、国家の大小関係なく、それぞれの産地が将来に亘ってレガシーとして受け継がれる最高峰の作品を制作します。
通常の“商品づくり”と違い、職人たちが手間ひまを惜しまず、熟練された技を思う存分に発揮して1枚のきものをつくる今回の“作品づくり”は、「きもの」という伝統産業に活力を与え、その未来を受け継ぐ人材の育成につながるものと思います。

KIMONOプロジェクトの横断幕のもと階段状のスペースで様々な種類の着物姿の人たちが並んでいる写真

豪雪の十日町で育まれてきた技「ALL TOKAMACHI」で世界に

 2018年、市内の株式会社青柳で制作したクロアチア共和国のきものが完成しました。このきものには、本来の形で受け継がれているのは全国でも十日町市の株式会社青柳だけとなった幻の技法「桶絞り染め」が用いられ、きもの産地十日町として世界に誇れる1枚となりました。

 「雪が降らなかったら、こんな根気のいる仕事はできなかった。」と職人たちが口を揃えるように、1年の約半分を雪に閉ざされる十日町だからこそ、こういった技法が失われずに受け継がれてきたのかもしれません。

 2020東京オリンピック・パラリンピックに向けた今回のプロジェクトは、1200年の長きに渡り先人たちが育んできた織と染めの総合産地としての十日町の技を世界に発信する最高のチャンスでもあります。

 今回のプロジェクトでは、株式会社青柳に続き、十日町絣の伝統工芸士である市村久子さんが掬い織りでイエメン共和国のきものを、あとりえ蕪木の蕪木保男さんが素描友禅でクウェート国のきものを制作しました。

赤、白、青の色合いのクロアチアきもの完成品を着た女性の写真

クロアチアきもの完成品

砂地と緑の色合いのイエメンきもの完成品の写真

イエメンきもの完成品

緑や赤などの色合いのクウェートきもの完成品の写真

クウェートきもの完成品

 2020年東京オリンピック・パラリンピックに参加する言葉も違えば宗教や習慣も違う世界の国々の人たちを、日本人としてできる最高のおもてなしで迎える一端を担いたい。それがこのプロジェクトに参画した最初の思いです。

 1200年の歴史を持つきもの産地として、これまで豪雪の中で育んできた技術を存分に発揮し、「歓迎」の真心を込めた1着を制作するため、きものを制作する人だけでなく、十日町市民、十日町を応援してくれる人、十日町のきものを応援してくれる「ALL TOKAMACHI」できものを制作しました。

木製の道具を使い作業を行う男性の写真

この記事に関するお問い合わせ先

産業観光部 産業政策課 産業振興係

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直通電話番号:025-757-3139
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