活力にあふれる安心安全なまちをつくろう
2004年10月23日午後5時56分。新潟県中越地方を中心に最大震度7を記録する激しい揺れが襲いました。十日町市も午後6時34分に最大震度6強の余震に襲われ、道路の決壊や土砂崩れなどの被害が拡大。中越大震災により9人もの尊い命が失われました(平成17年12月12日現在)。合併後の新市では、すべての市民が一日も早く安定した暮らしを取り戻せるように、震災復興本部と震災復興室を設け、生活再建関係の申請受付や各種震災関係相談を行っています。
しかし、震災を乗り越えるためには単なる被害の復旧だけでなく、新市が震災の前以上に活力にあふれ、安心で安全なまちとして発展しなければなりません。十日町市では震災復興計画にもとづいて、住宅の耐震診断の補助制度や震災復興住宅の整備を進めるとともに、震災の教訓を生かして、自主防災組織の設立や定期的な防災訓練の実施を促進し、リーダーの育成に力を入れていきます。
市内全域で防災訓練を実施
中越大震災発生からちょうど1年を迎えた2005年10月23日。十日町市では市内全域で防災訓練が行われました。市役所本庁では災害対策本部、支所では現地対策本部を設置し、被害状況の把握や対応の決定、支援の要請など、本番さながらのシミュレーションで訓練を行いました。
市内各地の自治会や自主防災組織では避難場所の確認や消火訓練、炊き出しなどが行われ、災害に対する思いを新たに地域内での連携を確認しました。
市では今後も定期的に防災訓練を実施し、災害に強いまちづくりに努めていきます。
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 2005.10.23/防災訓練 「地震により飯山線が脱線」という設定で重傷者の救助を訓練。
 2005.10.23/防災訓練 地域の防災訓練で消火栓の使い方を説明する消防団員。
 2005.10.23/防災訓練 本番さながらの炊き出しを行う
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