公務レポート(平成28年度)

更新日:2021年04月01日

4月

中条飛渡地区視察 平成28年4月15日(金曜日)

4月15日、中条飛渡地区をめぐって、市が行っている事業や地域の皆さんの活動などを視察してきました。

この中条飛渡地区には、当市と南魚沼市を結ぶ主要地方道「大和焼野線」が通っていて、上越新幹線浦佐駅や関越自動車道、魚沼基幹病院へのアクセスが良く、年々交通量が増えています。また、三ツ山の「田毎の月」観賞会をはじめ、棚田の景観や旧枯木又分校の芸術祭作品、笠置キャンプ場のブナ林など、豊かな自然と魅力の多い地域でもあります。

今回の視察では、道路状況や雪崩の危険箇所の確認、地域の集出荷施設を訪問して、飛渡地区振興会の橋本会長や地域の皆さんにお話を伺ってきました。

また、この地区には、現在4人の地域おこし協力隊員が活動をしています。さらに、これまで活動をしていた隊員は、退任後もこの地区に定住をして、NPO法人やレストラン、農家民宿の開業など、引き続き地域の活性化に取り組んでいただき、大変ありがたく思っています。

市では、新水の地域内に住宅を複数人で共有して暮らす「シェアハウス」を整備する計画を進めています。地域の皆さんの元気が多くの人々を呼び込み、移住・定住につながっていくことを期待しています。

住民と懇談する関口市長。
関口市長が地区を視察している。

十日町市まちなかステージ竣工式 平成28年4月23日(土曜日)

4月23日、市民交流センター「分じろう」と市民活動センター「十じろう」の竣工式を行いました。春うららかな良き日に、大勢のご来賓からご臨席をいただき、竣工式を迎えたことを大変うれしく感じています。

これまでの歩みを振り返ると、平成25年に「十日町市中心市街地活性化計画」が国の認定を受けたことから始まり、「暮らす人」「訪れる人」「活動する人」を増やすことを目指して、市だけではなく、民間事業者やNPO法人、市民などによって様々な取組みが行われました。

 

この「分じろう」には、国宝火焔型土器を展示する文化歴史コーナーがあり、まちなかに大きな人の流れを生み出すキラーコンテンツになるものと期待しています。また、市民文化ホールの建設地にあった茶室を移築することで、きものが似合う空間にもなりました。多くの皆さんから「きもの」を着て、まちなかに出かけていただきたいと思います。 また、「十じろう」は、主に市民が活動するための施設です。発表用のギャラリーや陶芸などができるスペースを設えました。

愛称も公募によりかわいらしく親しみやすいものになりました。そして、これらの施設に魂を入れるのは、積極的にご活用いただく市民の皆さんです。

「十じろう」と「分じろう」が、今後も市民に末永く愛され、大勢の方からご活用いただけることを期待しています。

関口市長が壇上で話をしている。
関口市長と関係者たちがレッドカーペットの上でテープカットを行っている。

第15回縄文サミット(信濃川火焔街道連携協議会総会)(水曜日)

5月11日、信濃川火焔街道連携協議会の「第15回縄文サミット」に出席しました。この協議会は、火焔型土器に代表される縄文をキーワードに、信濃川流域の5市町(十日町市、新潟市、長岡市、三条市、津南町)で連携をして、地域振興や広域観光を推進しています。

昨年から、文化庁が認定する「日本遺産」に火焔型土器を申請する取組を進めていましたが、この4月25日に「なんだ、コレは!信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化」のタイトルで認定がされました。

この日本遺産の認定については、5市町でアイディアを出し合い、専門家のアドバイスもいただきながらストーリーに磨きをかけてきた成果だと感じています。

火焔型土器に代表される縄文時代の芸術性の高い精緻なものづくりの伝統は、日本人の中に脈々と受け継がれてきました。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、縄文文化を世界に発信することは、日本の国益につながるものと確信しています。

今回の認定をきっかけとして、火焔型土器の魅力をさらに磨き上げ、多くの観光客が訪れるような観光資源となるよう様々な取組を進めてまいります。

5月

松之山支所移転開所式 平成28年5月2日(月曜日)

5月2日、市役所松之山支所の新庁舎の開所式を行いました。

旧松之山支所は、昭和41年12月に完成して以来、およそ50年もの間、旧松之山町役場、旧松之山支所として使用してきました。その間、昭和56年・59年の豪雪や平成16年の中越大震災、平成23年の長野県北部地震など、度重なる災害に耐えてきました。

しかし、木造建ての庁舎の老朽化が著しかったことから、平成24年度から移転の検討を始め、耐震基準を満たしている保健センターに移転することを決定し、これまで準備を進めてきました。

新庁舎は、冷暖房システムにバイオマスボイラーと小型バイナリー発電設備をセットにした「コージェネレーションシステム」を導入して、省エネルギーかつCO2削減効果など環境に配慮しています。

松之山地域にお越しの際は、ぜひこの新庁舎にお立ち寄りください。市としても、この新庁舎とともに心を新たに、今後も市民が安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。

関口市長と関係者が松之山支所の看板を触っている。
庁舎内に人が訪れている。

第15回縄文サミット(信濃川火焔街道連携協議会総会)(水曜日)

5月11日、信濃川火焔街道連携協議会の「第15回縄文サミット」に出席しました。この協議会は、火焔型土器に代表される縄文をキーワードに、信濃川流域の5市町(十日町市、新潟市、長岡市、三条市、津南町)で連携をして、地域振興や広域観光を推進しています。

昨年から、文化庁が認定する「日本遺産」に火焔型土器を申請する取組を進めていましたが、この4月25日に「なんだ、コレは!信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化」のタイトルで認定がされました。

この日本遺産の認定については、5市町でアイディアを出し合い、専門家のアドバイスもいただきながらストーリーに磨きをかけてきた成果だと感じています。

火焔型土器に代表される縄文時代の芸術性の高い精緻なものづくりの伝統は、日本人の中に脈々と受け継がれてきました。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、縄文文化を世界に発信することは、日本の国益につながるものと確信しています。

今回の認定をきっかけとして、火焔型土器の魅力をさらに磨き上げ、多くの観光客が訪れるような観光資源となるよう様々な取組を進めてまいります。

関係者たちが火焔型土器を前に握手を交わしている。
関口市長が関係者の前で話をしている。

6月

証明書コンビニ交付サービス開始セレモニー 平成28年6月1日(水曜日)

6月1日より、住民票などの証明書を取得する新しいサービスが始まりました。これまで、証明書は市役所本庁舎または支所で取得できましたが、これからは全国のコンビニのマルチコピー機で取得することができます。

早速、私もマイナンバーカードを使って、コンビニで手続きを行ってみたところ、操作はとても簡単で、およそ2分程度で証明書が発行されました。このサービスは、全国どこのコンビニでも朝6時30分から夜11時までご利用いただけます。更には、市の窓口で交付するよりも50円安くなっていますので、ぜひ多くの市民からご利用いただきたいと感じました。

なお、このサービスを受けるには、ご自身のマイナンバーカードが必要です。また、ご利用できるコンビニは、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、セーブオン、サークルKサンクスの5店舗です。

多くの皆さんからマイナンバーカードを持っていただき、便利なサービスをご利用いただけることを期待しています。

コンビニのマルチコピー機で手続きを体験する関口市長。
マルチコピー機で発行された証明書を手にする関口市長。

新潟大学人文学部との包括連携協定調印式 平成28年6月23日(木曜日)

6月23日、市と新潟大学人文学部の包括連携協定の調印式を行いました。この連携協定では、新潟大学の教育研究活動へ市が協力に応じるとともに、その研究成果を活用して十日町市の魅力を一層高め、人材の育成に繋げることを目的としています。

新潟大学には、高度で多様な感性をもった学生が多く在籍し、膨大な情報と豊富な知識が集積されています。一方、十日町市には、地域固有の暮らしや先人たちが営々と築いてきた文化と歴史が広がっています。この両者が協力をして新たな価値を生み出すことで、教育や観光、まちづくりなどに大きく寄与できることを期待しています。また、この連携協定をきっかけとして、新潟大学人文学部の齋藤陽一学部長をはじめとした先生方、学生の皆さんと市民の交流が生まれることも楽しみにしています。

調印式の際、齋藤学部長は大地の芸術祭など様々な取組にチャレンジしている十日町市を「走るイメージ」と話してくれました。これからは、新潟大学と二人三脚で当市のまちづくりに邁進していきます。

記念撮影をする齋藤学部長と関口市長。
笑顔で記念撮影を行う齋藤学部長と関口市長。

7月

クロアチア代表U-17歓迎レセプション 平成28年7月11日(月曜日)

7月11日、国のホストタウン推進事業として市が交流を進めているクロアチア共和国とのキックオフイベント「クロアチア代表U-17歓迎レセプション」をホテルベルナティオで開催しました。会場は、クロアチア国旗や白赤市松模様ののぼり旗が飾られ、クロアチアカラー一色です。

当日は、駐日クロアチア共和国大使のドラジェン・フラスティッチ閣下からもご参加いただき、7月16日からの「国際ユースサッカー大会in新潟」に出場するクロアチア代表U-17チームの激励壮行も兼ねたイベントはとても盛り上がりました。

今後はスポーツ交流だけでなく、経済交流としてクロアチア産ワインを市内の飲食店や販売店などで取り扱っていただく取組も行います。また、秋には文化交流として、クロアチア料理を学校給食で提供する準備も進めます。さらに、9月にはクロアチアフェスタを開催し、「国際ご当地グルメグランプリ」でクロアチア料理が提供される予定です。

これからも、クロアチア共和国と当市の交流が作り上げたレガシー(遺産)を大切に繋いでいくことで、文化的・経済的な国際交流のさらなる発展に向けて邁進していきます。

会場内で起立する参加者たちと前方で挨拶をする関口市長。
関係者たちとミニチュアのサッカーボールを楽しむ関口市長。

第22回全国棚田千枚田サミット 平成28年7月14日(木曜日)・15日(金曜日)

7月14日、第22回全国棚田千枚田サミットに参加するため、佐渡市へ行ってきました。このサミットが新潟県で行われるのは今回で3回目となり、平成21年度には当市の松代地域で開催されています。

14日は、高校生や小学生による郷土芸能・合唱のオープニングから始まり、日本総合研究所の藻谷浩介氏による基調講演、分科会などが行われました。特に、高校生が披露する郷土芸能は目を見張るものがあり、佐渡市の文化が間違いなく若者に引き継がれていることに感銘を受けたところです。夜には500人以上が参加する交流会が盛大に開催されました。

翌15日には、コースに分かれて棚田の現地視察が行われ、私は小倉千枚田コースに参加しました。この棚田は、佐渡金銀山の発展により人口が急増したことから、山の斜面を開墾して作られたとのことです。水田一枚の奥行きは広くても3メートル程度で、田植えや稲刈りの大変さが伝わってきました。一方この棚田は、佐渡市で唯一のオーナー制度を導入していて、関東方面などから多くのオーナーが集まり、季節ごとの作業を楽しみ、汗を流しているそうです。

棚田での作業や維持には大きな労力が必要ですが、当市にもある棚田の素晴らしい原風景を後世に伝えていきたいと改めて感じました。

棚田の風景の写真。
棚田の中のあぜ道に関口市長が立っている。

クロステン首都圏営業所「Towako」オープン記念式典 平成28年7月23日(土曜日)

7月23日、友好交流都市のひとつである埼玉県和光市で、悲願のクロステン首都圏営業所「Towako」がオープンしました。

十日町市の魚沼産コシヒカリやへぎそば、妻有ポークなどの名産品を首都圏マーケットに直接売り込むことは、当市の最も重要な目標の1つでした。3年間の営業活動の成果も上がり、また国の地方創生加速化交付金を活用することで、満を持して営業所を開設することができました。

オープン当日、和光市からは松本市長や齋藤市議会議長をはじめ、地域の皆様からもご参加いただき、祝辞や花束のプレゼントなど、たくさんの激励をいただきました。

その後、和光市のご厚意で、和光市駅前広場で十日町市の物産販売やPRもさせていただきました。23日と24日の2日間で、約1,500人が来場され、コシヒカリやそばなどをご購入いただき、和光市の皆様の温かい応援に感謝の気持ちで一杯です。

この営業所の開設によって、首都圏の皆様に十日町市の名産品を広く発信し、ひとりでも多くの十日町ファンが増えることで、当市の農業や観光業などの振興に繋がっていくことを期待しています。

和光市に訪れた際には、ぜひTowakoにお立ち寄りください。

整列して記念撮影をする関係者たち。
花束を手にお辞儀をする関口市長。

8月

田川・晒川災害復旧助成事業竣工式 平成28年8月7日(日曜日)

真夏の日差しがとても厳しい8月7日に田川・晒川災害復旧助成事業の竣工式に出席しました。

平成23年7月の新潟・福島豪雨により、十日町市は大きな被害を受け、特に田川・晒川の沿川では、宅地の浸食や浸水など、甚大な被害が発生しました。これに対して河川管理者の新潟県は、災害復旧と河川整備を併せて施工する事業を進めてきました。

この事業では、河川断面を大きくし、流下能力を高めるための整備としして、田川ではコンクリートブロック護岸の築造と川幅を広げる工事を行い、晒川では河床を掘り下げる工事が行われました。

そして、昨年8月に田川橋が完成したことに続き、今年の8月までにすべての工事が完了したことから、新潟県知事や国会議員をはじめ、国や県の関係機関、地元住民などが参加する竣工式が行われました。

新しく生まれ変わった田川・晒川では、災害に強い河川となったことに加え、新たに監視カメラが設置されるなど、ハードとソフトの両面から防災体制が格段に強化されたことをとても嬉しく感じています。

今回の竣工式に参加したことで、いつ発生するかわからない自然災害に備え、今後も防災対策を充実させるとともに、自主防災組織の活動支援や地域コミュニティ活動の推進など、災害に強いまちづくりに全力で取り組んでいくことを改めて誓いました。

紅白幕の前で話をする関口市長。
整備された側溝の様子。

第10回清津川・川っぺり音楽祭 平成28年8月14日(日曜日)

8月14日、川風に吹かれながら心地よい音楽を楽しめる「第10回 清津川・川っぺり音楽祭」に参加しました。今年の音楽祭は、10周年を記念して、これまでなかさと清津スキー場で実施していた野外コンサート「清津高原サマーフェスティバル」と合わせての開催でした。

「中里中学校吹奏楽部」による演奏からはじまり、ジャズグループバンドの「古沢和良グループ」のムードある演奏、そして特別ゲストとして出演していただいたフジロック出演アーティストの「渋さ知らズ」によるパワー溢れる音楽やダンスパフォーマンスなど、イベントはとても盛り上がりました。

会場となった清津フレッシュパークは、芝生の緑と清津川の清流の美しい景観やディスクゴルフやバーベキューなど、大人から子どもまで楽しめる河川公園として市内外から多くの観光客が訪れます。

今後も当市が有する自然豊かな里山を活かしたイベントが地域に愛されながら、ますます盛り上がることを期待しています。

会場前方で関口市長が話をしている。
参加者たちがステージでパフォーマンスを行っている。

9月

2016リオデジャネイロ五輪女子レスリング凱旋報告会 平成28年9月9日(金曜日)

9月9日、「2016リオデジャネイロ五輪女子レスリング凱旋報告会」をキナーレで開催しました。会場は、約2,000人の皆さんで選手たちの活躍を祝福しました

今回の報告会には、リオデジャネイロ五輪で金メダル4個、銀メダル1個の快進撃を見せたレスリング女子日本代表選手団が全員集まりました。選手の皆さんは「市民の皆さんのおかげでメダルが取れた」と語り、大きな拍手を浴びていました。

吉田選手らは口々に「十日町のおいしいご飯を食べて、厳しい坂道で練習して強くなれた」と支援に感謝するとともに「東京五輪に向かって頑張りたい」と次の目標へ向けて決意を語っていました。

女子レスリング選手の皆さんが世界の大舞台で活躍する姿は、十日町市民に深い感動と勇気、そして明るい希望を与えてくださいます。

これからも日本女子レスリング界発展のために活動されることを市民一同、心より願っています。

ステージ上で選手に言葉をかける関口市長。
ステージ上に整列して記念撮影をする選手と子供たち。

10月

樋口政幸選手2016リオパラリンピック凱旋報告会 平成28年10月18日(火曜日)

10月18日、「樋口政幸選手2016リオパラリンピック凱旋報告会」を千手中央コミュニティセンターで開催しました。会場には、樋口選手の出身地である吉田地区の皆さんをはじめ、多くの市民からお集まりいただきました。

樋口選手は、リオデジャネイロパラリンピック競技大会の車いす陸上競技で、これまでの日本人最高位となる5000メートル4位、1500メートル8位入賞を達成されました。樋口選手が「市民の皆さんの応援で頑張ることができた」と感謝の言葉を語ると、会場からは大きな拍手が鳴り響き、地元からの期待の大きさと喜びが伝わりました。

今後の競技生活については、「この1、2年で自分が世界一になれるか見極めていきたい」と語っていました。

世界中の人々に大きな感動と勇気、そして明るい希望を与えくれる樋口選手の今後のご活躍を、市民一同心より願っています。

ステージ上の樋口政幸選手と関口市長。
ステージ上に整列して記念撮影をする樋口政幸選手と関係者たち。

バイオマス産業都市認定証授与式 平成28年10月20日(木曜日

10月20日、農林水産省でバイオマス産業都市の認定証授与式が行われました。

バイオマス産業都市は、平成25年度から関係7府省(内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省)が共同で推進しています。

当市は、昨年度に策定した第二次総合計画の未来戦略として、バイオマス産業都市構想を策定しました。この構想では、市内で使用する総電力量の30%を再生可能エネルギーで創出し、そのうちの20%はバイオマスエネルギーによる創出を目標としています。

この構想の実現性が高く評価され、このたび認定証を授与いただきました。礒崎(いそざき)農林水産副大臣から認定証を授与いただき、市のエネルギー政策の実現に向けて、大きな励みになるものと感じました。

今後、市では、さらなる再生可能エネルギーの創出と森林の整備・保全を進め「選ばれて 住み継がれるまち とおかまち」を目指してまいります。

認定証を手に記念撮影をする関口市長。
認定証を手に挨拶をする関口市長。

条小学校校舎改築竣工記念式典 平成28年10月22日(土曜日)・川西中学校校舎竣工記念式典 平成28年10月23日(日曜日)

10月22日に中条小学校、翌23日に川西中学校の新校舎の竣工記念式典がそれぞれ行われました。

中条小学校では、笹山縄文太鼓の力強い演奏と児童全員から歌のプレゼントがあり、川西中学校では、生徒代表から新しい校舎を大切にし、自分たちの夢に向かって努力していくという想いの言葉がありました。

両校の新校舎は、耐震構造の建物となり、床や壁材には木材を積極的に使用したことでぬくもり溢れる内装となっています。

市が基本方針の一つに掲げる「人にやさしいまちづくり」を実現させるためには、未来の十日町市を担う子ども達の「教育環境の整備」と「安全・安心な学校づくり」が重要です。今回は、目に見えない「安全・安心」となる土台をしっかりと支えるために耐震化を行いました。

児童・生徒達には、この新校舎でこれからも学習や運動に励み、たくさんの友達との友情を深めながら、新たな歴史を刻んでいってほしいと思います。

なお、両校の竣工によって、市内小中学校の耐震化率は95.9%となり、今年度末には100%となる予定です。今後も、子ども達が十日町市を愛し、自立して社会で生きることができるよう、学校教育の充実に力強く取り組んでまいります。

会場前方で太鼓のパフォーマンスが行われている。
木材が多用されたぬくもり溢れる校舎内の様子。

東日本大震災被災自治体視察 平成28年10月24日(月曜日)・25日(火曜日)

10月24日、東日本大震災の復興状況を視察するため、2年ぶりに宮城県石巻市を訪問しました。石巻市には、3年前から職員を派遣し、復興のお手伝いをしています。

道中、福島第1原発事故により帰還困難区域となっている浜通りを経由し、5年以上放置されたままの農地や静まり返った住宅地域を車窓から目の当たりにしました。また、居住制限が一部解除された地域では、懸命の除染作業が今も行われていて、改めて事故の影響の大きさを実感しました。

25日は、派遣職員の激励と亀山石巻市長にお会いし、震災の復興状況を伺うとともに、昨年リニューアルオープンした世界最大級の魚市場や新たに整備された広大な住宅地などを視察してきました。

なお、石巻市では、大地の芸術祭に深くかかわっている北川フラムさんや小林武史さんらが中心となり、来年の夏に芸術・食・音楽の総合祭「Reborn‐ArtFestival 2017夏」が計画されています。大地の芸術祭の取組が東日本大震災復興の参考になっているとお聞きし、とても嬉しく感じるとともに、被災地の復興がさらに進み、来夏の祭典が大いに盛り上がることを期待しています。

亀山石巻市長と関口市長が懇談している。
建物内の様子。

11月

外国人特派員協会PRイベント「日本一の豪雪地・新潟県十日町市の夕べ」 平成28年11月2日(水曜日)

11月2日、当市の魅力を全国にPRするため、外国特派員協会ホールで「日本一の豪雪地・新潟県十日町市の夕べ」を開催しました。

世界各国の記者が集まる外国特派員協会に招かれることは、とても名誉なことです。

当日は、約120名の会員が集まり、このイベントに対する期待の高さが伺えました。私からは、きもの文化や食など、十日町市の魅力を最大限にPRするとともに、会員の皆様には地元料理やお酒を堪能いただきました。

参加者からは「素晴らしいイベントで、途中で席を立つ人がいなかった」と称賛の声をいただき、英語でのプレゼン発表や着物ショーの催しなど、入念な準備を重ねてきたことが功を奏したものと感じています。また、市民や地元企業の皆さんからも心のこもったおもてなしにご尽力をいただき、大変ありがとうございました。

なお、イベント後には、協会から当市に対して「名誉会員証」を贈呈いただきました。とても光栄なものであり、当市が行っている取組の大きな自信に繋がります。

これからも当市の素晴らしさを積極的に全国へ発信することで、「怒涛の人の流れ」を呼び込めるよう、観光誘客に繋がる取組を力強く進めてまいります。

関口市長が壇上で話をしている。
着物やドレスを着た関係者たちが整列している。

十日町市除雪隊出陣式 平成28年11月7日(月曜日)

11月7日、松代支所駐車場で除雪隊出陣式を行いました。

この出陣式は、本格的な除雪シーズンを前に除雪車と運行管理タブレットの引き渡し行うとともに、除雪業者の皆様を激励するものです。

除雪作業は、通勤や通学の時間帯に間に合わせるため、早いときには深夜2時頃から始めるなど、大変過酷な作業です。こうした除雪業者の皆様の努力おかげで、私たちは冬の安全・安心な暮らしができています。

また、当市の除雪技術はとても高く、平成26年2月に埼玉県秩父地域へ除雪支援活動を行った際にも高く評価され、多くの方々から感謝の言葉をいただき、たいへん誇らしく感じています。

市では、除雪対策はもちろんのこと、こうした高い除雪技術が次の世代にしっかりと引き継がれ、豪雪地であっても住みやすい「選ばれて 住み継がれるまち とおかまち」の実現に向けて取り組んでまいります。

晴天の下、大勢の関係者たちが整列している。
会場前方で作業員と関口市長がお辞儀をしている。

早稲田大学講演会 平成28年11月16日(水曜日)

11月16日、早稲田大学からの招待で講演を行ってきました。

当市と早稲田大学は、松代セミナーハウスを拠点として、昭和53年から毎年大勢の学生たちが訪れ、交流を深めています。

今回、この松代セミナーハウスで行った農山村体験学習の「成果発表会」と「地域連携と地域競争力講座」で講演を行うため早稲田大学を訪問しました。

成果発表会では、今年の春と秋に松代の蒲生地区で行った実習のまとめを聞き、その後の地域連携と地域競争力講座では、約80人の学生の皆さんに「2周遅れのトップランナーの地方創生」と題した講演を行いました。20年前から大地の芸術祭による地方創生という前例のない挑戦を始めたこと、全国に先駆けた地域おこし協力隊の取組、お試し移住のためのシェアハウス整備など、移住定住を推進する様々な取組を紹介しました。

学生の皆さんは、地域おこし協力隊への関心が高かったため、今後は大地の芸術祭などの取組も強く発信していかなければならないと感じたところです。

今回の訪問により、さらに多くの早稲田大学の皆さんが当市を訪れて、交流が深まることを期待します。

関口市長がスライドを用いて講演を行っている。
多くの参加者たちが着席して聴講している。

SL飯山線ロマン号十日町駅出発セレモニー 平成28年11月19日(土曜日)

11月19日と20日、SL飯山線ロマン号出発セレモニーを十日町駅で行いました。

今回のSLは、実に44年ぶりとなる長岡駅から飯山駅までのおよそ100キロメートルの運行となり、市内沿線でその雄姿を見ることができました。

この日を待ち望んでいた多くの市民やきもの女王、きもの姿の十日町総合高校の生徒たちと一緒にSLの到着を心待ちにし、SLが十日町駅に到着した際には、大きな感動を味わうとともに、盛大に出迎えました。

19日の出発セレモニーでは、米山新潟県知事をはじめ、JR東日本旅客鉄道株式会社弭間新潟支社長など、大勢の来賓からご参加いただき、テープカットとともに出発の合図を行うと、SLは終点長岡駅まで聞こえるような汽笛を上げながら、元気いっぱい走り出していきました。この悠々とした姿と心地よい汽笛の音色に昔を思い出し、当時の面影に懐かしんでいる市民も大変多かったことでしょう。

飯山線に再びSLの雄姿が帰ってくることを思い描き、継続的なSL運行の実現に向けて取り組んでまいります。

関係者たちがレッドカーペットの上でテープカットを行っている。
ホームに大勢の人々が集まっている。
煙を出しながら走行するSLの横で関係者たちが手を振っている。

12月

ディスカバー農山漁村の宝選定証授与式・交流会 平成28年12月2日(金曜日)

12月2日、首相官邸でディスカバー農山漁村の宝の選定証授与式が行われました。

ディスカバー農山漁村の宝は、全国の農山漁村が地域の活性化や所得向上のために取組む事例の中で、特に優良なものが表彰される名誉ある賞です。全国769地区の応募の中から、「大地の芸術祭の里」の取組が優良事例の30地区の1つに選定いただきました。たいへん嬉しく感じるとともに、芸術を活用した地方創生のパイオニアとして、大きな自信となりました。

授与式では、山本農林水産大臣から選定証を授与いただきました。その後に開催された交流会では、安倍総理をはじめ、菅官房長官、山本内閣府特命大臣も出席されました。芸術祭による地域活性化という手法に対して、安倍総理からは熱心に耳を傾けていただきました。また、当日は芸術祭オリジナルブランド「ROOOOTS商品」を紹介させていただき、中でも原酒カステラやおからの焼きかりんとうなどは、参加者からご好評をいただきました。

大地の芸術祭は、この地域に住む皆さんが熱心に取組み、育ててきた、まさに「里山の宝」です。引き続き、市民の皆さんと協働しながら、「活力ある元気なまちづくり」の実現のため邁進してまいります。

会場内に整列して記念撮影をする大勢の関係者たち。
関係者たちと懇談する関口市長。

東京国立博物館・國學院大學博物館視察 平成28年12月15日(木曜日)

12月15日、東京国立博物館と共同研究を進めている当市の「国宝・火焔型土器」と「王冠型土器」の非接触型3次元計測とX線CT計測の学術調査が行われるため、教育長と共に視察してきました。

非接触型3次元計測とは、直接土器に触れることなく、凹凸(おうとつ)を調べるものです。X線CT計測は、病院のCTスキャンと原理は同じもので、東京国立博物館の地下3階にある大きな鉛で密閉された部屋で測定しました。

断層計測をすることで、火焔型土器は鶏頭冠突起の作り方が推察できるなど、学術的にとても貴重な情報を得ることができました。このことは、平成32年オープン予定の新十日町市博物館の素晴らしい展示の1つにできるものと確信しています。

その後、國學院大學博物館へ移動し、「火焔型土器のデザインと機能 Jomonesque Japan 2016」特別展の視察もしてきました。

この特別展では、当市の国宝・火焔型土器や土偶などを含む約70点が展示されています。また、新潟市・長岡市・三条市・津南町の火焔土器が一堂に会する企画は初めてのことです。このように、東京近郊にお住まいの多くの方々から火焔型土器を通じて当市を知っていただけることをとても嬉しく感じています。

これからも、自治体や団体などと連携して火焔型土器をはじめとする縄文文化を世界へ向けて発信してまいります。

火焔型土器を見つめる関口市長。
火焔型土器の展示を観覧する関係者たち。

十日町市ビジネスコンテスト 平成28年12月17日(土曜日)

12月17日、十日町市ビジネスコンテスト2016(通称「トオコン」)を開催し、会場には120人以上の方々からお越しいただきました。

今回で7回目を迎えたトオコンは、創業部門・第二創業部門・学生部門の3部門合わせて59件のビジネスプランの応募があり、書類審査を通過した10件が、本選会となる公開プレゼンテーションに臨みました。

本選会に出場した皆さんのプランは地域資源の活用方法や地域課題の解決など、様々な視点でしっかりと研究されていて、とても完成度の高い内容に感じました。

最優秀賞には、山岸裕一さん(創業部門賞)の「「食」と「田舎」を追求した小さな旅館再生ビジネス」が受賞しました。このプランは、後継者がいないなどの理由で事業継続が難しい小さな旅館から施設を賃貸して、「限定×本物」をキーワードに「地元の食材・酒」や「空間」などを使った本物志向の顧客をターゲットに収益を上げるもので、小さな旅館同士の共存とつながりを目指しています。

また、今回から新設した女性起業家賞では、高木千歩さんが第二創業部門賞とともに受賞に輝きました。今後、これらのプランが事業化にしっかりと結びつくよう、専門家によるフォローなどのバックアップを行ってまいります。

市では、活力ある元気なまちづくりの実現に向け、今後も起業にチャレンジしやすい環境と若者や女性がさらに活躍できる環境づくりに積極的に取り組んでまいります。

発表を聞く関口市長。
ステージ上に整列して記念撮影をする関係者たち。

女子レスリング伊調馨選手の国民栄誉賞受賞を祝う会 平成28年12月20日(火曜日)

12月20日、日本レスリング協会などが主催する「伊調馨選手の国民栄誉賞受賞を祝う会」に、女子レスリングの活躍を支えている市内関係者の皆さんと共に出席してきました。

祝う会では、全日本女子レスリング十日町後援会の馬場文之会長と十日町商工会議所きもの部会の青柳安彦会長と共に、十日町産のきもの「振袖一式」と「訪問着一式」の目録を贈呈しました。

伊調選手からは、贈呈したきものを着用していただき、金箔や刺しゅうに彩られた美しい振袖が、祝賀ムードを盛り上げました。また、あいさつの中で「国民栄誉賞を受賞して嬉しかったことは、こうして良いきものをいただけたこと」とユーモアを交えてお話をしてくれました。

当市にある桜花レスリング道場で研鑽を積んでこられた伊調選手が国民栄誉賞という最高の栄誉に輝かれたのはもちろんのこと、その受賞を祝う晴れの舞台を十日町市のきもので彩を添え、ご本人からもお喜びいただいたことは、これ以上ない喜びであり、十日町市民にとっても最高の栄誉だと感じています。

伊調選手の今後更なる活躍を期待するとともに、市でも、十日町産のきものが世界に向けて発信できるようにしっかりと取り組んでまいります。 

着物姿の伊調馨選手を囲んで記念撮影をする関係者たち。
会場前方で伊調馨選手と関口市長が向き合っている。

1月

平成28年度下水道に関する意見交換会 平成29年1月11日(水曜日)

1月11日、新潟県庁で行われた下水道に関する意見交換会に出席してきました。

この会は、毎年、国土交通省が地方ブロックごとに下水道事業についての様々な課題解決や各自治体の下水道事業の取組を意見交換するものです。

当日は、国土交通省下水道部幹部の皆様をはじめ、北陸地方整備局建政部長、新潟県、富山県、石川県、そして今年度は佐渡市長、入善町長、珠洲市長も出席され、施設の老朽化に対する更新費用の増大や人口減少による処理水量の減少に伴う収入不足など、多岐にわたり下水道事業の課題について活発な意見交換がされました。

市からは、下水熱を利用した空調や道路融雪に活用する取組を紹介させていただき、参加された皆様から高い評価をいただきました。今後、老朽化した施設の改築や経営の健全化などに取り組み「安全・安心なまちづくり」の実現に向けてまい進してまいります。

会場内に関係者たちが着席している。
関係者たちがスライドを見ながら協議している。

スキー選手権大会クロスカントリー競技 開会式 平成29年1月26日(木曜日)

1月26日、公益財団法人全日本スキー連盟が主催する第95回全日本スキー選手権大会クロスカントリー競技の開会式が開催されました。

会場の千手中央コミュニティセンターには、約180名の選手・コーチが集まり、168名を代表して、当市出身のソチ冬季オリンピック日本代表の宮沢大志選手が力強く選手宣誓をされました。

当市での開催は2年ぶり5回目となり、日本トップクラスの選手たちが国際スキー連盟公認の吉田クロスカントリー競技場で白熱したレースを繰り広げることは、とても嬉しいことです。

そして来年には、いよいよ韓国平昌冬季オリンピックが開催されます。本大会の出場選手の中から世界に向けて羽ばたく選手が誕生することを期待しています。

市では引き続き、市民の健康増進や体力づくりが気軽にできる環境づくりはもとより、スポーツ施設の整備や、全国あるいは国際レベルの大会の誘致などを進め、競技スポーツの向上やスポーツを契機とした様々な交流に取り組んでまいります。

関口市長が壇上で話をしている。
壇上で宮沢大志選手が選手宣誓をしている。

所得税確定申告の電子申告体験 平成29年1月30日(月曜日)

1月30日、所得税の確定申告を前に、国税庁が推進しているインターネットを活用した電子申告(e-Tax)のPR企画として、津南町長と共に参加してきました。

確定申告書の作成は難しいというイメージを持つ方が多いと思いますが、最近では国税庁のホームページから簡単に作成できます。実際に電子申告を体験してみたところ、入力操作は驚くほどスムーズで、およそ15分で確定申告書を作成することができました。

マイナンバーカードをお持ちであれば、自宅のパソコンで申告手続きを完了することもできます。このマイナンバーカードは、今回の電子申告や昨年6月から開始した証明書コンビニ交付サービスなど、大きな利便性が期待できるものです。

2月16日から始まる確定申告の機会にマイナンバーカードを作成していただき、便利な電子申告などをお試しください。市としても、マイナンバーカードを活用したサービスの充実に努めてまいります。

関口市長がイータ君の横に座っている。
関口市長が関係者から説明を受けている。

2月

せんだ元気ハウス竣工式 平成29年2月3日(金曜日)

2月3日、せんだ元気ハウスの竣工式を行いました。

せんだ元気ハウスは、過疎高齢化による農業の担い手不足を解決するため、住民の皆様からご協力をいただいて策定をした地域再生計画が、内閣府の認定を受けたことから、地域活性化事業の核施設として建設されました。

この施設が建設された道の駅「瀬替えの郷せんだ」は、平成27年1月に国土交通省の「重点道の駅」として認定を受けるなど、柏崎市と当市を結ぶ重要なサービスエリアです。宿泊ができるせんだ元気ハウスでは、Iターン留学生などを積極的に受け入れ、新規就農や祭りなどの交流することで、農業の担い手や伝統の承継、あるいは定住につながるような取組が展開されます。

今後、この施設が里山における地域活性化の先進地となることを期待しています。

関口市長が大きな金色の鍵を持って記念撮影している。
施設の外観。

農かレストラン「そばの郷 Abuzaka」竣工式 平成29年2月25日(土曜日)

2月25日、市内南鐙坂の農家レストラン「そばの郷 Abuzaka」の竣工式に参加してきました。

このレストランでは、新潟県のそばの奨励品種「とよむすめ」を使用した「へぎそば」や地元の野菜、山菜をふんだんに揃えた惣菜など、十日町の食材を楽しめます。私も竣工式の後、早速いただきました。

長年地元で食されてきたゼンマイや車麩とニシンの煮物などの伝統料理をはじめ、そば豆腐やそば粉入りがんものおろし煮、そばドーナツとジェラートなど、どれも斬新な発想と調理法がプラスされていました。また、そばとコーヒー豆をブレンドした「十日町コーヒー」もそばの香りが感じられ、コクと深みのある味でした。今後は、妻有ポークのジャーキーや雪下ニンジンジュースも提供されるとのことです。

この農家レストランの開業にあたり、市では、農業者の冬期の所得と雇用の確保を目的とした「冬期アグリビジネスチャレンジ事業」により支援してきました。こうして、十日町らしい温かみのある農家レストランがオープンできることをとても嬉しく感じています。

今後も、この地域で頑張る農家の皆さんのため、6次産業化の推進や新規就農者への支援など積極的に行ってまいります。

建物の前で6人の関係者がテープカットを行っている。
関口市長が料理を試食している。

セブンイレブン・ジャパンとの協定締結式 平成29年2月27日(月曜日)

2月27日、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンと「十日町市あんしん見守り活動に関する協定」を締結しました。

この協定は、高齢者や障がいをお持ちの方、子ども達など、支援を必要とする方を見守り、住み慣れた地域で安心して暮らせる地域づくりを目的としています。

市内のセブンイレブン11店舗が行う配達などの日常業務で、高齢者などに「どことなく様子がおかしい」と異変を察知した場合、速やかに市に連絡をいただくことで、早期に対応することができます。このような協定の締結は、県内の自治体では当市が初めてです。

現在、当市では高齢化が進み、一人暮らしの高齢者は約1850人います。この見守り協定が締結できたことは、市が掲げる基本方針の一つの「人にやさしいまちづくり」の一助となるものであり、とても嬉しく感じています。

市では、引き続き、市民一人ひとりが安心して暮らせるまちづくりをしっかりと進めてまいります。

関口市長が関係者と握手を交わしている。
関口市長と関係者たちが記念撮影をしている。

3月

サービス付き高齢者向け住宅ヴィラあかし竣工式 平成29年3月22日(水曜日)

3月22日、サービス付き高齢者向け住宅「ヴィラあかし」竣工式に出席してきました。

このヴィラあかしは、第6期介護保険事業計画の施設整備事業の1つとして建設された施設で、部屋数は49室あり、60歳以上の方であればどなたでも入居することができます。また、お住まいになるお年寄りの安否確認や生活相談のほか、介護が必要となった方のケアプランに沿った日常生活の支援・介護など、様々な介護保険サービスを受けることもできます。

なお、この施設では、市内で初めて介護スタッフが常駐するとのことで、とても安心のできる施設だと感じました。

このように、お年寄りの皆様が住み慣れた地域で自分らしく過ごせる基盤が整ってきていることを、とても嬉しく感じています。

市でも「地域で支え合う福祉のまち」を実現するための取組や支援を行うとともに、多くの市民が笑顔で過ごせるまちづくりに向かって邁進してまいります。

花が飾られた壇上に関口市長が立っている。
施設の外観。

コモ市職人養成学校生徒一行の市長表敬訪問 平成29年3月28日(火曜日)

3月28日、当市の姉妹都市であるイタリア・コモ市から、日本食を学びに来日された、とても若々しい料理研修生2名と、研修生が在籍する職人養成学校「チェントロ・フォルマチオーネ・プロフェッシオナーレ」理事のシルヴィオ・ペベレッリさんとご家族・ご友人が来訪されました。

昨年10月に「へぎそば」をテーマとして、当市のそば打ち職人などの料理人がコモ市を訪問した際、「十日町市にも来ていただきたい」とメッセージを伝えたところ、すぐに応えていただき来訪が実現したものです。

2名の研修生は、約50日間、市内のホテルや飲食店で当市の郷土料理などの和食の研修に励みます。

十日町市とコモ市は、姉妹都市提携を結んで以来41年にわたり、親善・友好を育んできました。食をテーマに若い世代の交流が新たに生まれたことに感謝し、2人の研修生のこれからの奮闘を激励しました。

また、コモ県調理師協会の代表として、ミラノにあるミシュランガイド掲載レストランのオーナーシェフのレオナルド・ブオッゾさんも来訪されました。ブオッゾさんからは、当日の夜に開催した歓迎パーティーでイタリア・ロンバルディア州の郷土料理によるディナーを市民に振る舞っていただきました。

両市の郷土料理を通じて、お互いの文化を学び、交流が深めることができたことをとても嬉しく感じています。また、「食」は、国や地域を超え、あらゆる人が仲良くなれるテーマなのだと改めて感じました。

今後、十日町市とコモ市の食文化による相互交流が更に発展することを期待するとともに、来訪された皆さんの十日町市での研修が充実したものとなるよう願っています。

両国の国旗を前に記念撮影をする関係者たち。
懇談中の関係者の様子。

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総務部 企画政策課 秘書係

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