公務レポート 平成29年10月

更新日:2021年04月01日

奥能登国際芸術祭2017(平成29年10月13日(金曜日)~14日(土曜日))

 石川県輪島市で開催された北信越市長会総会の後、能登半島先端にある珠洲市で開催中の「奥能登国際芸術祭2017」を視察してきました。

 この芸術祭は、地域活性化を目指して今回初めて開催されているもので、泉谷満寿裕珠洲市長を実行委員長として、大地の芸術祭の総合ディレクターも務める北川フラムさんが手掛けています。

 39組のアーティスト作品が、能登半島の海や山、平成17年廃線の「のと鉄道能登線」、古民家などを活用して展示され、10エリアにコンパクトにまとまって点在しているため、まち歩きをしながら鑑賞できる見やすい芸術祭だと感じました。また、13日の夜には、馬緤町で行われているキリコ祭りの見学、そして自宅に友人等を招いてご馳走をもてなす「よばれ」という風習を体験しました。午後9時頃から始まった祭りでは、「御神燈キリコ」が街中を練り歩きました。

 地元の方に今回の芸術祭の話を伺うと「この能登半島の先端にこれだけ多くの人たちが来たことは近年なく、街中を歩く人も増えて、芸術祭は大成功だと思う。」と、とても喜んでいるのが印象的でした。

 当市では、津南町と一緒に「大地の芸術祭」に取り組んでいますが、来夏には、いよいよ「アートトリエンナーレ2018」を開催します。全国各地で行われている芸術祭のパイオニアとして、この越後妻有に多くの人たちから訪れていただけるように、しっかりと準備を進めてまいります。

奥能登国際芸術祭2017出展作品「船首方位と航路」を観覧する市長の写真

海岸にある「船首方位と航路」(アローラ&カサルディージャ)

奥能登国際芸術祭2017出展作品「小さい忘れ物美術館」を観覧する市長の写真

廃駅を活用した「小さい忘れもの美術館」(坂口龍夫)

奥能登国際芸術祭2017出展作品「静かな海流をめぐって」を観覧する市長の写真

古民家を使った作品「静かな海流をめぐって」(金沢美術工芸大学)

夜の街中を練り歩く巨大なキリコの写真

大きな「御神燈キリコ」が動く姿は圧巻でした。

小中一貫校まつのやま学園開校等記念式典 平成29年10月15日(日曜日)

 今年度からスタートした、市内で初の小学校中学校併設型小中一貫校「まつのやま学園」の開校記念式典に出席しました。また、今回は松之山中学校の新しい校舎の竣工と、創立70周年の記念式典も併せて行われ、お祝いムード満載の式典となりました。

当日は、学園の開校に対して物心両面で多くのご支援をいただいた東京松之山会や旧学校区の校友会の皆様も多数参加され、学園の門出に熱いエールを送っていました。また、それに力強く応えるように全校児童生徒91人が息の合ったお礼の言葉を響かせ、会場全体に大きな感動が広がりました。

 まつのやま学園では、学園生活9年間をホップ期(1~4年生)、ステップ期(5~7年生)、ジャンプ期(8~9年生)と位置づけ、各期に適した教育プログラムを実践しています。また、学区外の入学も可能で、地域文化等を学習する「まつのやまタイム」、英語教育を推進する「E+タイム(イータイム)」という特色ある教育に取り組んでいます。

 久保田学園長は、地域の宝である子ども達を全教員が一丸となり、責任を持ってお預かりする決意を示されました。まつのやま学園のこれからの成長に大きな期待が膨らむ式典でした。

記念式典にて祝辞を述べる市長の写真

お祝いの挨拶をしました。

全校児童生徒による「お礼の言葉」の披露風景の写真

全校児童生徒によるお礼の言葉が披露されました。

清津川フレッシュパーク景観照明点灯式(平成29年10月27日(金曜日))

 清津川フレッシュパークで進められていた「景観照明設置プロジェクト」のライティング設置が10月27日に完成し、点灯式に出席しました。

 このプロジェクトは、幼少期を旧中里村上山で過ごされた吉楽弘さんが「故郷に恩返しをしたい」という想いから始まったもので、景観照明の世界的第一人者であるジャネット・レノックス・モイヤー氏が日本で初めて開催する「ILLI国際環境照明研究所集中講座」という形で実現しました。

 吉楽さんはアメリカ・カリフォルニア州在住の照明設計デザイナーで、このプロジェクトへご自身の会社からLED照明器具約350個をご寄附されました。点灯式には、ノーベル物理学賞を受賞した経歴を持つ中村修二氏やレインボーブリッジの照明を手掛けた石井幹子氏らからもメッセージが寄せられるなど、LEDの世界でも大きな期待が寄せられていることを感じました。

 このライティングは降雪期を除き、毎日、午後5時から午後10時まで点灯され、季節によって様々な夜の景観を演出します。吉楽さんの“ふるさと中里への恩返し”というご厚意に感謝するとともに、清津フレッシュパークが新しい夜の観光名所となることを期待しています。

暗闇の中で景観照明が点灯した、清津川フレッシュパークのライティング風景の写真

ライティングされた清津川フレッシュパーク

吉楽氏およびモイヤー女史と記念撮影に応じる市長の写真

吉楽さん、モイヤーさんと記念撮影

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