公務レポート 令和2年11月

更新日:2021年04月01日

小規模多機能型居宅介護事業所「ゆいテラスやまや」竣工式 11月28日(土曜日)

 小規模多機能型居宅介護事業所「ゆいテラスやまや」のオープニングセレモニーに出席しました。

 「ゆいテラスやまや」は、元JA十日町吉田支店を改修し、「通い」や「短期宿泊」、そして自宅への「訪問」を組み合わせた介護サービスの提供施設として開設されました。運営される社会福祉法人やまびこの根津理事長は、「地域のご要望もあり開設することになった。地域の方と手を携えながら運営していきたい。」と、地域福祉を支える施設としての思いを話されていました。

 また、オープニングセレモニーでは、シンボルであるテラスで吉田小学校、吉田中学校の児童・生徒による太鼓や音楽の演奏が披露されるなど、工夫と温かみのある華やかな式典となりました。

 「ゆいテラスやまや」が、利用される高齢者とそのご家族を支えるとともに、地域の助け合いや協力の輪でつながり、末永く愛される施設となることを期待しています。

竣工式のセレモニーにて挨拶を述べる市長の写真

セレモニーにてあいさつを行いました。

竣工式にて来賓と共にテープカットを行う市長の写真

ご来賓の皆様とテープカットを行いました。

松之山地域の天水田視察 11月27日(金曜日)

 松之山黒倉集落の天水田を視察しました。

 天水田は、用水の確保が難しいことから、田んぼに降る雨水を溜めて稲作を行っています。

 集落の方からは、干ばつが続くとすぐに水が足りなくなることから、ため池整備が効果的であることや、中山間地域で行う耕作のご苦労話も伺いました。

 また視察には、元地域おこし協力隊の横山さんも参加してくれました。任期終了後も黒倉集落に残り、耕作を行いながら集落の一員として活性化に取り組んでくれていることを大変嬉しく感じました。

 一方で、黒倉集落は、全域が地すべり区域に指定されているため、ため池整備には制限があることから県との協議が必要な場合があります。中山間地域で頑張っている皆様に対して、どのような支援ができるか、引き続き検討してまいります。

松之山黒倉集落の天水田を視察する市長の写真

天水田について視察しました。

市長とふれあいトーク 11月26日(木曜日)

 中仙田・田戸集落の皆さんと、まちづくりについて意見交換を行う「市長とふれあいトーク」を実施しました。

 この事業は、地域自治組織や集落など、市民の皆さんと直接語り合う場として平成21年度の市長就任時から続けているもので、この日で284回目の開催となりました。

 ご参加いただいた中仙田・田戸集落の16人の皆さんからは、集落存続に関するお悩みのほか、農業経営についてのご意見や道路整備に関するご要望などを伺うことができ、貴重な意見交換の場となりました。また、「今日、市長さんのお話を直接聞いて、自分でも何かできるのではないかと勇気をもらいました」と、私自身の励みにもなる、ありがたい感想もいただきました。

 これからも、市民の皆さんの提言や要望をお聴きし、地域自治や協働のまちづくりの推進につなげてまいります。

やや俯瞰にて撮影された、「市長とふれあいトーク」の実施風景の写真
「市長とふれあいトーク」にて、市民と対面して意見・要望を伺う市長の写真

世田谷区との自然エネルギー活用を通じた連携・協力協定締結式 11月24日(火曜日)

 東京都世田谷区と、自然エネルギー由来の電力を通じて、さらなる交流と連携を図るための協定を締結しました。

 世田谷区は、区内での再生可能エネルギーの普及とともに、区施設で使用する電力を再生可能エネルギー化する「せたがや版RE100」に取り組んでいて、当市も創出した自然エネルギーの直送で連携することとなりました。

 当市では、市内での再生可能エネルギー30%の創出を目標に取組を進めています。その一つの取組である日本三大薬湯「松之山温泉」の源泉熱を活用した地熱バイナリー発電所が12月中旬に稼働する予定で、ここで創られた電気の一部を来年4月から世田谷区に供給します。

 長年の世田谷区との交流がさらに深まること、そして平成22年からチャレンジしている当市の再生可能エネルギー創出の取組が着実に進んでいることを、大変嬉しく感じています。

締結式にて調印書類と共に記念撮影に応じる市長と保坂世田谷区長の写真

協定書に調印しました。協定書を入れた額は、当市の着物地と越後杉を使用しています。

赤羽一嘉国土交通大臣への要望 11月24日(火曜日)

 上越魚沼地域振興快速道路「十日町・六日町間」整備促進連絡協議会の会長として、副会長の林茂男南魚沼市長とともに赤羽一嘉国土交通大臣へ要望してきました。

 上沼道の八箇トンネルが平成29年11月に一部開通し、冬の心配もなく交通の便が良くなりました。一方で、3年がたった今も、残る野田インターチェンジ~余川インターチェンジ(約1.9キロメートル)間の整備は目処がたっておらず、一日も早く高速自動車国道の関越道へつながることが望まれています。

 赤羽大臣には、「十日町道路」が昨年4月に国の直轄権限代行に決定したことへの感謝をお伝えするとともに、先決である「八箇峠道路」の残り1マイルの整備に目処を示していただくことを強くお願いしました。赤羽大臣からは、要望を十分にご理解いただき、担当部局に検討させるとの回答をいただきました。

 引き続き、市民の皆様に「八箇峠道路」の全線開通の目処をできる限り早くお知らせできるよう、国に要望してまいります。

要望書提出に臨んで撮影に応じる赤羽国土交通大臣と市長および林南魚沼市長の写真

赤羽大臣へ、林南魚沼市長とともに要望書をお渡ししました。

赤羽国土交通大臣へ要望を述べる両市長の写真

地域の思いを直接お伝えしました。

令和2年度「税の作文」「税の絵はがきコンクール」市長賞授与式 11月20日(金曜日)

 「税に関する高校生の作文」、「中学生の税についての作文」、「小学生の絵はがきコンクール」の市長賞授与式を行いました。

 今年は、税の作文と絵はがきコンクールに約700人もの児童・生徒の皆さんが応募してくれました。次代を担う児童・生徒の皆さんが、税の意義や役割、使いみちなどに関心を持ち、そして理解を深めたことは、大変重要であり意義深いことであります。

 応募してくれた皆さんが、より一層勉学に励まれ、充実した学校生活を送り、将来立派な社会人として成長されることを期待しています。

市長賞授与式にて受賞した児童・生徒3名と記念撮影に応じる市長の写真

市長賞を受賞した(左から)柳里佳さん、佐藤栞七さん、久保田理彩さんとともに

十日町市除雪隊出陣式 11月14日(土曜日)

 本格的な降雪期を前に、十日町市役所駐車場で除雪隊出陣式を行いました。

 出陣式では、除雪車の鍵と、除雪作業の効率化を図るために今年度から本格導入する「除雪管理システム用タブレット」の引き渡しを行いました。

 除雪業者の皆様は、冬期間における市民の日常生活を守るため、深夜から朝方にかけての除雪作業など、昼夜を問わず過酷な作業にご尽力いただいています。改めて、感謝を申し上げるとともに、コロナ禍での作業となることから、これまで以上に健康に留意され、万全の体制で除雪作業が実施されることを願っています。

除雪隊出陣式にて市役所駐車場に整列する除雪業者の作業員および除雪車両群の写真

今冬の除雪作業が無事故で安全に行われるよう、除雪業者の皆様を激励しました。

除雪隊出陣式にて除雪車の鍵と除雪管理システム用タブレットを除雪隊代表に手渡す市長の写真

除雪車の鍵と除雪管理システム用タブレットを手渡しました。

松之山地域「名老百選」認定式 11月13日(金曜日)

 「名老百選」認定式に出席し、新名老に認定証を授与しました。

 松之山地域では、昭和63年から「地域の伝統・文化・技術を後世に残したい」という思いと、「高齢者の生きがいづくり」を推進するため、70歳以上のその道のエキスパートを「名老」として認定しており、今回は、音楽、民謡、食文化に秀でた6名の皆様を新たに認定しました。

 名老の皆様におかれては、その技術や知識を後世に伝えていただくとともに、これからも地域発展のためにお力添えをいただきたいと思います。

松之山地域名老百選認定式にて認定書を授与する市長の写真

認定書を授与させていただきました。

松之山地域名老百選認定式にて記念撮影に応じる市長および新規名老認定者の写真

名老の皆様とともに

節黒城跡キャンプ場視察 11月13日(金曜日)

 川西地域にある節黒城跡キャンプ場を視察しました。

 この日は、すっきりとした秋晴れで、キャンプ場から見える色とりどりの紅葉とうっすらと雪をかぶった越後三山の青と白のコントラストが素晴らしく、この眺めだけでも一見の価値があります。

 3棟あるコテージは、大地の芸術祭の作品として建築したもので、有名作家による個性的なデザインが特徴です。階段状の畳間とキャットウォークのあるA棟、上から見るとYの字の造りで室内が黒で統一されたB棟、そして、白木による透過性のある小空間に絶妙な彩光が美しいC棟と、いずれも非常に素晴らしい空間となっています。また、コテージのほかにログハウス調のバンガローやテントサイトもあり、昨今のキャンプブームにはうってつけの場所です。

 今シーズンの営業は終了しましたが、来シーズンに向けて各棟へエアコンを設置する予定で、夏でも快適にお過ごしいただけるようになります。市内には、数々の魅力的なキャンプ場がありますが、豊かな自然に囲まれた最高のロケーションの節黒城跡キャンプ場も是非ご利用ください。

節黒城跡キャンプ場のコテージ屋内を視察する市長の写真

平成12年に建築したコテージC棟。グッドデザイン賞をはじめ、数々のデザイン賞を受賞しています。

紅葉の色づく節黒城跡キャンプ場屋外の風景写真

キャンプ場からの眺めだけでも一見の価値があります。

再生可能エネルギー関連施設等の視察 11月9日(月曜日)

 現在工事が進められている再生可能エネルギー関連施設など、3箇所の現場を視察しました。

 はじめに視察した「松之山温泉地熱バイナリー発電所」は、県内初の地熱発電所として12月中旬の発電開始を予定していて、工事も大詰めを迎えていました。市内での再生可能エネルギー30%の創出目標に向けた取組が着実に進んでいることを実感し、大変嬉しく感じました。

 次に、海老地内で「次期一般廃棄物最終処分場」の建設状況を確認しました。現在はコンクリート打設作業が行われていて、令和4年度の供用開始に向けて、こちらも着実に整備が進んでいました。

 最後に視察した「使用済み紙おむつの燃料化実証施設」は、エコクリーンセンターに製造設備の設置が完了し、こちらも12月中旬に竣工する予定です。この事業は、これまで廃棄されていた紙おむつをペレット燃料として再利用する「資源の循環」と「地産地消」を実現するものです。事業運営をする社会福祉法人十日町福祉会とともに実証を進めるとともに、当市の取組をしっかりとPRしてまいります。

工事の進む松之山温泉地熱バイナリー発電所の外観写真

「松之山温泉合同会社 地・EARTH(ジアス)」によって工事が進められている松之山温泉地熱バイナリー発電所

建設中の次期一般廃棄物最終処分場の遠景写真

海老地区をはじめ、松代地域の皆様のご理解のもと、着実に工事が進んでいる次期一般廃棄物最終処分場

エコクリーンセンターに設けられた、使用済み紙おむつ燃料化実証施設の内装写真

紙おむつの乾燥に、化石燃料を使わずエコクリーンセンターの焼却熱を利用する国内初の製造設備

地域おこし協力隊委嘱状交付式及び地域支援員任用書交付式 11月5日(木曜日)

 地域おこし協力隊の委嘱状交付式と地域支援員の任用書交付式を行いました。

 新たに地域おこし協力隊を委嘱した吉田さんは、高校1年生から5年間を松之山地域で過ごし、一度ご実家のある埼玉県へ戻られましたが、この度、松之山布川地区の協力隊に応募してくれました。吉田さんからは、「松之山で接した地域の皆さんの温かさが忘れられず、恩返しとして地域の力になりたい」という熱い想いで志望したことを伺い、当市の魅力の源が“市民のみなさんの心の温かさ”であることを改めて実感する機会となりました。

 地域支援員に任用した俵山さんは、地域おこし協力隊のOBであり、任期中には「水沢花わさび組合」の設立や運営に取組むなど、地域の皆さんと協働しながら積極的な活動をしてこられました。その姿勢や実績から地域の厚い信頼を得て、これからは地域支援員として活動いただきます。

 今後のお二人の活躍を期待しています。

交付式にて記念撮影に応じる市長と吉田女史および俵山氏の写真

吉田隊員(中央)に委嘱状を、俵山支援員(右)に任用書をそれぞれ交付しました。

十日町縄文ツアーズ・モニターツアー 11月4日(水曜日)

 文化庁の補助事業「Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業」の採択を受けた「縄文ツアーズ・モニターツアー」を開催しました。

 この事業は、日本全国の重要文化財や史跡において、生きた歴史を「分かりやすく」「おもしろく」体感できるコンテンツとして磨き上げ、文化財の付加価値を高めるとともに、収益の増加等の好循環を創出するもので、国宝・火焔型土器を中心とした当市のプログラムが、全国11の中の1つとして採択されました。

 今回のモニターツアーには、文化庁の担当者や時代考証のご指導をいただいた大学教授をはじめ、新潟県観光協会長、市内の旅行・観光関係者など12人から参加いただきました。

 あいにくの雨でしたが、はじめに笹山縄文館で縄文時代の服装に着替え、十二講を行い山の神様にお祈りをしました。その後、縄文レストランを開催し、縄文時代の時代考証をした料理をコース仕立てでいただきました。「どんぐりと木の実の縄文焼き」やメインの「イノシシの炭火焼き」、竪穴住居に移動して火焔型土器のレプリカで調理した鍋など、どれも大変おいしく、縄文時代にタイムススリップしたかのようでした。

 今後は、この「十日町縄文ツアーズ」を多くのお客様が集うメニューにブラッシュアップしていきます。

十日町縄文ツアーズ・モニターツアーにて、縄文時代風の服装で記念撮影に応じる市長およびツアー参加者たちの集合写真

縄文時代の服装に着替えた参加者の皆さんとともに

十日町縄文ツアーズ・モニターツアーにおける火焔型土器鍋のレプリカを用いた調理風景の写真

竪穴住居では、火焔型土器鍋を食べました。

越後水沢駅美観整備事業完成イベント 11月3日(火曜日・文化の日)

 越後水沢駅美観整備事業の完成を記念して行われたウェディングイベントに参加しました。

 この事業は、ジミーリャオさんの大地の芸術祭作品が設置されている飯山線越後水沢駅前広場を地域の憩いの場や観光客との交流の場とするため、当間高原リゾート振興協議会と美観整備事業実行委員会が3年間をかけて取り組んできたものです。

 素晴らしい秋晴れに恵まれた当日は、約250人もの馬場・水沢地区の皆さんが集まり、11月下旬に結婚式を挙げるカップルがウェディング・トレインで越後水沢駅に到着すると、たくさんの暖かな祝福が贈られました。

 大地の芸術祭が一つのきっかけとなり、今回のような地域を元気にする取り組みが市内各地で広まっていくことを期待しています。

事業完成記念として行われた、ウェディングイベントの実施風景の写真

暖かな祝福に包まれたイベントの様子

はぐくみのまちづくりフォーラム2020 11月1日(日曜日)

 段十ろうで開催された「はぐくみのまちづくりフォーラム2020」に参加しました。

 このフォーラムは、十日町市青少年育成市民会議と津南町青少年育成町民会議、十日町市PTA連合会、そして十日町市教育委員会が共催で毎年開催し、今年で14回目を迎えました。

 講演会の講師には、数学者で大道芸人でもあり、テレビでお馴染みのピーター・フランクルさんをお迎えし、「人生を楽しくする方程式」と題してご講演をいただきました。

 ピーターさんは、ハンガリーで生まれ、その後、フランスへの亡命を経て、昭和63年に日本に移住された経歴をお持ちで、その豊かな人生経験を楽しくお話してくれました。当市では、地域が一体となり、子どもたちの心と体を育む環境づくりを推進する「はぐくみのまちづくり運動」に取り組んでいます。引き続き、青少年育成関係団体や保護者、地域の皆様と連携しながら、子どもたちが様々な機会や体験を通じて、豊かな感性を育み、地域に愛着と誇りを持ちながら成長できるように取り組んでまいります。

講演に先立ち壇上で挨拶を述べる市長の写真

講演に先立ち、あいさつをしました。

はぐくみのまちづくりフォーラム2020における、講師・フランクル氏の講演風景の写真

時折、ジャグリングやクイズを交えながら行われた講演の様子

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