公務レポート 令和2年12月
赤羽国土交通大臣の十日町市博物館視察 12月27日(日曜日)
赤羽一嘉国土交通大臣が、十日町市博物館をご視察されました。
赤羽大臣は、12月26日から新潟県内の観光関係者との意見交換や大雪で不通となった関越自動車道などのご視察で来県されていて、12月27日は当市にお越しくださいました。
赤羽大臣は、平成27年に旧十日町市博物館にご来館されたことがあり、「素晴らしい博物館になりましたね」とお褒めの言葉をいただきました。
国宝・火焔型土器をはじめとする縄文文化や織物の歴史など、日本遺産に認定された当市の豪雪にまつわるストーリーを熱心にご覧になられ、また、国土交通省所管の下水道事業に関連した「火焔型土器のマンホールカード」についても関心を示されていました。
また、帰路で上越魚沼地域振興快速道路「八箇峠道路」をご視察いただいた際に、整備の目処がたっていない野田インターチェンジ~余川インターチェンジ(約1.9キロメートル)間の状況を説明しました。
交通と観光を所管される赤羽大臣からご視察いただくことができ、当市にとって大変貴重な機会となりました。
視察のようす
赤羽国土交通大臣とともに
一般国道403号大白倉改良(小白倉工区)開通式 12月26日(土曜日)
一般国道403号大白倉改良(小白倉工区)の開通式に出席しました。
一般国道403号は、長岡市と十日町市を最短で結ぶ重要な幹線道路である一方で、長岡市小国町三桶から十日町市岩瀬の間が交通の難所となっていたことから、昭和61年度から改良工事が行われてきました。そして、この度の小白倉地内の道路工事完了をもって、改良区間全線が開通しました。
この国道が通る仙田地区は、各種イベントの開催など、多くの観光客を迎え入れている地域であり、全線開通によって、より一層の地域活性化が図られるものと期待しています。
改めて、事業の推進にご尽力いただいた仙田地区の皆様や関係者の皆様に感謝申し上げるとともに、引き続き、地域資源を活用した地域振興に取り組んでまいります。
仙田地区の皆様や関係者の皆様に、感謝の気持ちをお伝えしました。
雪の降る中で、テープカットが行われました。
消防ヘリポート着陸訓練視察 12月23日(水曜日)
十日町地域消防庁舎脇にヘリポートが竣工し、この度、新潟県消防防災航空隊の消防防災ヘリコプター「はくちょう」の着陸訓練が行われることから視察を行いました。
このヘリポートは、平成30年度から3か年計画で整備を進めてきたもので、年間40件を超えるドクターヘリのランデブーポイント(救急車両との搬送接続地点)となります。また、消防防災ヘリコプターなどの大型機が複数離着陸できることから、大災害時の対応拠点としての役割も担います。
冬晴れのこの日、消防庁舎上空に到着した消防防災ヘリコプターは、見事にヘリポートとほぼ垂直に着陸し、その後、航空隊長の急な計らいで、私も搭乗を体験しました。上空から展望する周囲の山々や信濃川をはじめ、平野部に降って間もない雪に日差しが反射する景観は大変素晴らしく、改めて、この地域の美しさを実感することができました。
ヘリポートは、今年4月1日から正式に運用を開始する予定です。市民の安全・安心な生活環境が一段と高まったことを確信できた視察となりました。
消防防災ヘリコプターなどの大型機が複数離着陸できます。
新潟県消防防災航空隊の隊長からお話を伺いました。
「使用済み紙おむつ燃料化実証施設」竣工式 12月23日(水曜日)
「使用済み紙おむつ燃料化実証施設」竣工式を行いました。
この実証事業は、市内電力消費量の30%を再生可能エネルギーで創出することを目指す取組の1つです。また、これまでゴミとして処分していた使用済み紙おむつをペレット燃料として再利用する「資源の循環」と「地産地消」を実現するもので、エコクリーンセンターの焼却熱を利用して紙おむつを乾燥する製造は国内初となります。
平成26年度からペレットの製造方法や燃焼試験などの試行錯誤を重ねて竣工を迎えられたこと、そして、当市の再生可能エネルギー創出の取組が着実に進んでいることを大変うれしく感じました。改めて、事業主体となる社会福祉法人十日町福祉会をはじめ、事業に携わった関係者の皆様に感謝を申し上げます。
今後、この施設が「紙おむつリサイクル」、そして「資源の循環」の拠点施設として発展するとともに、「新たな産業の創出の場」となることを期待しています。
竣工式にてあいさつを行いました。
十日町市議会の鈴木議長とともに、燃料化装置の稼働ボタンを押しました。
授業支援ソフト活用授業視察 12月17日(木曜日)
当市では、国のGIGAスクール構想に伴い、今年度中に全小中特別支援学校の児童生徒一人に1台ずつ、タブレット端末を配備します。これに伴い、学校独自に機器を整備して先進的な取組を進めている中条小学校で、5年生の授業を視察しました。
子どもたちが意見を出し合う場面では、一人一人がタブレット端末で自分の考えを送信し、先生はそれらを集約したものを大型スクリーンに提示していました。あっという間に全員の考えが集約され、確認することができる様子から、子どもたちの興味関心の喚起や先生方の指導効率の向上が期待できものと感じました。
一方で、先生方の情報通信技術(ICT)への習熟や、学校現場でのICTを活用した授業の充実が求められます。
市では、学校現場の実態やニーズの把握、先生方へのサポートを行いながら、ICTを活用した教育の充実を推進してまいります。
自分のタブレットを持ち寄って、見付けたことを紹介し合っていました。
子どもたちがタブレットを使いこなす能力の高さは、予想以上で驚きました。
中条公民館・下条公民館視察 12月17日(木曜日)
昨年度から進めていた中条公民館と下条公民館の耐震化改修工事が完了したので確認してきました。
中条公民館と下条公民館は、それぞれ外付けアルミブレース工法と開口付耐震壁工法で耐震化を行いました。また耐震化工事に併せて、内壁の張替え補修やトイレの洋式化、エアコンの取り換え等を行い、全部屋の照明のLED化も行いました。
今後は、コロナ対策のため、この2つの公民館に加えて、川治、吉田、水沢公民館のトイレ自動洗浄化や自動手洗い化を行います。さらに、すべての公民館においてWi-Fi(ワイファイ)機器を設置し、遠隔での講演会や学習会、各種会議ができる環境を整備する予定です。
地域の皆様が、利用しやすい施設となるように、引き続き、取り組んでまいります。
外付けアルミブレース工法で耐震化した中条公民館の様子
LED化により明るくなった下条公民館の大集会室
「コミュニティ発電 ザ・松之山温泉」開所式 12月13日(日曜日)
源泉を活用する新潟県内初の地熱バイナリー発電所「コミュニティ発電 ザ・松之山温泉」の開所式に出席しました。多くの報道機関が取材に来ていて、改めて事業への関心の高さを感じました。
松之山温泉のバイナリー発電へのチャレンジは、平成22年の実証実験から始まり、様々な困難がありましたが、新しい技術の導入などによって、開所を迎えることができました。改めて、関係者の皆様に感謝を申し上げます。
この発電所は、松之山温泉「鷹の湯3号」の源泉120℃の蒸気と熱水を使い、水より沸点の低い代替フロンを沸騰させ、その蒸気でタービンを回して発電するものです。発電出力は210キロワットで、年間発電量は一般家庭280世帯分に相当する124万キロワットアワーとなります。発電事業は、地元の松之山温泉合同会社「まんま」と東京の「株式会社地熱開発」が共同で設立した松之山温泉合同会社「地・EARTH(ジアス)」が行います。
また、発電した電力の一部は、昭和61年から当市と交流が続いている世田谷区へ供給し、区民の皆様との新たな絆を構築します。
松之山温泉に新たに加わった発電所という宝を、観光資源や今後の温泉熱利用の産業に発展させることで、地域の魅力に磨きがかかり、交流人口の増加につながることを期待しています。

開所式の様子

地熱バイナリー発電所「コミュニティ発電 ザ・松之山温泉」
「とおか市」視察 12月10日(木曜日)
市民交流センター「分じろう」で開催された「とおか市」を視察しました。当日は、分じろうに隣接する「十日町市まちなかステージ立体駐車場」やJA十日町支店の駐車場も埋め尽くされるほど想像していた以上の人出に驚きました。
このとおか市は、中心市街地のにぎわい創出の取組として、毎月10日に開催されています。
今月は、市内外から飲食や食料品、雑貨などの41店が参加され、また、中心市街地の各商店によるオリジナルサービスも実施されるなど、多くの人々で賑わっていました。
また、今年9月に連携協定を締結した株式会社良品計画(無印良品)の移動販売バスも参加し、とおか市を盛り上げていました。
中心市街地の活性化を目的に整備した「分じろう」を拠点として、新たなにぎわいが生まれています。このにぎわいが、中心市街地だけではなく周辺にも広がっていくことを期待しています。
おすすめ商品を紹介してもらいました。
無印良品移動販売バスの様子
第二次十日町市総合計画後期基本計画(案)の答申 12月10日(木曜日)
第二次十日町市総合計画審議会から、後期基本計画(案)に対する答申をいただきました。川田会長、佐藤副会長をはじめ、ご尽力いただいた審議会委員の皆様に感謝を申し上げます。
川田会長からは、審議会においてそれぞれの委員が専門的な立場で様々な意見を出されていたことや、6回にわたる審議会を経て答申書がまとめられたことなどを伺い、「計画(案)については、慎重に審議した結果、概ね妥当であると判断し、意見を付して答申する。」として、答申書をいただきました。
第二次十日町市総合計画後期基本計画は、令和3年度から7年度までの5年間の計画で、市政運営の「羅針盤」となるものです。審議会からの答申をしっかり受け止め、「選ばれて 住み継がれるまち とおかまち」の実現に向けて、施策に生かしてまいります。
答申書をいただきました。
川田会長、佐藤副会長から、審議の様子を伺いました。
市内ほ場整備事業 現地視察 12月2日(水曜日)
市内では、5件のほ場整備事業が行われていますが、降雪期の前に現場を視察しました。
六箇地区の中条津工区は、急勾配な地形に水田が配置されていますが、ほ場整備と用排水施設整備を組み合わせた総合整備により、効率よく作業できる環境が整っています。
城之古新開地区は、農地の大区画化に合わせた担い手への集積を進めていて、最大で約1ヘクタールの水田が着々と整備されています。経営基盤の強化に農地の大区画化は必須条件であり、ほ場整備事業の早期完了が期待されます。
姿地区、浦田福島地区のほ場では、優良農地と耕作放棄地を明確に区分し、中山間地域が有する多面的な機能を維持するためのほ場整備事業が行われています。姿地区では、来年の作付けに向けて急ピッチで工事が行われていました。
今後も、優良農地の確保に向けて、県や地元農業者、土地改良区と連携し、必要なほ場整備事業を推進してまいります。
城之古新開地区のほ場
浦田福島地区のほ場
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更新日:2021年04月01日