公務レポート 令和3年10月

更新日:2021年11月04日

令和3年度成人式 10月31日(日曜日)

越後妻有文化ホール「段十ろう」で、令和3年度成人式を行いました。例年5月に開催している成人式ですが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、この時期に延期しての開催としました。

会場には、秋晴れの中、艶やかな振袖や袴姿・スーツ姿の新成人が222人集まり、オンラインでも16人の皆さんが参加してくれました。また、段十ろうのだんだんテラスでは、ご家族の皆さまからもライブ中継でご視聴いただきました。

希望に満ち溢れた新成人の皆さんとともに、成人式を開催できた事を大変嬉しく思います。皆さんがより一層ふるさとに自信と誇りを持てるように、これからも市政に取り組んでまいります。

成人式で市長が挨拶している写真

お祝いの挨拶を行いました。

成人式会場の様子

成人式会場の様子

成人式での樋口政幸選手のメッセージの様子

東京パラリンピック2020陸上車いす競技で入賞された樋口政幸 選手(市内出身)からのお祝いメッセージが届きました。

地域おこし協力隊退任報告会 10月29日(金曜日)

地域おこし協力隊として活躍してくれた細田浩貴さんから、退任にあたり報告を受けました。

細田さんは、松代地域の福島、奈良立、室野の3集落で3年間活動し、旧奴奈川小学校の学校田と畑を利用した“奴奈川っこ農園”を地域の皆さんと管理・運営するとともに、イベントや出張販売等で野菜の直売をする際の集荷の仕組みづくりに取り組んでくれました。また、集落安心づくり事業の運営をはじめ、集落のさまざまな機能維持支援活動などに従事し、さらにご自身が田んぼを引き継ぐなど、地域の担い手として絆を深めてくれたことを聞いて、大変心強く感じました。

退任後は、活動地域の農業法人へ就職するとのことで、引き続き、細田さんが地域のために活躍してくれることを嬉しく思っています。

当市では、地域おこし協力隊退任者65人のうち、細田さんを含む45人が市内に定住してくれています。市では、これかも地域おこし協力隊を積極的に受け入れ、地域に根差した取り組みを進めてまいります。

細田隊員から退任にあたって報告を受けている写真

細田さんは「ここでなければ得られないもの、縁がたくさんあった」と3年間を振り返っていました。

市長と細田隊員の写真

細田さんの今後の活躍を期待しています。

カントリーエレベーター・ライスセンター視察 10月26日(火曜日)

新米の収穫時期を迎えたことから、JA十日町の中里カントリーエレベーターと、2つの農業法人(株式会社のうランド、有限会社妻有工房かわきた)のライスセンターでどのような作業が行われているのかを視察しました。

中里カントリーエレベーターでは、これまで生産者が個々に行ってきた米の乾燥調製作業を集約して行う巨大な施設を視察し、処理能力などの詳細や数百ヘクタール分の米を一元管理することで品質向上が図られるなどのメリットがある事を伺いました。

また、ライスセンターでは、取組状況などの説明を受けるとともに、「魚沼産米」の独自販売への意気込みなどを直接伺うことができました。

市では、今後も地域農業の維持・発展のために、効果的な支援を行ってまいります。

JA十日町中里カントリーエレベーター視察の写真

十日町農業協同組合中里カントリーエレベーターの様子

株式会社のうランド視察の写真

株式会社のうランドの宮澤代表から取組状況を伺いました。

妻有工房かわきた視察の写真

妻有工房かわきたの玉村代表から取組状況を伺いました。

川西中学校創立60周年記念式典 10月24日(日曜日)

川西中学校の創立60周年記念式典に出席しました。

川西中学校は、昭和36年4月に千手中学校と上野中学校が統合し開校しました。その後、昭和46年に橘中学校が、昭和50年には仙田中学校と白倉中学校が統合され、現在に至るまでの60年間で7,000人を超える卒業生を輩出しています。また、卒業生の皆さんは、市内はもとより、全国各地の産業界や学会など幅広い分野でご活躍されています。

式典では、在校生の皆さんが緊張感を持ちながらもしっかりとした態度で参加していて、長い伝統の中で、先生方をはじめ、地域や保護者の皆様が作り上げてきた素晴らしい校風が引き継がれているものと感じました。

これからも、将来の担い手である子どもたちが、ふるさとへの愛着や誇りをより深められるように努めてまいります。

市立川西中学校創立60周年記念式典での市長あいさつの様子

お祝いの挨拶をしました。

市立川西中学校創立60周年記念式典の様子

凛とした表情の生徒を見て、誇らしく思いました。

樋口政幸選手の市長表敬訪問と東京2020パラリンピック報告会 10月17日(日曜日)

東京2020パラリンピック競技大会に出場した当市出身の樋口政幸選手が表敬訪問に来てくれました。

改めて、パラリンピック男子5000m(T54)での8位入賞をお祝いするとともに、市民をはじめ多くの国民に勇気と感動を与えてくれたことに感謝を伝えました。

樋口選手からは、3大会連続出場となったパラリンピックの事をはじめ、リオ大会出場後の苦労話や東京大会が一年延期になった時の思いなどを伺いました。

また、前日は市内で凱旋報告会が行われ、さらに樋口選手の地元にある吉田クロスカントリー競技場では、パラリンピックでの活躍を思い出すような走りを披露されるなど、子ども達と交流を深めてくれました。

次回2024年のパリオリンピック出場をはじめ、今後ますますご活躍されることを期待し、これからも樋口選手を応援してまいります。

樋口政幸選手と市長の写真

樋口選手とともに

瀬戸内アジアフォーラム2021 Artists Breath Live 10月17日(日曜日)

瀬戸内国際芸術祭の取り組み「瀬戸内アジアフォーラム2021 Artists Breath Live」にオンライン中継で参加しました。

このイベントは、アジアの各地でアート・文化による地域づくりに取り組む人々が集い、経験を語り合うことを通じて、持続可能な関係性を築くことを目的に開催されていて、3回目となる今回は範囲をアジアから世界に広げての開催となりました。

清津峡渓谷トンネルのリニューアルに携わったマ・ヤンソンさんや、まつだい農舞台前にある「棚田」の作家イリヤ&エミリア・カバコフご夫妻など、当地にゆかりのある方々を含めた約100人のアーティストのレポート紹介とライブ中継があり、私からは、越後妻有の現状をお伝えしました。また、松之山地域にある「ギャラリー湯山」で作品展開をされている前山忠さんからも近況をお話いただきました。

来年の夏に開催予定の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が、住民や訪れる皆様の笑顔に溢れ、そして、ますます地域に元気を生み出すイベントとなるように、引き続き準備を進めてまいります。

オンライン中継で全世界に向けて越後妻有を発信する市長の写真

全世界に向けて、同時通訳つきで越後妻有を発信しました。

ライブビューイングの様子

越後妻有里山現代美術館MonET(モネ)でのライブビューイングの様子

奥能登国際芸術祭視察 10月10日(日曜日)から11日(月曜日)

コロナ禍のため1年延期となっていた石川県珠洲市開催の「奥能登国際芸術祭2020+」を視察しました。(会期は9月4日(土曜日)から11月5日(金曜日)まで)

視察では、2日間にわたり珠洲市の泉谷満寿裕市長からご案内いただき、コロナ禍での開催に至るまでの苦労話や感染予防対策などを直接伺うことができました。

緊急事態宣言が全国的に解除となった10月からお客様が徐々に増え、私が視察した10月10日(日曜日)は、それまでの期間中で最高の来場者となったそうです。

珠洲市は、古くは北前船を代表する海上輸送の商いで栄え、今もすばらしい街並みなどの景観が残されています。古い建築と現代アートを融合させた芸術作品をはじめ、海に面した地域から感じる越後妻有とは違う雰囲気にとても感動を覚えました。

来年度開催の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の開催に向けて、大変参考になる視察でした。

奥能登国際芸術祭で泉谷市長からご案内いただいている写真

泉谷市長からご案内いただきました。ありがとうございました。

鉄道の廃線跡地を利用した作品の写真

鉄道の廃線跡地の作品

大規模な空き倉庫に設置された作品の写真

大規模な空き倉庫を活用した作品

地域おこし協力隊委嘱状交付式 10月8日(金曜日)

新たに地域づくりに加わる地域おこし協力隊のお二人へ委嘱状を交付しました。

田幡亜矢子さんは、おためし地域おこし協力隊として活動された際に、当市の豊かな自然と地域の皆さんの温かさにひかれ、この度、協力隊に着任してくれました。活動場所は松代中部地区で、主に農産物直販所のサポートを行います。

海外生活の経験もある上村祥太郎さんは、豊かな里山はもちろん、縄文時代から続く歴史や日本遺産に登録された豪雪ストーリーなど、海外にも発信できる当市の魅力を気に入り、この度、協力隊に着任してくれました。活動場所は、松之山黒倉地区となります。

お二人から当市を選ばれた理由や抱負を伺うことで、改めて外部の視点からの当市の魅力を実感する機会となりました。

当市では、地域おこし協力隊制度を平成21年から活用し、13年間で合計84人の隊員を委嘱してきました。お二人には、柔軟な発想や鋭い感性を強みに、先輩隊員の皆さんのように活躍してくれることを期待しています。

10月8日に委嘱状を交付した地域おこし協力隊員二人と市長の写真

田幡さん(左)と上村さん(右)に委嘱状を交付しました。

令和3年度民謡民舞新潟県連合大会 10月3日(日曜日)

コロナ禍の影響から2年ぶりの開催となった「令和3年度民謡民舞新潟県連合大会」に出席しました。当市での大会開催は、平成25年以来となり、「段十ろう」では初めての開催です。

感染予防対策のため、会場入りできたのは出演者と関係者のみとなり、市民の皆様からご覧いただけなかったのはとても残念でしたが、コンクールでもある本大会では、出演者の皆様がすばらしい民謡・民舞や伝統芸能を披露してくれました。

文化芸術は人々の心に潤いを与え、そこに集まった人々がその空間を共有することで、新たな交流や賑わいが生まれます。そして、ふるさとに誇りと愛着を持ち、健康的で心豊かな毎日を送るには、地域の文化芸術に親しみを持つことも大切であることを改めて感じる機会となりました。

令和3年度民謡民舞新潟県連合大会での市長挨拶の写真

お祝いのご挨拶をさせていただきました。

令和3年度民謡民舞新潟県連合大会の様子

民謡の発表の様子

北アルプス国際芸術祭2020-2021視察 10月2日(土曜日)

コロナ禍のため1年延期となっていた長野県大町市開催の「北アルプス国際芸術祭2020-2021」を視察しました。

この日から始まるアート会期の開幕式には、長野県の阿部守一知事をはじめ、実行委員長の牛越徹大町市長、北川フラム総合ディレクター、皆川明ビジュアルディレクターやアーティストの皆さんも参加して、コロナ禍に合わせて変則的な会期運営とした芸術祭の開始をお祝いしていました。

その後、市内に点在する芸術作品を視察し、雄大な自然や廃工場、ダム設備など、そこにあるものを巧みに活用した作品の数々に驚き、とても感嘆しました。

大町市とは、お互いに地方芸術祭によって地域を盛り上げようと連携しながら頑張っています。北アルプス国際芸術祭の感染予防対策などを拝見しながら、来年度開催する大地の芸術祭の成功を強く想った視察となりました。

北アルプス国際芸術祭開幕式での長野県知事ご挨拶の写真

開幕式での長野県知事のご挨拶

七倉ダムの写真

七倉ダムの迫力には、息を飲みました。

廃工場に設置された作品の写真

廃工場に設置された作品は、ずっと眺めていても飽きない奥深さがありました。

新博物館オープン1周年記念・秋季特別展「岡本太郎が見て、撮った縄文」視察 10月1日(金曜日)

翌日から博物館で開催される新館オープン1周年記念・秋季特別展「岡本太郎が見て、撮った縄文」を視察しました。

岡本太郎氏は、1951年(昭和26年)に東京国立博物館に陳列されていた縄文土器を見て、「なんだこれは!」と叫び、縄文の美を発見しました。その後、東京近郊の大学や博物館を訪れ、縄文土器等を自ら撮影しています。特別展では、岡本氏が撮影した写真のパネル展示をはじめ、その写真に写る数々の土器や土偶が並べられていて、岡本氏の眼差しを通して見た縄文の美を体感することができます。

また、岡本氏は、長野県の野沢温泉にスキーに来た際に、土市の日本そば店「由屋」さんを度々訪れていて、岡本氏から由屋さんに贈られた作品や使用したスキーなども展示されています。

特別展は、11月14日(日曜日)まで開催しています。ぜひ、この機会に多くの皆さんからご覧いただきたいと思います。

新博物館オープン1周年記念秋季特別展の展示会場の様子

展示会場の様子

新博物館オープン1周年記念秋季特別展に展示された岡本太郎氏ゆかりの品々

岡本太郎氏にゆかりのある品々

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 企画政策課 秘書係

所在地:〒948-8501 新潟県十日町市千歳町3丁目3番地(本庁2階)
代表電話番号:025-757-3111(内線200)
ファックス番号:025-752-4635

メールでのお問い合わせはこちら