公務レポート 令和5年3月

更新日:2023年04月06日

日本遺産「究極の雪国とおかまち」スノウリッチ*シンポジウム 3月26日(日曜日)

「究極の雪国とおかまち ―真説!豪雪地ものがたり―」を生かした文化観光について考えるシンポジウムを開催しました。

イギリス出身の着物研究家シーラ・クリフさんからは、「着物の形は変わらないが、スタイリングによって新しくなる。色柄で遊べてファッション性が高く、自分を美しく見せ、相手も喜ばせる世界に誇れる文化である。」と着物の可能性を語っていただき、「外国人は着物にとても興味を持っており、体験の機会を増やし、着ることのハードルを下げることが大切。」という世界へ向けた発信に関するアドバイスをいただきました。

シーラさん自身も長年日本に住んでいる理由は、環境の良さ、人の優しさ、そして着物の魅力とのことで、着物が世界の人々を魅了するものであることを改めて実感しました。

「究極の雪国とおかまち」は、先人たちが豪雪に耐えるのみならず、そこに価値を見出そうと懸命に生きてきた歴史のストーリーです。

これからも、着物をはじめ、日本遺産ストーリーを活用した観光誘客や関係人口の拡大に取り組み、文化資源の次世代への継承に繋げてまいります。

日本遺産シンポジウム1

主催者あいさつを行いました。

日本遺産シンポジウム2

シーラ・クリフさんのご講演の様子

日本遺産シンポジウム3

シンポジウムでは、(公社)日本観光振興協会総合研究所顧問の丁野朗さんからもご講話をいただき、“スノウリッチ*スマートガイド”による、自身の商品やサービスを通じた「究極の雪国とおかまち」の発表も行いました。

未来を拓く!まちづくりフォーラム2 ~農山村からの地方創生~ 3月21日(火曜日)

中山間地域対策の第一人者である明治大学農学部教授の小田切徳美先生を講師にお招きして「未来を拓く!まちづくりフォーラム2 ~農山村からの地方創生~」を開催しました。

小田切先生のご講演では、「人口ではなく『人材』を増やすことが重要である」として、「十日町市は人口減であるが『人材』が増え、人が人を呼び、仕事が仕事を創るなど農山村の新しい地域像である『にぎやかな過疎』が見られる」とのありがたいお話がありました。

また、農家民宿『茅屋や』代表の高橋美佐子さん、十日町市移住支援員の大塚眞さん、特定非営利活動法人地域おこし事務局長の多田朋孔さんが「人口減少・少子高齢化社会における地域づくり」をテーマに小田切先生とパネルディスカッションを行い、活発な意見交換がされました。

今回のパネラーの皆さんをはじめ、近年市内では、移住者の皆さんが地域住民とともに積極的に地域活性化に取り組み、成果をあげています。今回のフォーラムのお話を活かしながら、これからも地域一体となったまちづくりを進めてまいります。

まちづくりフォーム1

開会のあいさつを行いました。

まちづくりフォーム2

講師の小田切徳美先生(左から5人目)をはじめ、出演者の皆さんとともに。

第33回越後まつだい冬の陣 3月12日(日曜日)

4年ぶりの開催となった「越後まつだい冬の陣」のメインイベント「のっとれ!松代城」の表彰式に出席しました。

松代城は「大地の芸術祭2022」に合わせてリニューアルを行い、昨年は年間2万4000人を超える人が訪れるなど、「越後まつだい冬の陣」の時期以外でも多くの人でにぎわう人気スポットになりました。

そんな松代城に、この日は全国から集まった226名の皆さんが雪道を走り抜け乗り込みました。これからも、現代アートの力で生まれ変わった松代城の魅力を活かし、「越後まつだい冬の陣」をより充実したものにしていきたいと思います。

越後まつだい冬の陣1

越後松代幕府(越後まつだい冬の陣実行委員会)の将軍として、表彰式であいさつを行いました。

越後まつだい冬の陣2

会場の様子。

越後まつだい冬の陣3

越後松代城内の現代アート作品「樂聚第」

(豊福亮「樂聚第」Photo Kioku Keizo)

十日町市立南中学校野球部 全国大会出場メンバーの表敬訪問 3月7日(火曜日)

「文部科学大臣杯 第14回全日本春季軟式野球 日本生命トーナメント新潟県予選大会 兼 第18回オンヨネカップ ~新潟県中学生新人野球大会~」で初優勝した十日町市立南中学校野球部の皆さんが表敬訪問に来てくれました。

野球部顧問の山田監督から、「県予選大会に向けて、練習の重きを守備から打撃に移し、得点のできるチームとなった。また、投手を中心とした守備陣も固く守ってくれ、それぞれの個性を生かし、投打がかみ合ったプレーができた。」と県大会を振り返ってくれました。

また、主将の齊木夏大さんから、3月21日から静岡県で行われる全国大会に向けて、「支えてくれる全てのみなさんに感謝し、全員野球で『まずは1勝』を目指したい」との意気込みを聞かせてもらいました。

監督や選手の皆さんとお話をして、絶妙なチームワークと、選手全員の努力の積み重ねが大きな活躍につながっていることに感銘を受けました。

南中学校野球部の全国大会での活躍を期待しています。

南中学校野球部1

南中学校野球部の皆さんとともに。

十日町看護専門学校卒業式 3月7日(火曜日)

新潟県立十日町看護専門学校・第1期生の卒業式に出席しました。

令和2年に行われた第1期生の入学式は、新型コロナウイルス感染症の影響により規模を縮小して執り行われましたが、この日は尾身県議会議員、小山県議会議員、鈴木市議会議長、実習指導に携わった医療機関や地域の皆様、そして保護者の皆様など大勢の方々とともに、34名の卒業生の門出をお祝いすることができました。

思い返すと、十日町看護専門学校の開設の方針を伺ってから、様々な課題がありましたが、長年の市民の願いが叶い、開校の確信を持つことが出来た時の喜びは今でも鮮明に思い出すことができます。

そして、当市にとって大切な看護学校から、これからの地域医療を担う待望の卒業生が誕生したことを大変嬉しく思っております。

超高齢社会を迎えた日本においては、医療機関にとどまらず、施設や在宅医療・在宅看護の現場などでも看護のニーズが高まっています。卒業生の皆さんが看護師として活躍されることを期待するとともに、市ではこれからも、十日町看護専門学校の発展を応援してまいります。

 

(卒業式で述べた祝辞をPDFファイルにて添付しますので、ご覧ください。)

十日町看護専門学校卒業式1

卒業生の皆さんへお祝いを申し上げます。

十日町看護専門学校卒業式2

卒業式会場の様子。

十日町看護専門学校卒業式3

卒業証書を手にした卒業生の晴れやかな姿を拝見して、未来に向けた希望を感じました。

里山スノウリッチ*マーケット 3月4日(土曜日)

地域社会の発展と活性化を目的とした連携協定を締結している無印良品直江津との共催で、「里山スノウリッチ*マーケット」を開催しました。

会場の越後妻有交流館キナーレでは来場者の皆さんが雪国の食、酒、雑貨などを楽しみ、除雪車両やパトカーの展示ではたくさんの子ども達が乗車体験を楽しんでいる様子が見られました。

多くの皆さんに雪国の豊かな食文化や生活文化を楽しんでいただいたことに加え、近隣自治体の皆さんからも多くの出店をいただいたことで、広域的な交流や文化の発信にも繋がったことを嬉しく思います。

これからも、民間企業のアイデアや手法を生かして雪国文化を発信するとともに、キナーレなど中心市街地のにぎわい創出に取り組んでまいります。

スノウリッチマーケット1

ごはんがおいしく進むお供を探す「オン・ザ・ライス選手権」の様子

スノウリッチマーケット2

イベントのフィナーレを飾ったキナーレ屋上からの打ち上げ花火

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 企画政策課 秘書係

所在地:〒948-8501 新潟県十日町市千歳町3丁目3番地(本庁2階)
代表電話番号:025-757-3111(内線200)
ファックス番号:025-752-4635

メールでのお問い合わせはこちら