公務レポート 令和5年9月

当市と津南町の中高生を対象に、地域を支える産業や企業について理解を深めてもらう「まちの産業発見塾」を開催しました。

当日は、44の企業・団体のブース出展があり、生徒の皆さんが熱心に耳を傾け、職業体験に取り組む様子が見られました。また、参加いただいた企業・団体の皆さんからは、自社の説明だけでなく、社会人として必要なことや地域の魅力についてもお話があり、生徒の皆さんが将来を考えるにあたり、有意義な機会になったことと思います。

「まちの産業発見塾」を始めて7年目になりますが、最近では、このイベントがきっかけで採用試験を受け、就職をしたという話も聞くようになりました。これからも、越後妻有地域の企業・団体の情報や、この地域で働くことの魅力を発信して、若者の地元就職や定住を推進してまいります。

敬老の日に合わせて、新潟県十日町地域振興局長とともに、100歳を迎えられる方々のお宅を表敬訪問しました。

この日お会いした6人の皆さんはとてもお元気で、生い立ちや長生きの秘訣など、たくさんのお話を聞かせていただきました。また、お子さんやお孫さん、さらには曾孫さんなどからお集まりいただいたお宅もあり、和やかで楽しいひと時となりました。

当市では今年度、64人の方が100歳を迎えられます。100歳という大きな節目を迎えられた皆さんに改めてお祝いを申し上げます。市では、これからも高齢者の皆さんに健やかにお過ごしいただけるよう、住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。

21回目の開催となった「クロアチアカップサッカーフェスティバルミニサッカー大会」の開会式に参加しました。

今年も、駐日クロアチア共和国大使のドラジェン・フラスティッチ閣下とブラジェンカ夫人から、ご多用の中当市にお越しいただき、子どもから大人までの多くの参加者が楽しみながらプレーする様子をご覧いただきました。

またこの日は、クロアチアピッチをホームグラウンドとする「FC越後妻有」の元井淳GM兼監督と選手たちも駆けつけてくれて、北信越リーグで3位となった今シーズンの報告や、応援への感謝の気持ちを込めた挨拶をしてくれました。

これからもサッカーを通じて、クロアチア共和国との交流を深めるとともに、活力ある元気なまちづくりに取り組んでまいります。

津南町内の国道117号（仮称）灰雨トンネル建設工事現場を視察しました。

現道の灰雨スノーシェッドは、幅員が狭く、かつS字カーブ状となっているため、大型車のすれ違いが困難で、過去には交通死亡事故も発生しています。このため、十日町地域土木振興会として、重点的に要望を行った結果、平成28年に事業着手となりました。

現在はトンネル掘削工事が行われていて、令和9年の供用開始に向けて整備が順調に進んでいました。新しいトンネルの完成によって、長野県との交通アクセスが安全で便利になり、西日本方面への道路ネットワークの強化に繋がることが期待されます。

今後も関係機関の皆さんとともに、越後妻有地域の未来を拓く社会資本整備を進めてまいります。

十日町市文化協会連合会の主催で開催された「尾身茂講演会」に出席しました。

大変多くの聴衆の皆さんが訪れた講演では、尾身先生が医学の道を志したきっかけや、世界保健機関（WHO）西太平洋地域事務局でのご勤務、SARS対策の指揮など国際医療の領域でのご経験、そして2020年からの新型コロナウイルス感染症対策についてお話を聞かせていただきました。

国際的なご活躍について興味深くお聞きするとともに、新型コロナウイルス感染症の対応において、政府への提言づくりや、国民への説明にご尽力された尾身先生のご功績の大きさを改めて感じました。

尾身先生のお祖父さまが十日町市出身のことから、当市での講演開催に繋がったとのことで、このようなご縁を大変ありがたく思います。尾身先生のさらなるご活躍を願うとともに、ぜひまた当市へお越しいただきたいと思います。