クロアチア共和国と十日町市の交流

更新日:2022年08月01日

赤、白、青の3色を使ったクロアチア共和国の国旗のイラスト

2002日韓ワールドカップで友好を深めた、クロアチア共和国との交流を紹介します。

クロアチア共和国について

クロアチア共和国は、東ヨーロッパ・バルカン半島に位置しており、首都はザグレブです。
美しい景観が多くあり観光地として有名で、日本からも多くの方が訪れています。

2002ワールドカップ キャンプの様子

2002日韓ワールドカップのキャンプ地として、クロアチア代表チームを迎えました。
その際に行われた、代表チームと市民との交流を紹介します。

クロアチアチームのキャンプ地となった経緯…『地獄から天国』

  • 平成11年 「2002年ワールドカップキャンプ地」に立候補
  • イタリア・コモ市との姉妹都市交流から、イタリアチームのキャンプを目指すが実現せず
  • 平成13年 7カ国の代表団の視察受入
  • 平成13年9月 スペインから仮予約を受ける
  • 平成13年11月 ポーランドから仮予約を受ける
  • 平成13年12月1日 抽選会で、スペイン・ポーランドの試合が日本ではなく、韓国での開催となり白紙に戻る
  • 平成13年12月4日 スペイン・ポーランドの推薦もあり、クロアチアのサッカー関係者が十日町市に訪れ、高い評価を受ける
  • 平成13年12月8日 2度目の視察でキャンプ地に内定

キャンプ時の状況など

  • 平成14年5月17日~6月2日(14日間) FIFA(フィファ)ワールドカップ クロアチア代表チームが十日町市においてキャンプを実施
  • 5月22日 ウェルカムパーティー (場所:ホテルベルナティオ)120人参加
  • 5月24日 少年サッカースクール 10チーム 150人参加
  • 6月2日 壮行セレモニー (場所:ホテルベルナティオ)約300人参加
  • 馬場小学校珠川分校の子供たちが、千羽鶴を贈呈

その他のイベント

  • 5月7日~6月2日「クロアチアキャンプまでの道のり写真展」 場所:十日町公民館
  • 5月18日~6月1日 「イワン・ラツコピッチ・クロアタ絵画展」 場所:十日町市情報館
  • 5月28日 「がんばれクロアチア(クロアチア・十日町市民交流イベント)」 場所:クロステン大ホール 参加者:約350人
  • 5月30日 クロアチア報道関係者と小学生の交流
    十日町小学校4年生83人、クロアチアメディア3人
    東小学校4・5年生110人、クロアチアメディア2人

ボランティア 登録者 269人

  • 警備ボランティア 延べ 1,000人、警備会社 延べ 200人、新潟県警 一日約40~50人 14日間
  • その他ボランティア 期間中延べ 300人

クロアチアチームからいただいたもの

  • 代表チーム キャプテンのシュケル選手は「クロアチアチームが優勝するのは難しいかもしれない。しかし、ワールドカップにはもう一つの優勝がある。それはホストとなってくれた十日町市の人々と友情を育み、素晴らしい思い出を残すことが、優勝にも値する大切なこと」との、素晴らしいことばをいただきました。
  • クロアチア代表は子供達や地域の人々との友情を大切にする姿勢、プロフェッショナルとしてひたむきに練習に打ち込む姿勢を、多くの市民に示してくれました。

その他

  • 十日町市内に代表チームのシュケル選手の名前にちなんだ飲食店ができた。
  • 関口市長(当時助役)、サッカー協会関係者ほか、数人でクロアチア本国へ行き、歓迎を受けた。

クロアチアピッチ

2002日韓ワールドカップでクロアチア代表チームがキャンプを行った当間多目的グラウンドに、「クロアチアピッチ」と命名しました。
これは、十日町市とクロアチア共和国の友情を大切にしたいという想いから、名づけられました。

緑の芝生が広がるグラウンド「クロアチアピッチ」の全景写真

ジャパン・クロアチアフレンドシップハウス

2002ワールドカップ以降、クロアチアピッチの「クラブハウス」の必要性が問われていた中で、クロアチアとの長い交流の中から、前大使ドラゴ・シュタンブク氏より「クラブハウスの基本デザインを無償で提供したい」との申し出を受けました。
そして、クロアチア建築家「P&Rアーキテクツ」から友好の証としてデザインの提供をいただきました。

平成22年から「ジャパン・クロアチア フレンドシップハウス プロジェクト」として建設に取り組み、平成24年7月に完成しました。

クロアチアカップサッカーフェスティバル

子どもたちが机に並んだクリスタルのカップを眺めている写真

2002日韓ワールドカップの際に、クロアチア共和国より寄贈いただいたクリスタルのカップを使い、毎年9月にサッカー大会を開催しています。

グラウンドに座る選手たちに向けて話す男性の写真

開会式の様子です。令和4年度で20回目を迎えます。

ユニフォームを着た子供たちがサッカーを楽しんでいる写真

子供たちも一生懸命プレーします。

赤と白のチェック模様のユニフォームを着た参加者たちが記念撮影をしている写真

クロアチア大使館チームも過去に参加しました。

東京2020オリンピック競技大会 事前キャンプの様子

ホストタウンとなっているクロアチア共和国選手団の事前キャンプ受入れを行いました。

クロアチアホームタウンクラブの取り組み

2002年からクロアチア共和国と交流のある十日町市において、持続的かつ積極的な交流を行うため、2022年6月に、民間交流団体が立ち上がりました。

現在まで行ってきた交流事業に加え、東京2020オリンピッククロアチアホストタウンとして実施した事業を継続し、更なる交流を行っていきます。

一緒に活動し、クロアチア共和国との交流を盛り上げていただく会員を募集中です。

クロアチアホストタウンクラブ会員募集について
年会費
  • 個人(ソシオパートナー)3,000円
  • 事業者(サスティナブルスポンサー)1口(5,000円)以上

※今年度の有効期限は令和5年3月31日です

対象者 どなたでも
その他 入会はいつでも可能
申込み・問合せ先 クロアチアホームタウンクラブ事務局
有限会社若山総合保険サービス内
電話:025-750-5535
(平日の午前9時~午後3時の間)

 

誠クロアチア・日本協会の取り組み

クロアチアにおいて日本や日本文化の紹介をしているNPOで、日本への留学経験がある若い世代を中心に、現在約60人のメンバーが参加しています。

クロアチアでは毎週末無料の日本語講座を開催したり、毎年千羽鶴を広島に送る活動などを行っています。

当市のクロアチアとの交流においても協力いただいており、架け橋となっています。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 教育文化部 スポーツ振興課 スポーツ振興係

所在地:〒948-0192 新潟県十日町市水口沢12番地(川西庁舎3階)
直通電話番号:025-756-5013
ファックス番号:025-768-3161

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