農薬を適正に使用しましょう

更新日:2022年08月17日

農薬は、農作物の安定生産に必要な資材ですが、健康への配慮や環境への負荷の軽減、食の安全・安心の確保のために正しく使用しなければなりません。
毎年、全国各地で農薬による事故が発生し、新潟県でも発生しています。事故の多くは、農薬を適切に使用すれば防ぐことができます。
農薬を使用する際は下記の事項を遵守し、適正な使用・管理を徹底しましょう。

農薬に関する事故の主な原因

  • 慣れや思い込みによる使用農薬の適用作物、使用時期等の誤認
  • 使用量又は希釈倍数の確認もれ
  • 使用後の防除器具の洗浄不足
  • 強風や風向きによる周辺農作物への飛散(ドリフト)
  • 使用した残りの農薬や農薬の入った容器の不適切な処分
  • 前作の薬剤の残留(育苗ハウスの園芸利用時注意)
  • 無登録農薬の使用
  • 容器移し替え等による誤飲・誤食

適正使用のポイント

  • 農薬を使用する際は、必ずラベルを確認し、農薬毎に定められた使用方法を遵守すること。
  • 「止水期間」等、使用上の注意事項を遵守しましょう。
  • 住宅地に近接する農地で農薬を使用するときは、事前に周辺住民に周知しましょう。
  • 風の強さや向きに注意するなど飛散防止に努めましょう。
  • 農薬使用の記録をつけましょう。
  • 農薬散布時は、専用保護マスクや手袋、防除衣を着用しましょう。
  • 余った農薬は河川、用水路、下水に流さず適切に処理しましょう。
  • 使用後の防除器具の洗浄を徹底しましょう。
  • 農薬は専用の保管庫に鍵をかけて保管しましょう。

新潟県 農薬危被害防止運動

毎年、農薬を多く使用する6月1日から8月31日までを農薬危被害防止運動としています。
農薬を使用する際は飛散防止を徹底し、使用方法を必ず遵守しましょう。また、散布時は、専用防護マスク、手袋、防除衣を身につけましょう。

誤認の多い農作物への農薬の適正使用

 同じ科に属する作物においても作物の形状や栽培形態の異なる農作物の栽培が増加しており、例えば「ブロッコリー」と「茎ブロッコリー」のように、作物名や形状の似た別作物が栽培されています。
 このような農作物については、作物の大きさや形状、収穫までの栽培形態が異なるため、農薬の残留量が異なる場合があり、このような場合には、農薬の適用作物を分け、異なる使用基準が定められています。
 適用作物の誤認を防止するため、独立行政法人農林水産消費安全技術センターのホームページにおいて、農薬登録における適用作物名の区分について掲載されています。

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産業観光部 農林課 農業企画係

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