【重要有形民俗文化財】十日町の積雪期用具

更新日:2021年04月01日

かんじきや提灯などの積雪期用具の写真
ワラグツや下駄などの積雪期用具の写真

十日町市は世界有数の豪雪地帯として知られています。このコレクションは、雪深い十日町周辺で営まれてきた人々の生活を物語る実物資料です。

内容を大きく分けると、越冬の日常生活の実態を語る用具類、雪を利用した活動に使う道具類、積雪期間中の年中行事の様相を伝える民具類、冬期間の生業関係資料があります。

具体的には、除雪用のコシキ、ユキドイ、道開け用のミチフミバン、交通通信用のカンジキ、スカリ、運搬用のソリ類、衣食住に使われたワタコ、スッポン、ワラグツ、ツケモノオケ、ミソオケ、ヨオギ、ネシキブイトウなど昔懐かしい品々が大半です。

この資料群は、越後の名産縮(ちぢみ)織りの集散地として発展してきた町場をはじめ、周辺の信濃川沿いの村々や、背後に点在する平地・山手の集落を含めた十日町市全域から収集した沢山の用具類で構成され、冬支度から雪消えまでの当地方の人々の生活の有り様をきめ細かく語ることができます。

「十日町の積雪期用具」は国の重要有形民俗文化財に指定されており、十日町市博物館に常設展示しています。詳細は十日町市博物館のホームページ(下記)をご覧ください。

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所在地:〒948-0072 新潟県十日町市西本町1丁目448番地9(十日町市博物館内)
直通電話番号:025-757-5531
ファックス番号:025-757-6998

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