【日本遺産】「なんだ、コレは!」信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化

更新日:2021年04月05日

ストーリーの概要

国宝の火焔型土器と王冠型土器が並んでいる

国宝・火焔型土器と王冠型土器

日本一の大河・信濃川の流域は、8000年前に気候が変わり、世界有数の雪国となった。この雪国から5000年前に誕生した「火焔型土器」は大仰な4つの突起があり、縄文土器を代表するものである。火焔型土器の芸術性を発見した岡本太郎は、この土器を見て「なんだ、コレは!」と叫んだという。火焔型土器を作った人々のムラは信濃川流域を中心としてあり、その規模と密集度は日本有数である。このムラの跡に佇めば、5000年前と変わらぬ独特の景観を追体験できる。また、山・川・海の幸とその加工・保存の技術、アンギン、火焔型土器の技を継承するようなモノづくりなど、信濃川流域には縄文時代に起源をもつ文化が息づいている。火焔型土器は日本文化の源流であり、浮世絵、歌舞伎と並ぶ日本文化そのものなのである。

構成自治体

十日町市・新潟市・三条市・長岡市・魚沼市・津南町

主な構成文化財

十日町市内にある構成文化財です。リンク先は十日町市博物館ホームページです。

国宝 新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器(火焔型土器)
国指定名勝・天然記念物 田代の七ツ釜
国指定名勝・天然記念物 清津峡
新潟県指定文化財 久保寺南遺跡出土品
十日町市指定文化財 幅上遺跡出土品
十日町市指定史跡 笹山遺跡

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 教育文化部 文化財課 埋蔵文化財係

所在地:〒948-0072 新潟県十日町市西本町1丁目448番地9(十日町市博物館内)
直通電話番号:025-757-5531
ファックス番号:025-757-6998

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