水道料金の改定について

更新日:2022年09月15日

3月の市議会定例会において、水道料金の改定について議決されましたので、改定の内容をお知らせします。

これまで水道事業は、職員数の削減や施設の統廃合、民間委託の活用などの経営改善により、料金を上げることなく事業運営を行ってきましたが、老朽化した施設の更新などの建設改良費や維持管理経費等が増加する一方で、給水人口の減少により収益の増加が見込めない経営状況の厳しさを考慮した結果、将来世代に大きな負担を残さず、適切な施設更新を行い、安全安心な水を供給していくために、水道料金の値上げをさせていただくことになりました。

1.改定の経緯

水道事業は、現有施設の多くが、次々と更新時期を迎えつつあり、その更新や維持管理に莫大な費用が必要になっています。また、近年の水需要の低迷により、料金収入の減少が続くと見込まれ、経営改善が必要となっています。

令和3年10月27日に上下水道審議会から「十日町市水道事業の現状を考慮すれば、将来世代に大きな負担を残さないために水道料金の改定はやむを得ないと考える」と答申を受けました。

これらの状況を踏まえ、健全な経営を行うため、令和4年度以降の水道料金を改定させていただきます。

2.改定率と実施日

改定率

平均39パーセントの値上げ

水道事業を維持するために必要な収入を確保するために、全ての口径で基本料金、従量料金を値上げします。

※料金上昇の緩和を図るため、水道事業会計から簡易水道事業会計への繰入れを行い、最終的な改定率は平均67パーセントから平均39パーセントに抑制します。また、急激な負担増を避けるため、令和4年度に19パーセント、令和6年度に20パーセントの2段階で改定します。

実施日

第1段階:令和4年6月1日

第2段階:令和6年6月1日

新料金適用時期のイメージ

新料金適用時期のイメージ図

水道料金表(現行との比較)

主に家庭用として使用される口径13ミリメートルと20ミリメートルについては、引き続き10立法メートルまで基本料金に含み、11立方メートルから使用料金を加算します。

suidouryoukinhyounohikaku

今後の事業計画

十日町市施設更新(長寿命化)計画(40年間)に基づき、施設の更新を行います。

水道事業(総事業費 約413億円)

  1. 構造物(井戸、配水池、上屋等):約34億円(66ヶ所)
  2. 設備(取水ポンプ、ろ過機、電気設備等):約93億円(109ヶ所)
  3. 管路(導水管、送水管、配水管等):約66億円(57,963m)

簡易水道事業(総事業費 約220億円)

  1. 構造物(井戸、配水池、上屋等):約28億円(119ヶ所)
  2. 設備(取水ポンプ、ろ過機、電気設備等):約105億円(348ヶ所)
  3. 管路(導水管、送水管、配水管等):約87億円(140,572m)

今後10年間の主な事業

水道事業

  1. 千手浄水場改築事業:約11億円
  2. 十日町浄水場改築事業(ステップ2から5):約21億円
    ※ステップ1:約21億円
  3. 十日町第2配水系基幹管路耐震化事業:約6.5億円

簡易水道事業

  1. 松代地区・伊沢地区簡易水道統合事業:約2.2億円
  2. 松里浄水場改築事業(湯本簡水統合):約4.2億円
  3. 江道猿倉簡易水道・上水道統合事業:約1.6億円
  4. 北原地区簡易水道・上水道統合事業:約0.7億円
  5. 吉田地区簡易水道・上水道統合事業:約1.1億円
  6. 貝野地区・姿安養寺地区簡易水道統合事業:約1.6億円

これまでの検討結果

十日町市上下水道事業審議会での審議内容につきましては、十日町市上下水道事業審議会ページをご覧ください。

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道局 上下水道課 事務係

所在地:〒948-0072 新潟県十日町市西本町三丁目688番地(十日町市下水処理センター内)
直通電話番号:025-757-6531
ファックス番号:025-752-7009


メールでのお問い合わせはこちら