競売(公売)農地の買受適格者証明について

 通常の不動産の競売（公売を含む。以下同じ。）は、買受申出人のうち最高価買受申出人が買受ける（落札する）ことになりますが、農地の競売の場合、落札者が決まっても、その者が農地法に規定する許可を受けなければ土地を取得することができません。そこで、農地法上の農地権利取得の資格の有無をあらかじめ確認するため、競売、公売に参加するには、農業委員会による証明が必要になります。地目が田や畑などの農地の競売に参加する場合は、入札に参加するにあたり、「買受適格証明書」を、競売を行なう先に呈示しなければなりません。

 証明書の発行にあたっては、農地法の許可基準を満たしているかどうかを審査するため、交付されるまでに日数がかかります。十日町市農業委員会の場合、買受適格証明申請書の締切は毎月10日（土曜日、日曜日、祝日の場合は前倒し）となります。審査は25日開催の農業委員会総会（土曜日、日曜日、祝日の場合は先送り）で行なわれ、その後証明が交付されます。入札期日（または入札期間終了日）までに総会が開催されない場合は証明願をご提出いただいても審査できませんので、余裕をもってご提出いただきますようお願いします。なお、適格証明書は「農地の取得について農地法の許可が得られる見込みがある」ことを証明するものであり、許可を証明するものではありませんので、ご注意ください。