定例記者会見(平成31年2月4日)

更新日:2021年04月01日

1.十日町市・津南町における精神医療の確保に関する新潟県知事への要望についての報告

 先月1月31日(木曜日)、2市町(十日町市・津南町)において、新潟県知事へ精神医療の確保に関する要望を行いました。知事にお渡しした要望書は資料のとおりです。

 2市町では、精神病床を残すために、厚生連による中条第二病院の運営が現実的であると考えています。また、厚生連が示した「将来展望」から財政支援の実行により、中条第二病院の病棟閉鎖を回避できる可能性があると見ています。要望の場では、このことを知事に伝えるとともに、2市町の見解に対する考えを伺いました。知事からは、「財政支援をすれば病棟閉鎖の判断を翻意する可能性があるのか、県としても探っていきたい」という考えや、当地域の精神医療のあり方も含め、「県全体の精神医療の提供体制について、専門家の意見も交え検討する場を持つこと」についての言及がありました。

 当日は、当初予定時間の20分を大きく経過した中で対応いただき、当市の思いは十分に伝えることができ、2市町にとって大変有意義な場になったと考えています。病棟閉鎖に対する住民の不安は大きいものがあります。知事も重大な問題として受け止められていると認識しました。今回の要望を終え、今後については厚生連に対し、財政支援により病棟閉鎖を翻意できるのか、県と連携しながら改めて確認をしていきたいと考えています。

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2.「十日町きもの月間」の取組みについて

 今年で2回目となるこの取組みは、「きものの匂ふ街・十日町きもの月間2019」と称し、和装や染色などをテーマにした6つのイベントが、4月8日(月曜日)から5月26日(日曜日)にかけて開催され、県内外に向けて十日町市を広くPRし、誘客を図ります。

 この取組みは、新作きものの審査・評価をいただくことや、メーカーの商品力を全国にアピールするため、毎年4月中旬に開催される「きものフェスタ」からスタートします。その後、5月3日には、中心市街地が色とりどりのきものであふれかえる「きものまつり」と「成人式」が、また中旬には全国からの特別招待者を対象に、きもの職人が丹精込めて作り上げた逸品を販売する「十日町織物産地特別招待会」が開催されます。そして、中下旬には市内きもの関連企業12社の工場を公開し、職人の熟練した技を見学していただく「十日町きものGOTTAKU(ごったく)」、さらに、根強い人気の「きものの街のキルト展」が15日間にわたり開催され、この取組みを締めくくります。

 「きもの月間」は、きもの産地十日町だからこそできる、「和装」に特化した全国に例を見ない特別なものです。ぜひ、多くの皆さんから訪れていただきたいと思います。

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3.まつのやま学園への松之山産ブナ材を使用した木製品の寄贈について

 農林中央金庫富山支店と、ゆきぐに森林組合から、松之山産のブナ材で作られたテーブルやイスが、まつのやま学園に寄贈されます。

 今回の寄贈は、農林中央金庫が行っている社会への貢献を目指したCSR活動に、地元産材の利活用に取り組んでいるゆきぐに森林組合が賛同し、実現したものです。寄贈される木製品は、応接セット(テーブル1台・ベンチ3脚)、並びに会議用テーブルとイス(長テーブル2台・半円テーブル2台・イス12脚)です。会議用のテーブルとイスは、自由に組み合わせて使うことができます。

 寄贈式は、2月12日(火曜日)午前11時40分から、まつのやま学園で開催します。式には全校児童・生徒が参加し、生徒代表による「お礼の言葉」が述べられます。また、寄贈式終了後は、新潟大学の紙谷(かみたに)智彦(ともひこ)名誉教授による木育授業が行われ、子どもたちに木と人との深い関わりについて講演していただく予定です。

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4.越後妻有文化ホール・サポーターズ「段サポ」募集について

 平成31年度から、越後妻有文化ホール「段十ろう」において会員制となるサポーターを募集します。段十ろうでは今年度に引き続き、市民の皆さんに優れた芸術鑑賞の機会を提供するとともに、文化芸術の活動拠点として、事業展開を行います。それらの充実した事業実施のため、ぜひ多くの皆さんから支援をお願いしたく、このサポーター制度を設けました。

 サポーターには「個人会員」と「法人会員」の2種類があり、お得な特典が付いています。まずは、「チケット先行販売」です。一般販売より先にチケット購入が可能となりますので、人気が高いイベントでは有利になります。次に「会員割引」についてですが、個人会員はチケット購入時に使える500円分の割引券が2枚付きます。そのほか、段十ろうのホール練習使用料の減免を受けることができたり、イベント情報をどこよりも早く受け取ることができたりなどのサービスもあります。年会費は、個人会員が一口2,000円、法人会員が一口5,000円で、会員には会員証を発行します。入会口数に制限はありません。

 平成31年度の会員申込は、2月12日(火曜日)から段十ろうで受付開始します。申込み期限はなく随時募集していますので、多くの皆さんから入会いただきたく、お知らせします。

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5.第23回岡山県総社市山手地区と十日町市中条地区の冬交流について

 今年も2月8日(金曜日)から10日(日曜日)までの期間に、岡山県総社市山手地区と十日町市中条地区との交流を行います。

 この交流は1336年の南北朝時代の歴史的背景を縁として、平成9年から始まったものです。毎年夏に中条小学校の6年生が山手地区を訪問し、冬は山手小学校の6年生が中条地区を訪れ、お互いにホームステイを行い交流しています。今回は、23回目を迎える冬の交流に、51人の児童と14人の引率者が当市を訪れます。昨年夏は西日本豪雨災害の影響で、中条小学校の6年生は山手地区を訪問できませんでしたが、今回の冬交流では自分たちで企画したレクリエーションや、スノーチュービングなどの雪遊び体験で交流を深めようと張り切っています。山手小学校の児童の皆さんは、このほかに博物館で十日町市の歴史や雪国文化の学習を行います。

 なお、学校と地域が連携協力したこのような取組みが国から認められ、昨年12月市内では初の文部科学大臣表彰を受賞しました(平成30年12月4日の定例記者会見で既報)。このことについて、2月8日(金曜日)の引率者歓迎会で報告を行います。

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6.十日町市所蔵「岡田紅陽写真展」の開催について

 2月15日(金曜日)から24日(日曜日)までの10日間、十日町情報館2階ギャラリーで十日町市所蔵「岡田紅陽写真展」を開催いたします。

 富士山の美しさを世界に知らしめた写真家として有名な、十日町市出身の岡田紅陽さんの作品24点を一斉展示するものです。写真作品はその性質上、長期間または頻繁な展示公開が難しく、市が所蔵する全作品の一斉展示は5年ぶりとなります。

 入場無料ですので、この機会にぜひ多くの皆さんから来場、鑑賞していただければと思います。

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