定例記者会見(令和6年3月4日)

更新日:2024年03月04日

1.「里山スノウリッチ*マーケット」を開催します

昨年3月に開催した、雪国の文化に触れながら、大人も子どももお楽しみいただけるイベント「里山スノウリッチ*マーケット」を今年も開催します。開催日は、3月16日(土曜日)、会場は越後妻有交流館キナーレです。

「里山おいしいキッチン」、「ミチクサふるさとマルシェ」では市内をはじめ、近隣地域や県外からのお店が出店します。地域のおかあさんたちが作るけんちん汁のふるまい、「ちんころ」や大地の芸術祭「養蚕プロジェクト」のキャラクターである「マユビト」づくりができるワークショップ、フィナーレはキナーレの夜空にランタンを浮かべるなど、たくさんのプログラムをご用意してお待ちしています。

また、上越市立水族博物館「うみがたり」の活魚車も来ます。

2.「清津峡観光案内所」を開設します

大地の芸術祭作品の代表作である清津峡渓谷トンネルの入坑者数は順調に伸びており、四季を通じて県内を代表する観光地として定着してきました。
清津峡を起点とした、インバウンドを含む市内観光情報の案内強化と、市内への回遊性を高めることなどが課題となっていましたが、文化庁の共催で、日本博事業の1つとして国内外に発信されている「大地の芸術祭」の第9回展に合わせ、令和6年4月1日(月曜日)に「清津峡観光案内所」を開設します。
場所は、清津峡小出温泉街で以前に旅館を経営されていた村山荘さんの1階をお借りしており、現在内装工事中です。
開設後の営業時間は午前9時から午後5時までとなり、運営は一般社団法人十日町市観光協会が行います。
工事完了後のイメージは別紙のイメージパースをご覧ください。案内所内は清津峡の柱状節理をイメージしたデザインも施され、おみやげなどの物販も行う予定です。

3.春季企画展「しらべてまもろう!里山の植物」を開催します

「森の学校」キョロロでは、春季企画展「しらべてまもろう!里山の植物」を開催します。今回の企画展では、雪国の里山の植物の特徴や多様性をテーマとし、特にその調査・保全の重要性について紹介します。市内の絶滅危惧種の標本や、新潟大学教育学部から借り受けた県内絶滅種の貴重な標本画像を展示しながら、クイズやワークシートなども用いて里山の植物の調査・保全について楽しく学ぶことができる企画展です。
会期は3月16日(土曜日)から7月7日(日曜日)までです。開館情報につきましては、報道資料をご確認ください。なお、4月1日(月曜日)から高校生以上の入館料が600円へと改定されます。
また企画展テーマと関連したイベントとして、環境省の「生物多様性保全上重要な里地里山」選定地であるキョロロの森を会場に「花ごよみしらべ」、「植物の標本づくり体験」、「外来植物オオハンゴンソウの調査や駆除」を予定しています。開催日などの詳細は報道資料および添付の企画展チラシをご覧ください。

4.「ウィーン少年合唱団公演」を開催します

「天使の歌声」と称され、世界中の人々から親しまれているウィーン少年合唱団が十日町市で公演を行います。
今回の公演は、当市が連携協定を結んでいる滋慶学園グループ、そして滋慶学園グループと連携協定を結んでいる株式会社当間高原リゾートの後援と滋慶学園グループの関連企業である株式会社ジャパン・アーツの協力により実現したものです。2024年の来日公演において、県内では当市のみの開催となります。
日時は5月18日(土曜日)の午後2時開演で、会場は越後妻有文化ホール「段十ろう」です。
チケットは前売券が4,000円。全席指定で、段サポ先行販売が3月9日(土曜日)9時から、一般販売が3月16日(土曜日)9時からです。
ウィーン少年合唱団は、1498年創設の歴史ある合唱団で、「シューベルト組」、「ハイドン組」、「モーツァルト組」、「ブルックナー組」の4つのグループに分かれて活動されており、今回来日するのは「シューベルト組」です。ウィーンの調べのほか、映画音楽やポップスなど、日本人にも馴染みのある音楽で観客を魅了してくれます。

5.「神田伯山独演会」を開催します

6代目神田伯山さんは、2007年に三代目神田松鯉に入門し、2012年に二ツ目昇進、2020年に真打昇進された講談師で、数々の受賞歴があり、昨年3月には国立演芸場が授与する「令和4年度花形演芸大賞」において、大賞を受賞されています。
講談師としての活動の他にも、多くのテレビ出演やCM出演、ラジオパーソナリティやYouTuberとしても活動されており、幅広いジャンルで活躍されています。
今回の独演会開催にあたっては、数年前から調整を重ねて、ようやく念願かなって開催に至りました。
日時は5月26日(日曜日)の午後2時開演で、会場は越後妻有文化ホール「段十ろう」です。
チケットは3,800円、全席指定で、昨日から一般販売を開始しましたが、大変好評で、段十ろう以外のプレイガイド販売分は既に完売となり、段十ろう販売分は残りわずかとなっています。(※3月4日時点)
【3月5日更新】
チケットは車いす席、介助席を除いて完売しました。また、当日券の販売はありません。
段十ろうでは、今後もウィーン少年合唱団公演やオレンジレンジツアーなど、多彩な公演を実施する予定です。

6.市営バス吉田線(絵本と木の実の美術館行き)の運行を開始します

南越後観光バス株式会社が運行している路線バス鉢線が、令和6年3月末日をもって運行終了となることに伴い、交通空白地を生じさせないよう、また、地域公共交通を確保するため、令和6年4月1日(月曜日)から、吉田地区と市街地を結ぶ市営バス吉田線の運行を開始します。
運行回数は、現在、平日4往復のところ5往復となります。また、主な停留所は、現在の路線バス鉢線を基本としつつ、樽沢集落や稲葉集落などをルートに加え、また市街地では十日町駅東口を追加して運行します。
乗車料金は、1回の乗車につき200円です。なお、令和6年4月から6月は試行運転のため無料とします。
また、使用する車両には「絵本と木の実の美術館」をイメージしたデザインをラッピングする予定です。
今後、吉田地区の皆さんの重要な公共交通として愛着が持たれ、また、大地の芸術祭の来訪者など、多くの皆様からご利用いただきたいと考えています。

7.「令和6年十日町市議会第1回定例会」に提出する主な議案について

今週、3月6日(水曜日)開会の3月議会で提案する主な議案について説明します。会期は、25日(月曜日)までとなっています。
まず、1つ目は、「使用料の改正に係る条例(計7条例)の一部を改正する条例制定について」です。
議案第11号から第17号の7議案につきましては、光熱水費や物価の高騰などに伴い、健全な財政運営の取組みとして、令和7年4月1日から公民館など12施設の料金改定を行うものです。
2つ目は、「指定管理者の指定について」です。
議案第20号から第24号の5議案につきましては、令和6年度から新たに指定管理する2施設と、今年度末をもって指定管理期間が満了する3施設について、指定管理者を指定したいことから、3月議会において議決をお願いするものです。
3つ目は、議案第30号の「十日町市簡易水道及び小規模水道給水条例の一部を改正する条例制定について」です。中里地域における水道未普及地域解消事業の工事進捗に伴い、小出集落内の水道の供用を令和6年4月1日から開始するために改正するものです。なお、平成31年度から実施しております本事業につきましては、来年度(令和6年度)で完了する予定です。
4つ目は、議案第32号の「十日町市介護保険条例の一部を改正する条例制定について」です。本改正は、第9期介護保険事業計画に基づいて、「基準となる月額保険料額」を現行の6,000円から6,300円に変更するとともに、介護保険法施行(しこう)令の改正に合わせて、所得段階を11段階から13段階に増やし、それぞれ規定する介護保険料を改めるものです。
なお、第10段階以降の高所得者の標準乗率を引き上げることで、第1から第3段階に属する低所得者の保険料上昇の抑制を図ります。
5つ目は、「令和5年度 十日町市一般会計補正予算(第12号)ほかの主な概要」についてです。
まず、「1.補正予算」について説明します。補正額は、一般会計で1億4,714万2千円の増額、特別会計 では、5会計で2億291万1千円の追加となります。
次に、「2.一般会計の主な補正の内容」を説明します。
歳入では、「とおかまち応援寄附金」に2億円を追加し、今年度の寄附総額を8億円と見込むものです。
次に歳出です。はじめに、総務費です。芸術祭を通じて交流のある石川県珠洲市を支援するため、災害支援代理寄附を受け付けます。300万円の代理寄附を見込んでいます。
「ふるさと回帰支援事業」では、「雪原学舎プロジェクト」に対し、「クラウドファンディング型ふるさと納税」により、184万3千円を追加で支援します
次に、民生費です。「保育所等における性被害防止対策に係る設備等支援事業」は、国の補正予算により新たに事業化するものです。35万3千円を計上します。
衛生費の「子ども医療費助成事業」は、受診控えの解消などもあり、助成件数が増加しており、1,987万円を追加します。
農林水産業費です。記載の合計7事業は、国の補正予算により、水路トンネルや、ため池の改修、区画整理等の事業を前倒しで実施するものです。
商工費の「大地の芸術祭通年誘客促進事業」は、546万9千円を追加し、「2023年の越後妻有」などの共通チケットに係る増収分を対象施設に配分します。
土木費です。国の補正予算により、6年度事業の前倒しとして、「十日町地域消雪パイプ更新事業」に1億2,100万円を新規に計上します。
教育費 です。「小学校施設整備事業」に120万4千円を追加し、「ふれあいの丘支援学校」の児童が、十日町小学校側の教室を使用するために必要な施設改修を行います。
「中学校施設整備事業」では、川西中学校における1学年1クラスに対応する教室改修工事に、242万円を追加します。
小学校及び特別支援学校の「教科用図書指導書改訂事業」には、合わせて、2,748万8千円を追加します。令和6年度の小学校教科書改訂に伴い、紙ベースとデジタルがセットになった指導書に対応するものです。
最後に、「3.新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の充当事業」です。この交付金を小中学校及び公営企業会計の電気料高騰分に充てるなど、最終的な活用額は3億7,929万1千円となります。
このほかにも、いくつかの事業において、補正をしています。

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