世田谷区と自然エネルギーを活用した連携・協力協定を締結しました

更新日:2024年05月31日

2人の男性が額縁に入った文書を掲げている写真

左から関口市長、保坂区長

 令和2年11月24日(火曜日)に、十日町市と世田谷区は自然エネルギーを通じた相互のさらなる連携・交流を目的に「十日町市と世田谷区における自然エネルギー活用を通じた連携・協力協定」を締結しました。

電力連携の経緯

 世田谷区との交流は、昭和61年に合併前の旧松代町の公民館事業として、中学生が世田谷区で開催された「雑居まつり」に参加したことが始まりです。現在まで交流は続いており、「せたがやふるさと区民祭り」への出店や、「新年こども祭り」への雪のプレゼントなど、行政や民間を問わず様々な交流を行っています。

 十日町市では、市内での電力消費量の30%を再生可能エネルギーで創出することを目標にかかげ、様々な取組みにチャレンジしています。

 その一つである「松之山温泉地熱バイナリー発電」が12月13日に運転開始します。この発電所でつくられる十日町産の電気を単なる売電で終わらせることなく、地域の活性化や新たな交流の構築などに繋げていきたいと考えていました。

 一方の世田谷区では、区全体で再生可能エネルギーの利用拡大を目指し、取組みを進めています。しかし、区内でのエネルギー調達には限りがあるため、エネルギー資源を豊富に備えている自治体との連携と交流を深めています。平成27年に世田谷区が開催した「自然エネルギー活用による自治体間連携ネットワーク会議」に当市が参加したことをきっかけに、十日町産の自然エネルギー活用について世田谷区とともに検討を重ねてきました。

 地熱バイナリー発電の事業者である「松之山温泉合同会社 地・EARTH(ジアス)」は、松之山温泉の魅力を活かし、地域に根差した事業を目指しています。今回の連携協力協定にともない、発電事業者も含め、電力供給を通じた具体的な交流の仕組みを作っていきます。

連携イメージのフロー図

下記のリンクでは、松之山温泉地熱バイナリー発電についてお知らせしています。

額の紹介

 今回、協定書を納めた額は、十日町産の着物地と木材を使用しました。
 着物は桶絞りという染色技法を繰り返し用いて丁寧に染め上げ、手描き友禅で繊細な表現をしています。
 また、木材は十日町産の越後杉を使用し、越後杉の美しい木目が現れてします。細部にわたり、職人の巧みな技が施されています。

額縁に飾られた文書の写真
机の上に並べられた2つの額縁の写真

この記事に関するお問い合わせ先

環境エネルギー部 環境衛生課 エネルギー政策係

所在地:〒948-0056 新潟県十日町市高田町六丁目915番地2(エコクリーンセンター内)
直通電話番号:025-752-3924
ファックス番号:025-757-1751

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