上越魚沼地域振興快速道路

更新日:2023年12月01日

「上越魚沼地域振興快速道路」(通称:上沼道)は、北陸自動車道と関越自動車道を結び、信頼性の高い道路ネットワークを形成する延長60キロメートルの地域高規格道路です。上越市を中心とする上越地方生活圏と十日町市、南魚沼市を中心とする魚沼地域生活圏の連携を強化するとともに、日本有数の豪雪地帯である当地域の冬期間の安全・安心な交通の確保や救急医療体制の充実に大きな役割を果たす重要な道路です。

上沼道の早期整備は、新潟県内でも数少ない高速体系の空白地帯である当市にとってはもちろん、沿線自治体にとっての悲願です。災害に強い道路ネットワークの確保はもとより、観光産業の活性化、企業立地の加速など、期待される効果は計り知れないものがあります。この地域の未来に通じる道路である上沼道の早期整備に向けて、これからも関係機関とともに一丸となって進んでいきます。

十日町道路

概要

平成31年度(令和元年度)、国により総事業費620億円で事業化が決定した、十日町市北鐙坂から八箇に至る延長約10.8キロメートルの道路です。

十日町道路の整備により、現道区間の通行障害リスクを回避し、信頼性の高い交通ネットワークが形成されると共に、関越自動車道と十日町地域のアクセス性が向上し、観光振興の支援となることが期待されます。

主な整備効果

1 信頼性の高い交通ネットワークを形成します

 国道253号現道の急カーブ、急勾配区間や土砂災害などによる通行規制、冬期通行障害などのリスクを回避し、安全な交通確保が期待されます。

2 地域医療サービスの向上を支援します

三次医療施設である「魚沼基幹病院」に、十日町市の南西部や津南町など到着に60分以上かかる地域もあります。十日町道路の整備により、到達時間の短縮、アクセス性やサービス向上を支援することができます。

3 地域の安定的人流・物流を支え、地域振興の支援をします

関越自動車道、国道17号方面への接続を強化するとともに、(仮称)十日町インターチェンジ周辺の土地開発による地域振興を支援することが可能になります。

4 観光振興の支援をします

十日町地域と六日町インターチェンジのアクセス性や冬期の通行のしやすさが向上し、観光振興を支援することができます。

中心杭打ち式

令和4年4月24日、本格的な測量作業に着手することとなり、「中心杭打ち式」を国土交通省・県・市の共催で開催しました。

令和4年4月24日に開催した「十日町道路」中心杭打ち式

令和4年4月24日に開催した「十日町道路」中心杭打ち式

中心線の路線標識設置

十日町道路の進捗状況を広く一般に周知することを目的として、市内に道路の中心線標識が設置されています。

このうち国道117号と交差する伊達地内では、令和5年9月26日に、地元水沢中学校3年生徒19人と、国土交通省長岡国道事務所および十日町市の若手職員により、設置作業が行われました。

中心線標識設置作業の様子

令和5年9月26日に行われた設置作業

八箇峠道路

概要

上沼道の終点側、十日町市八箇から南魚沼市余川間の延長9.7キロメートルの道路です。

八箇峠道路の整備により、一般国道253号の通行規制区間や交通の難所である「八箇峠」の交通障害を解消するとともに、十日町生活圏・南魚沼生活圏の地域活性化の促進・一体的な圏域形成が期待されます。

関越自動車道との連携

八箇峠道路の一部となる、「関越自動車道 六日町函渠工工事」が行われています。関越自動車道を通行止めにせず、現道の直下を施工する難易度の高い工事であるため、高速道を管理するNEXCO東日本が国土交通省から受託し、進められます。

令和4年6月18日には、関係者が参加して安全祈願祭が開催されました。

令和4年4月24日に開催された六日町地区函渠工工事安全祈願祭

令和4年6月18日に開催された六日町地区函渠工工事安全祈願祭

要望活動等

近隣の南魚沼市・湯沢町・津南町と各議会、商工団体、農業協同組合、地域コミュニティと上越魚沼地域振興快速道路「十日町・六日町間」整備促進連絡協議会(平成11年8月発足)を組織し、国・県などに対し、要望活動を行っています。

ほか、上越魚沼地域振興快速道路建設促進期成同盟会(上越市道路課事務局)にも参加し、上沼道の整備促進のために活動しています。

要望会の様子

要望活動

関連リンク

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建設部 建設課 監理係

所在地:〒948-8501 新潟県十日町市千歳町3丁目3番地(本庁3階)
直通電話番号:025-757-3117
ファックス番号:025-752-4635

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