定例記者会見(平成30年4月23日)

更新日:2021年04月01日

1.「清津峡渓谷トンネルリニューアルオープン」について

 4月28日(土曜日)、清津峡渓谷トンネルをリニューアルオープンします。中国の高名な建築家である馬岩松(マ・ヤンソン)氏らが代表を務める建築事務所MAD Architects(マッド・アーキテクツ)による設計により、現代美術の力でより魅力あるトンネルに改修し、大地の芸術祭作品としても先行公開となります。

 リニューアル内容は、1つ目としてトンネル入坑口に柱状節理を石積みし、洞窟というトンネルへの導入としています。2つ目として、第2見晴所にマジックミラートイレを設置し、外からは清津峡が反射して見え、中からは清津峡を眺めることができます。3つ目として、パノラマステーションに床一面に水を張り、トンネル壁面にはステンレス板を貼って、清津峡の峡谷美が立体的に映し出される空間となっています。また、トンネル全体の照明を電球色にして半減し、洞窟の中の暗いトンネルを演出しました。

 なお、エントランス施設につきましては、7月29日(日曜日)に芸術祭とあわせてグランドオープンとなります。

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2.「大地の芸術祭の里 越後妻有2018春」を開催します

 いよいよこの夏に迫った「大地の芸術祭」の本番に先立ち、4月28日(土曜日)から5月6日(日曜日)の9日間、「大地の芸術祭の里 越後妻有2018春」を開催します。この春は、過去の芸術祭の本番年よりも、作品の準備、制作状況などを広く公開し、大地の芸術祭ができあがるまでの過程を楽しんでいただきたいと考えています。

 今春リニューアルオープンする、まつだい農舞台では、夏の芸術祭で参加するアーティストの作品プランや、制作状況などを公開する「大地の芸術祭LIVEセンター」を設定します。またキナーレでは、この夏のメインプロジェクト「2018年の方丈記私記(ほうじょうきしき)」展の作品模型や、実物大の方丈を体験できるブースを設置し、ユニークな空間が立ち上がるプロセスをご覧いただけます。

 そのほか、新作の先行公開やツアー・イベントの実施など盛りだくさんのプログラムを開催し、お得にお楽しみいただける共通チケットもご用意しております。

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3.コモ市への職業研修の派遣について

 現在、コモ市の職人養成学校であるCFPの生徒が、市内にて調理研修を行っております。そのご縁が繋がり、CFP生徒の市内の研修先であった当間高原リゾート ベルナティオの社員の方が、イタリア・コモ市へ、イタリア料理および接客を学ぶため、職業研修に派遣されます。

 開催概要は報道資料のとおりでございますが、今回のコモ市への研修生は、ベルナティオの社員であるシェフの山田和彦さんと、ゲストリレーション部、サービス担当の富井(とみい)千晶(ちあき)さんの2人です。研修場所は、コモ市街地にあるミシュラン一つ星レストラン『イ・ティッリ・イン・テオリア』で、イタリア特有の素材に関する知識や調理技術研修、接客や立ち振る舞いに関する研修を積んでこられます。

 このような形で、相互交流が続いていることは大変喜ばしく、姉妹都市としての交流が発展してきていると実感しております。

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4.国宝・火焔型土器高精細レプリカの完成について

 平成28年12月に、東京国立博物館との共同研究で実施した国宝・笹山遺跡火焔型土器・指定番号1の3次元計測データを活用して制作した高精細レプリカが、この度、完成しました。このレプリカは陶製(焼き物)で、実物(高さ46.5センチメートル・重量7.4キログラム)とほぼ同じ大きさ、重量です。陶製のため、樹脂で製作した通常のレプリカと異なり、触った時の質感も実物に近いものになっています。また、彩色した後に焼いているため、色落ちせず、水に濡れても問題ありません。

 今後は、小・中学校への出前授業等の教育普及や、新博物館での展示にとどまらず、大地の芸術祭や雪まつり等のイベントに合わせて、「手で触れることができる国宝」として有効活用し、国内外に広く縄文文化を発信して行きます。

 このたび完成しましたレプリカを、ゴールデンウィーク期間中に公開します。5月3日(木曜日)は段十ろう「だんだんテラス」前、その後の4日(金曜日)~6日(日曜日)は、分じろう「まちの文化歴史コーナー」において展示します。同じ期間に、十日町市博物館ではモデルとなった国宝・火焔型土器・指定番号1の実物を展示しています。両方を見くらべていただき、レプリカの出来上がりの素晴らしさを実感していただければと思います。

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5.まちなか国宝展示について

 「十日町きものまつり」にあわせ、5月3日(木曜日)の午前10時~午後3時まで、分じろう「まちの文化歴史コーナー」において、国宝・火焔型土器・指定番号5の実物を展示します。この指定番号5は、7月~8月にパリで開催されるジャポニスム2018「深みへ」展に出品されます。街なかで、国宝の実物を見ることができる、またとない機会です。

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