定例記者会見(平成31年4月8日)

更新日:2021年04月01日

1.「『大地の芸術祭』の里 越後妻有2019春」の開催について

 4月27日(土曜日)から5月6日(月曜日・振替休日)の10日間、「『大地の芸術祭の里』越後妻有2019春」を開催します。

 この春、初めての試みとして、過去の芸術祭の軌跡を振り返る「大地の芸術祭プレイバックツアー」を開催します。作品が制作された年代別に2種類のコースを用意し、ツアー参加者限定で公開する空き家・廃校作品の鑑賞とランチがついたツアーとなっています。このほか、「2019年春の企画展」として、清津倉庫美術館での河口(かわぐち)龍夫(たつお)さんの企画展や、まつだい「農舞台」で開催する山菜をテーマにした企画展を開催するほか、うぶすなの家、奴奈川キャンパスでのスペシャルランチの提供など、盛りだくさんの内容です。お得な越後妻有2019春の「共通チケット」を購入していただき、多くの皆さんから楽しんでいただきたいと思います。

 さらに、このたび約200点の作品の設置場所と写真を掲載した2019年版ガイドマップも完成し、十日町市総合観光案内所、キナーレ、農舞台など各所で順次販売していきます。前述した共通チケットとともに、ガイドマップを片手に越後妻有を巡ってみませんか。

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2.国宝・王冠型土器高精細レプリカの完成と展示について

 平成28年に、東京国立博物館との共同研究で計測した3次元データを活用して、平成29年に国宝・火焔型土器・指定番号1の高精細レプリカを制作しました。これに続いて今回、国宝・王冠型土器・指定番号15の高精細レプリカが完成しました。王冠型土器は、火焔型土器とセットで出土する特徴的な土器です。

 このレプリカは陶製の焼き物で、実物の高さ27.2センチメートル、重量2.6キログラムとほぼ同じ大きさ、重量です。陶製のため、触った時の質感も実物に近いものになっており、色落ちしません。そしてこの完成したレプリカを、4月9日(火曜日)から博物館ロビーで展示します。

 今後は、博物館での展示のほか、大地の芸術祭や、きものまつり、雪まつりなどのイベントに合わせて、「手で触れることができる国宝」として活用し、国内外に広く縄文文化を発信していきます。

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3.第43回十日町きものまつりと平成31年度十日町市成人式について

 ゴールデンウィーク期間中の5月3日(憲法記念日)に開催されるイベント情報をお知らせします。

 まず、第43回目となる「十日町きものまつり」の開催についてです。今回は、昨年度から取り組んでいる「きものの匂ふ街・十日町きもの月間」の中核イベントとして開催します。主な内容として、市民交流センター「分じろう」では、国宝・火焔型土器No.5の実物を展示します。この国宝は、昨年パリで開催されたジャポニスム2018「深みへ展」で展示されたものです。また、毎年好評である和室での無料茶席のほか、「大地の芸術祭 地元サポーター活動紹介展」として写真の展示や、昨年の大地の芸術祭に参加した作家の似顔絵コーナーを設けます。さらに歩行者天国では、新たに十日町の地ビールなどの出店もあり、十日町の名産品をPRします。好評のお楽しみ抽選会では、新成人限定の景品を用意していますので、たくさんの新成人から参加していただきたいと思います。また、「きもの月間」にあわせて、きものを着用した人へ、特典をサービスする企画も計画しています。きもの一色の1日となる十日町市へ、たくさんの皆さんからお越しいただきたいと思います。

 次に、平成31年度十日町市成人式についてです。新元号の令和となり、初めての成人式となります。式典では、十日町市民吹奏楽団の皆さんによる記念演奏、新成人代表者による抱負発表、滋慶学園グループのゴスペルによるパフォーマンスを行うほか、市内の障がい者福祉施設で働いている皆さんが記念品を製作し、受付で新成人へ直接手渡します。また、ホール内に新成人の恩師や家族用の席を設け、「だんだんテラス」にも観覧スペースを用意します。そして、新たに作製した、手でさわれる国宝・王冠型土器の高精細レプリカもエントランス付近に展示します。同日開催している前述の「きものまつり」では、楽しいさまざまな催しが企画されていますので、この日はきもの姿の新成人で、市内が大いに賑わうものと思います。

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4.都市緑化功労者新潟県知事表彰の受賞について

 新潟県では毎年、都市緑化の推進や公園緑地等の整備・保全・美化などに顕著な功績のあった団体・個人に対して、知事表彰を行っています。

 このたび、中条地区の桂公園を管理運営している「NPO法人 桂公園こどもランド」が、都市緑化功労者として表彰されることになりました。表彰式は、4月29日(昭和の日)の午前11時から、新潟県スポーツ公園カナールステージにおいて、第32回新潟県都市緑化フェアの式典の中で行われます。

 当団体は、老朽化した公園の再生を目的として平成27年に設立されました。その後の地道な活動により、今では市内外より年間1万人ほどが訪れる魅力ある公園に生まれ変わっています。その成果が認められ、過去には公園財団をはじめ、さまざまな賞を受賞しています。

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5.平成31年度「とおかまち健康ポイント事業」の参加者募集について

 今年度も40歳から64歳までの市民を対象にした、「とおかまち健康ポイント事業」の参加者を200人募集します。

 この事業は、運動習慣の少ない働き盛り世代の市民を対象に、健康づくりの意識向上と、運動習慣の定着化を図り、健康寿命を延ばすことを目的としています。期間中に運動に取り組むことでポイントが貯まり、500ポイント貯まると「十日町市カタログギフト」を贈呈します。昨年度は189人の参加者のうち、約4割の78人が500ポイントを達成しました。また、参加者からは「運動するきっかけになった」と好評をいただきました。

 取組み方法は、まず電話で申し込んでいただき、5月19日(日曜日)に行われる説明会で体脂肪量と筋肉量を測定します。その後、5月中旬から11月上旬までの約半年間に、運動施設の利用や健診の受診、ウォーキングなどの運動に取り組んでポイントを貯めます。そして終了時に、再度体脂肪量と筋肉量の測定を行い、数値が改善されていれば高いポイントを付与します。健康な体をつくりながら、素敵な商品がもらえるお得な事業です。この事業により、運動を始める市民がさらに増えることを期待しています。

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6JR東日本共生策等の取組について

 平成30年度にJR東日本から取り組んでいただいた共生策等についてお知らせします。

 まず、資料の1つ目の項目「飯山線・ほくほく線活性化」について、昨年度も「越乃Shu*kura(シュクラ)」や「おいこっと」をはじめとするリゾート列車や、大地の芸術祭、雪まつりなど各種イベントに合わせた臨時列車を運行していただきました。

 次に、資料の2つ目の項目「地域振興策への支援」について、「(1)交流人口の増加の取組及び支援」ですが、昨年の夏は大地の芸術祭第7回展が開催されました。関連する取組みとして、十日町駅および魚沼中条駅への新たな恒久作品の設置、臨時列車の運行、旅行商品の販売、新聞・雑誌をはじめとする各種媒体での宣伝広告などにご協力をいただいています。また、市のPRとして、大宮駅でのデジタルサイネージ放映などにも協力をいただいています。「(2)地域経済に対する支援」ですが、「十日町すこやかファクトリー」が開業5年目を迎えました。アレルギー対応クリスマスケーキの販売が引き続き好調であり、前年比111%の販売数となっています。また、十日町地域限定の子どもの日のケーキや、クリスマスケーキの販売といった新たな取組みも始まっています。次に、「(3)地元農産物の販売イベント等地域のPR活動への支援」として、系列ホテルで開催された「新潟・庄内フェア」において、コシヒカリや妻有ポークをはじめとする十日町産の食材を使用してもらいました。また、大地の芸術祭のミュージアムショップを首都圏で開設するなど、市の産物の販売や宣伝にも寄与していただいております。

 次に、資料の3つ目の項目「地域・各種団体要望等」について、11月に千手放水路にかかる友重橋(ともしげばし)が竣工しました。友重橋は地元集落とほ場を結ぶ重要な路線で、架け替えにより安全性・利便性が向上したとともに、今後の地域振興に大きく寄与するものと期待しています。

 市とJR東日本の共生策等については、お互いが発展していく良い形で継続していくことで、JR東日本の企業価値も上がっていくものと考えています。引き続きご努力をいただきたいと考えています。

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