定例記者会見(令和元年9月2日)

更新日:2021年04月01日

1.キナーレ明石の湯 熱電併給システム整備事業の基本協定を締結しました

 再生可能エネルギーの30%創出に向けて、このたび「キナーレ明石の湯 熱電併給システム整備事業」の公募型プロポーザルにより、選定した優先交渉権者と基本協定を締結いたしましたのでお知らせします。

 8月30日(金曜日)に市役所本庁舎で基本協定締結式を行い、事業契約に向けた検討項目と役割分担などを記載した、「基本協定書」に調印しました。優先交渉権者は、「三洋貿易(さんようぼうえき)株式会社」、「大日本(だいにっぽん)コンサルタント株式会社」、「株式会社村山土建」のグループです。「三洋貿易」は、本事業で使用するドイツ製の発電機械の輸入総代理店で、「大日本コンサルタント」は再生可能エネルギー分野も手掛ける総合建設コンサルタントです。「村山土建」は、地元の建設業者です。

 この木質バイオマス発電所は、市が公設民営で建設する第1号の発電所で、市内の間伐材で作られた木質ペレットを蒸し焼きにして、発生するガスを利用した発電となります。年間発電量は約122万キロワットアワーで、一般家庭280世帯分に相当する電力を賄うとともに、これに伴い発生する熱を明石の湯に供給します。9月以降、ペレットの調整や特別目的会社の設立など、事業契約へ向けた準備に入ります。

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2.NPO法人ほほえみが福祉有償運送を実施します

 川西地域のNPO法人「ほほえみ」が、身体に障がいのある人や、介護の必要な人などの移送を行う、福祉有償運送を実施します。

 福祉有償運送は、NPO法人などが、身体障がい者などの会員に対し、自家用自動車を使用して、原則としてドア・ツー・ドアの個別輸送を行う「自家用有償旅客運送」の一つです。この福祉有償運送の実施で、自ら公共交通車両に乗り降りすることが困難な皆さんに対し、一層安全・安心な交通サービスが提供されることが期待されます。

 市は、平成29年に運送業者や福祉団体などで構成された「福祉有償運送運営協議会」を設立し、福祉有償運送の体制整備に向けた検討を行ってきました。そして今回、市内で初めてNPO法人「ほほえみ」から登録申請があり、同運営協議会での承認を経て、県から許可を得たことから、今月下旬から運送開始となります。今後も福祉有償運送への事業者の参入を促し、高齢者などの福祉向上につなげていきます。

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3.「『大地の芸術祭』の里 越後妻有2019秋」を開催します

 10月12日(土曜日)から11月4日(月曜日・振替休日)まで、土日を中心とした10日間に、「『大地の芸術祭』の里 越後妻有2019秋」を開催します。

 今回のメイン企画は、まつだい農舞台で開催される「おこめ博覧会」です。里親数・耕作面積ともに日本一となった「まつだい棚田バンク」についての展示をもとに、豪雪地での農業について学ぶことができます。このほか、収穫期を迎え、新米の試食や販売も行います。

 また現在、土曜日・日曜日に運行している「プレイバックツアー」を、秋会期特別バージョンで用意しています。日替わりで2種類のコースがあるほか、昼食はツアー限定の「うぶすなの家」特別メニューを提供します。ほかにも『大地の芸術祭』の里レストランやイベント、泊まれるアートなど、たくさんの企画が目白押しです。全てのアート作品を鑑賞できるお得な共通チケットがありますので、この機会にぜひ数多くの作品をご覧ください。大勢の皆さんの来場をお待ちしています。

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4.「第38回十日町小唄日本一優勝大会・歴代優勝者大競演会」を開催します

 この秋、県内で開催される「第34回国民文化祭・にいがた2019」の、当市における最初の開催イベント、「第38回十日町小唄日本一優勝大会」および「歴代優勝者大競演会」を、越後妻有文化ホール・段十ろうで9月21日(土曜日)・22日(日曜日)に開催します。

 例年7月に行われていた「十日町小唄日本一優勝大会」を、国民文化祭事業として盛大に開催するもので、今回は一般の部・少年少女の部、合わせて91人の出場者が、日本一の称号を目指して自慢の歌声を競います。大会には、現在人気急上昇中の本格派津軽三味線デュオ「輝&輝(きき)」が、ゲストとして出演します。

 また、今回は十日町小唄誕生90周年を記念し、「歴代優勝者大競演会」を前夜祭として9月21日(土曜日)に開催します。過去37回の大会優勝者のうち30人が出演し、皆さんから得意の民謡を披露してもらいます。優勝者の競演を、ぜひ観覧ください。

 なお、両日とも入場は無料です。プログラムは、それぞれ500円で当日受付にて販売します。

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5.~十日町で、安吾を語ろう~「安吾フェス in 十日町」を開催します

 10月19日(土曜日)・20日(日曜日)に、「安吾フェス in 十日町」を開催します。この事業も「第34回国民文化祭・にいがた2019」のイベントとして行うもので、十日町市に縁の深い作家・坂口安吾について、松之山との関わりや、その魅力について理解を深め、語り合います。

 19日(土曜日)は大棟山美術博物館を会場に、ピアニスト下山(しもやま)静香(しずか)さんによるコンサートのほか、県立十日町高等学校松之山分校の生徒さんによる書道作品の披露、「松之山安吾の会」を始めとする、各地の安吾顕彰団体の皆さんによる活動紹介を行います。20日(日曜日)は十日町情報館を会場に、大棟山美術博物館でも撮影が行われた映画「白痴(はくち)」の上映後、映画監督でヴィジュアリストの手塚(てづか)眞(まこと)さんと、安吾の子息である写真家の坂口(さかぐち)綱男(つなお)さんの講演を行います。また、十日町情報館には「安吾特設コーナー」を開設します。

 ぜひ来場して、作家・坂口安吾の世界に触れていただきたいと思います。

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6.第11回山内写真館資料写真展「昭和の十日町」及び「昔の十日町」8ミリフィルム映写会・「わたしの1枚」発表会を開催します

 9月24日(火曜日)から10月6日(日曜日)まで、十日町情報館ギャラリーで、第11回山内写真館資料写真展「昭和の十日町」を開催します。この写真展は、旧・山内写真館所蔵の約48,000点にのぼる写真を整理している「十日町市古文書整理ボランティア」の作業成果の公開と、アンケートをとおして写真にまつわる情報を収集することを目的としています。

 今回は「昭和の十日町」をテーマに、昭和30年から40年代を中心とした写真のほか、第18回から第23回(昭和42年から昭和47年)までの「十日町雪まつり」ポスターの実物を含め、約80点を展示します。

 また、関連イベントで、「昔の十日町」の8ミリフィルム映写会と、ボランティアが選んだ「わたしの1枚」の発表会を、10月3日(木曜日)午後1時30分から情報館視聴覚ホールで開催します。8ミリフィルムは、山内写真館2代目店主が撮影した昭和30年から40年代の十日町の情景です。上映後は、ボランティアのメンバーが写真整理をとおして特に心に残った写真を映写しながら、写真にまつわる思い出などを語ります。

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7.令和元年度十日町市総合防災訓練を実施します

 9月15日(日曜日)に、市立水沢中学校で令和元年度十日町市総合防災訓練を実施します。

 この訓練は中越大震災から得た教訓などを風化させないよう、また、「災害に強いまちづくり」を推進するため、平成18年度から毎年実施していて、今回で14回目となります。訓練は地元の自主防災組織と各防災関係機関との協働に重点を置き、緊急情報伝達訓練や、NPO組織による協働防災訓練などを行うことにより、住民の防災意識の高揚と地域防災力の向上を目指します。また、関係機関と連携し、信濃川河川事務所による起震車を活用した地震体験や排水ポンプ車の展示なども行います。多くの皆さんから来場いただき、災害への備えを進めていただければと思います。

 なお、訓練当日は「十日町あんしんメール」、および携帯電話会社の一斉メール配信サービス「エリアメール」・「緊急速報メール」を活用し、市内一斉の緊急情報伝達訓練を行います。特に「エリアメール」・「緊急速報メール」については、市内の各携帯電話会社サービスエリア内で対応している携帯電話やスマートフォン全てに情報が配信され、機種によってはマナーモードにしていても着信音が鳴ることもありますので、ご了承ください。

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8.令和元年十日町市議会第3回定例会に提出する主な議案について

 9月4日(水曜日)に開会する、市議会第3回定例会に提案する主な議案についてお知らせします。

 はじめに「十日町市立学校設置条例の一部を改正する条例制定について」です。このたび、市立貝野小学校の閉校について、地域の皆さんから「令和3年4月から田沢小学校と統合してほしい」旨の要望書が提出されました。これを受け、中里地域まちづくり協議会に対し意見を求め、「異議がない」旨の回答がありましたので、令和3年3月末日をもって貝野小学校を閉校することを、教育委員会において決定したことから条例改正をするものです。

 次に、「十日町市印鑑条例の一部を改正する条例制定について」です。住民基本台帳法施行令などが改正され、令和元年11月5日から、申し出により住民票や個人番号カードに旧姓が併記できるようになります。これに伴い、印鑑登録でも旧姓を併記できるように改め、あわせて性的少数者に配慮し、印鑑登録の性別欄を削除するよう条例改正を行うものです。

 続いて、補正予算についてです。まず補正額は、一般会計で3億4,375万8千円の追加、特別会計では3会計で1億9,553万9千円の追加です。

 一般会計の主な補正の内容を説明します。

 歳出予算の総務費では、高齢化集落支援事業で、おためし協力隊3人分および地域おこし協力隊2人分として、520万3千円を追加計上しました。

 民生費では、出生祝金事業に240万円を計上しました。4月以降は予備費対応としていましたが、8月以降の見込額を新規に計上するものです。次に、子育てのための施設等利用給付事業として幼稚園相当、いわゆる1号認定の預かり保育などが、無償化になる園児の保護者への給付金347万9千円を計上しました。次に、私立保育園運営事業及び認定こども園運営事業として、所得状況や在園の第3子以降について、副食費を免除する経費607万5千円を計上しました。

 衛生費では、医療福祉総合センター管理運営事業として、今年の秋に完成する医療福祉総合センターを拠点として、令和4年度秋までの3年間の実施を予定する「新潟大学寄附講座」に係る、令和2年度以降の債務負担行為のほか、本年分として200万円を追加計上しました。

 農林水産業費では、松之山地域林道整備事業として林道野々海天水越(ののみあまみずこし)線の崩落の危険のある壁面に、モルタル吹き付けを実施する工事費980万円を計上しました。

 土木費では、道路橋りょう修繕事業において、市内全域の早急に修繕を要する道路等修繕経費の追加として、5地域合わせて8,634万円を追加計上しました。次に、市道除排雪経費として、除雪車の修繕費970万円の追加のほか、除雪車の運行管理の効率化に向け、GPSによる運行管理および集計システムの機能を確認するため「除雪車管理システム実証実験委託料」を新規で150万円、合計で1,120万円を計上しました。

 教育費では、教育系ネットワーク管理費として令和2年4月から運用を予定する市内小中学校における校務支援システムの5年分の使用料に係る債務負担行為と、本年分として、システム導入準備に係る委託料880万円を新規に計上しました。

 災害復旧費では、今年7月16日の梅雨前線豪雨災害に係る災害復旧費として1,126万円を追加計上しました。

 ほか、いくつかの事業を追加計上しています。

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