臨時記者会見(令和元年9月25日)

更新日:2021年04月01日

1.新潟大学寄附講座を開設します

 10月1日(火曜日)から、新潟大学において寄附講座を開設することが決定しました。「寄附講座」とは、大学に対して寄附を行い、これを原資として寄附者の課題や求める事項について、大学側から研究・検討に取り組んでもらう手法で、当市では初めての試みです。また、新潟大学にとっても教育研究の進展および充実に供されることから、今回「寄附講座」の開設に至ったものです。

 当市としては今後の高齢化社会を見据え、「市民がこの地で不安なく暮らせるよう、病院や施設依存ではなく、医療・介護・福祉のサービスを切れ目なく提供できる体制の検討と、地域包括ケアシステムの構築に向け、新潟大学と医療福祉総合センターを拠点としながら、専門的見地から『出向くケアと医療』の仕組みづくり」を進めることを目的に、講座開設に取り組んで来ました。

 寄附講座の概要ですが、名称は、「十日町いきいきエイジング講座」とし、担当する教室は、「新潟大学大学院医歯学総合研究科、国際保健学分野」です。

 担当教員についてですが、現在新潟大学大学院医歯学総合研究科、国際保健学分野に所属されている菖蒲川由郷先生から、特任教授として担当していただきます。菖蒲川先生は、日常の暮らしが健康にどのように関わるのかについて、以前から当市を研究フィールドとして活動していただき、それらの関連性からこのたび講座に取り組んでいただけることとなりました。もう1人は、今年の春まで佐世保市総合医療センター宇久診療所の副医長を務められていた、白倉悠企先生から特任助教として担当していただきます。

 教員の方からは、新潟大学と十日町市医療福祉総合センター内のそれぞれの拠点において、活動をしていただきます。「寄附講座」の開設期間は、今年10月から令和4年9月までの3年間です。

 また、この「寄附講座」の開設に関して、協定締結式を開催します。10月1日(火曜日)の午後2時45分から、十日町市役所本庁舎車庫棟2階大会議室で開催します。新潟大学からは、高橋学長、染矢医学部長、国際保健学分野齋藤教授、担当教員であります菖蒲川特任教授及び白倉特任助教が出席予定です。

 この寄附講座により、「出向くケアと医療」の充実した体制がつくられることで、中山間地における医療・介護・福祉の課題解決につなげたいと考えています。

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2.「大地の芸術祭実行委員会」が第11回観光庁長官表彰を受賞しました

 大地の芸術祭の取り組みが地域振興に資するものであると評価され、「大地の芸術祭実行委員会」が、第11回観光庁長官表彰を受賞しました。

 「観光庁長官表彰」は、観光庁が魅力ある観光地づくりやその魅力の発信、訪日外国人旅行者の誘致など、観光の振興・発展に貢献し、その業績が顕著な個人および団体に対して表彰を行っているものです。

 大地の芸術祭は、今や全国に展開する「現代アートによる地域おこし」の先駆けであり、開催ごとに来訪者が増加している点、中国ハウスや香港ハウスなどの海外交流拠点の設置による国際交流の取り組み、また国立公園の自然環境を生かした清津峡渓谷トンネルとアートの融合をはじめ、現代アートが地域の魅力を掘り起こし、人を呼び込む力を強く示した点などが評価されました。

 県内では第6回表彰(2014年)に「新潟県旅館ホテル組合」が受賞して以来で、5年ぶり2団体目の受賞となります。今回の受賞で、大地の芸術祭の価値がさらに高まること、また地域づくりに尽力されている各関係者の自信につながるものと考えています。

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3.豚コレラ対策緊急支援について

 豚コレラは昨年9月に国内では26年ぶりに岐阜県で確認され、主に中京地域で発生しました。今年2月には長野県、9月には埼玉県でも発生し、富山県などでは野生イノシシから陽性反応が出るなど、いつ管内で発生してもおかしくない差し迫った状況だと危惧しているところです。

 当地域はブランド豚「妻有ポーク」の産地であり、安心・安全で高品質なブランド豚として県内をはじめ、首都圏でも高い評価を受けています。この「妻有ポーク」ブランドが豚コレラによって多大な影響を受けかねないことから、緊急的に支援を行います。内容として、豚コレラの感染防止を図るため、イノシシなど野生動物の養豚農場への侵入を防止する防護柵の設置について補助を行う考えです。具体的には、国が補助する対象事業費の50%に、市独自で40%を上乗せして補助を行います。さらに十日町農業協同組合も10%の上乗せ補助を実施する方針であり、国、市およびJA十日町の3者で支援することになります。

 対象となる養豚農場は5農場で、市の補助金額としては概算で1,226万円を見込み、12月補正で対応したいと考えていますが、事業はできるだけ速やかに実施する予定です。養豚農家の皆さんの不安を少しでも払拭して、「妻有ポーク」ブランドを守るため、JA十日町と連携して対応していきたいと考えています。

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4.第5回小中一貫教育小規模校全国サミットin十日町を開催します

 10月12日(土曜日)午前9時40分から、市立松之山小中学校まつのやま学園で、「第5回小中一貫教育小規模校全国サミットin十日町」を開催します。これは、小中一貫教育小規模校全国連絡協議会が主催し、十日町市教育委員会が後援して行うもので、東日本では初開催となります。

 当市は全小・中学校で小中一貫教育に取り組み、今年度で6年目となります。その中で、まつのやま学園は平成29年に併設型の小中一貫校となり3年目を迎えました。当日は、その取組みの経緯と成果を、研究主題「生き生きとした子どもが育つ学校~今だからこそ小中一貫教育小規模校の強みを全国に広げよう~」をテーマに、松之山地域の特色について発表します。

 また、小中一貫教育小規模校全国連絡協議会加盟校の取組紹介を行うほか、午後6時から松之山休養村センターを会場に、「アカデミーダイニング」と題した交流会を開催します。参加者は全国の学校、教育行政・関係機関の約200人を予定しています。

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5.「十日町きものまつり in メディアシップ」を開催します

 十日町市のきものの魅力を発信し、きもの文化に触れて、当市への来訪を促進することを目的に、「十日町きものまつりinメディアシップ」を10月5日(土曜日)に新潟市の「新潟日報メディアシップ」で開催します。

 この企画は、新潟日報社が新潟県の特定地域を集中的に紙面やイベントなどで取り上げる「未来のチカラプロジェクト」の一つとして開催するものです。当プロジェクトは、5月・6月に上越、妙高、糸魚川の3市で行われ、8月から11月初旬まで十日町、南魚沼、魚沼、湯沢、津南の3市2町で多彩な企画が展開されています。

 当日は1階みなと広場を会場に、当市のきものを着用した繭の会の皆さんによるきものショーや、十日町きもの女王ときもの愛好家によるトークショー、そして20階「そらの広場」では十日町織物工業協同組合提供の振袖などの現代きものと、博物館所蔵の明石ちぢみやマジョリカお召などの歴代のきもの、またクロアチア関連のキルト作品などを展示します。クロステンは、当市の名産品や和装小物を中心とした物販ブースを出店、当市の地酒や総菜などの軽食も提供する予定です。

 きもの一色の一日となるメディアシップへ、大勢の皆さんからのお越しをお待ちしています。

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6.緑の広場「芝張りワークショップ」を開催します

 建設中の新博物館の隣に位置する「水の広場」を、「緑の広場」にリノベーションする「緑道整備工事」を行っています。この「緑の広場」を、地域の皆さんが愛着をもって利用できるように、10月8日(火曜日)午前10時30分から地元市立西小学校2年生児童51人が参加して「芝張りワークショップ」を行います。ワークショップでは、芝の敷き込み、目土まき、水やりなどを体験します。保護者の皆さんも見学に訪れ、楽しく体験できるイベントとなる予定です。

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7.十日町市古文書整理ボランティアと長岡市資料整理ボランティアが文化財救済活動と活用を学ぶ交流会を開催します

 10月3日(木曜日)に、十日町情報館で「十日町市古文書整理ボランティア」と「長岡市資料整理ボランティア」が、文化財救済活動と活用を学ぶ交流会を開催します。今回で13回目となる交流会は、両市のボランティア活動の概要を報告し、市民の立場から文化財の救済活動や保存整理、そして活用方法について学びながら、交流を深めます。

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8.第175回北信越市長会総会を十日町市で開催します

 10月10日(木曜日)・11日(金曜日)の2日間、「第175回北信越市長会総会」を十日町市で開催します。「あてま高原リゾートベルナティオ」を会場に、北信越5県69市の市長などが一堂に会し、全国市長会へ提案する要望の議案審議をはじめ、市内の視察や意見交換会などを行います。当市では平成9年春に、第130回を開催した実績があり、今回22年ぶりの開催となります。

 開催にあたっては円滑な運営はもとより、当市の歴史・文化や食、そして「大地の芸術祭」など、全国から注目を集める取組みを発信します。

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