定例記者会見(令和2年9月1日)

更新日:2021年04月01日

1.国宝の競演・新館オープン記念秋季特別展を開催します

 前回の記者会見(8月17日)で速報したとおり、市博物館では新館オープンを記念して、9月26日(土曜日)から11月8日(日曜日)まで、秋季特別展「縄文の遺産~雪降る縄文と星降る縄文の競演~」を開催します。

 新潟県と長野・山梨県では、それぞれ縄文をテーマとしたストーリー「なんだ、これは!信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化」と、「星降る中部高地の縄文世界」が、日本遺産の認定を受けています。

 今回の特別展では、縄文の国宝第1号である、長野県茅野市所蔵の土偶「縄文のビーナス」と、第2号である当市所蔵の国宝「火焔型土器」が競演します。なお、「縄文のビーナス」は、新潟県内では初公開となります。2つの国宝が競演するまたとない機会ですので、ぜひ観覧ください。また、新潟県内出土の火焔型・王冠型土器18点と、長野・山梨県内出土の水煙文土器など13点を対峙させて展示し、中部地方に華開いた、独自の縄文文化を紹介します。国宝2点のほか、重要文化財に指定されている土器3点も展示されます。

 関連イベントとして、10月17日(土曜日)午後1時30分から、記念講演会「日本美術史における縄文的なるもの」を開催します。講師は、明治学院大学文学部芸術学科・教授の山下裕二さんです。山下さんは室町時代の水墨画を中心に、縄文から現代までの日本美術史を研究され、国宝・火焔型土器もさまざまな媒体で取り上げていただいています。聴講定員25人で、事前申し込みが必要ですが、こちらにもぜひ足を運んでください。

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2.「大地の芸術祭の里 越後妻有2020秋」を開催します

 10月10日(土曜日)から11月1日(日曜日)の間の土・日曜日に、「大地の芸術祭の里 越後妻有2020秋」を開催します。先日までの夏会期に引き続いての開催となりますが、今回の秋会期もコロナ禍の中でも市民の皆さんの安全を確保し、多くの皆さんから越後妻有の「食」、「美」、「紅葉」など、秋の魅力を感じながら楽しんもらえるように企画しました。なお、今回の共通パスポートには地元の飲食店、温浴施設で使えるお得なクーポンがつきますので、この機会に越後妻有の周遊を楽しんでください。

 内容ですが、実りの秋ですので、「まつだい農舞台」などの3つの施設で、越後妻有の棚田で収穫した新米メニューを味わうことができます。丹精込めてつくられた、棚田米をぜひ堪能してください。主な企画展として、キナーレでは「絵本と木の実の美術館」でおなじみの田島三さんの作品展示が行われます。普段は展示されない貴重な作品から最新の作品まで目白押しの企画展です。そのほか、日帰りバスツアーや泊まれるアートなど多くの企画が用意されています。詳しい情報は資料のほか、ホームページなどで発信します。

 各施設では、皆さんが安心・快適に作品鑑賞ができるように、感染症対策を行っています。屋外で楽しめるアート作品も多数ありますので、里山アート巡りを楽しんでください。

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3.「令和2年十日町市議会第3回定例会」に提出する主な議案について

 9月2日(水曜日)開会の、9月議会で提案する主な議案について説明します。

 はじめに「十日町市まつだい蒲生地区下請け等共同作業施設条例を廃止する条例制定について」です。廃止の経緯ですが、この共同作業施設は平成3年から松代蒲生地区で活用されていましたが、令和2年3月末をもって使用が終了しました。市として、施設は建設後約30年が経過して老朽化も進んでいることから、別の活用が有益と考え、本条例の廃止を提案するものです。条例廃止後は、地域活性化につながる有効な利活用が図られるよう、施設の売却などを行う予定です。

 次に、「令和2年度十日町市一般会計補正予算(第6号)ほかの主な概要」についてです。補正予算について、額としては一般会計で5億7,577万8千円の追加、特別会計では2会計で1億1,374万2千円を追加します。

 一般会計の主な補正の内容として、歳出の総務費において文化観光推進費で、文化観光推進室の設置に伴い、一般経費として128万8千円を新規に計上しました。また、日本遺産活用推進事業で、事業主体となる「十日町市文化観光推進協議会」に対する補助金として360万円を新規に計上しました。電子申請受付等運用事業では、地方創生臨時交付金を財源に、子育てや被災者支援に関する各種届の電子申請に向けた経費として783万2千円を新規に計上しました。また、マイナンバーカードの活用による窓口改善事業では、申請書に氏名や住所を印字する、マイナンバー対応記載台の設置費用として、617万6千円を新規に計上しました。公共的空間安全・安心確保事業は、1,336万3千円を追加計上し、これも臨時交付金を財源に、指定避難所の感染症対策物品の整備を図るものです。

 次に民生費です。保育施設等新型コロナウイルス緊急包括支援事業は、684万円を新規に計上しました。県補助金を100%の財源として、保育園に感染症対策物品を整備します。

 次に衛生費です。介護施設等感染症防止対策奨励事業は、550万円を新規に計上しました。地方創生臨時交付金を財源として、感染対策マニュアルの作成などに取り組んでいる介護施設や、障がい者施設等に対し、感染防止対策にかかる費用を助成します。上水道事業会計繰出金は、138万1千円の追加です。これも臨時交付金を財源として、地元小学生の施設見学に代わる浄水場の紹介映像資料の作成を行います。じん芥処理費は、482万9千円を新規に計上します。同じく臨時交付金を財源として、ごみ焼却施設の紹介映像資料の作成を行うとともに、感染症対策の物品を整備します。

 次に商工費です。地域おこし企業人交流プログラム事業は、500万円を新規に計上しました。交付税が措置される国の制度を活用し、民間企業との連携で地域活性化を図ります。里山現代美術館価値創造事業は、1億2,090万円を新規に計上しました。国の地方創生交付金で2分の1が財源となり、キナーレのリニューアルを行います。清津峡渓谷トンネル改修事業は、810万6千円を新規に計上しました。大地の芸術祭基金を100%の財源として、第2見晴所の模様替工事を行います。大地の芸術祭の里デジタルオペレーション実証事業は、2,000万円を新規に計上しました。国の委託金を100%の財源として、ウィズコロナを見据えた受入体制の整備・検証や、安全・安心な観光地として情報発信等を図ります。

 次に土木費です。道路橋りょう修繕事業は、早急に修繕が必要な道路などの修繕経費として、市内全5地域合わせて、8,210万円を追加計上しました。下水道事業会計繰出金は、163万9千円を追加計上しました。地方創生臨時交付金を財源として、地元小学生向けに下水処理センターを紹介する映像資料を作成するためのものです。新しい生活様式リフォーム事業補助金の住宅版については、申請実績に基づき1,000万円を追加計上します。

 次に教育費です。文化・芸術応援キャンペーン事業で420万円、スポーツ応援キャンペーン事業で180万円を、それぞれ新規に計上しました。これも地方創生臨時交付金を財源に、文化・芸術イベント、およびスポーツイベントに対し補助金を交付するものです。

 このほか、いくつかの事業を追加で計上しました。

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