定例記者会見(令和3年1月6日)

更新日:2021年04月01日

1.今冬の雪害状況について

 昨年12月14日(月曜日)から本格的な降雪があり、12月21日(月曜日)には、市内で2メートルを超える積雪となりました。市では、12月1日から雪害対策室を設置し警戒にあたってきましたが、年明けの1月2日(土曜日)には、連続降雪で災害の発生が予想されたため、大雪警戒本部を設置しました。

 この雪害による1月5日(火曜日)までの被害状況として、人的被害としては除雪中の屋根からの転落により1人が死亡したほか、高所などからの転落や転倒で10人、投雪機による事故で4人が重軽傷を負いました。建物被害としては、屋根雪による空き家や車庫の全壊が2棟、倒木・水上がりによる一部損壊などが9棟、農業用ビニールハウスの損壊が10棟ありました。道路関係では、倒木による道路閉鎖で、一時的に通行止めになるなどの被害が77件確認されています。

 県内でも除雪作業中の事故が多発していますので、屋根の雪下ろし作業には注意が必要です。作業は2人以上で行い、体調が悪いときや疲れたときは、無理をしないでください。また、作業は安全な動きやすい服装で行ってください。屋根に掛けるはしごはしっかり固定し、転落防止のための命綱を使用するなど、安全に十分配慮し作業を行ってください。

 また、投雪機による事故では、エンジンを止めずに詰まった雪を手で取り除いてしまい、重軽傷を負うケースが多く発生しています。投雪機に雪が詰まったときは、必ずエンジンを停止してから、雪を取り除く作業を行ってください。

 冬は始まったばかりです。健康管理にも気を配りながら、十分注意して除雪作業を行いましょう。

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2.第13回縄文楽検定を開催します

 当市含め県内4市1町で連携・構成する「信濃川火焔街道連携協議会」では、3月7日(日曜日)に、十日町市博物館の講堂で第13回縄文楽検定を実施します。

 縄文楽検定は、「縄文」や「火焔型土器」をテーマにした新潟ならではの検定で、初級と中級の2つの検定級があります。今回も当市のほか、新潟市・三条市・長岡市・魚沼市で同時開催されます。

 平成28年4月に、「『なんだ、コレは!』信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化」というストーリーが、日本遺産に認定されました。今回の検定では、日本遺産のストーリーや構成文化財に関する出題も予定しています。申し込みは2月19日(金曜日)までに、往復ハガキで受け付けます。「縄文」を「楽」しく学ぶことができるこの検定に、多くの皆さんの参加をお待ちしています。

 各検定会場では、マスク着用・手指消毒など、新型コロナウイルス感染症防止対策を徹底しますが、情勢により、急遽開催を中止することもあります。詳しくは、「信濃川火焔街道連携協議会」のホームページ(下記外部リンク)を確認してください。

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3.日本遺産認定記念シンポジウムを開催します

 2月6日(土曜日)午後1時30分から、越後妻有文化ホール「段十ろう」で、日本遺産認定記念シンポジウムを開催します。昨年、日本遺産に認定された「究極の雪国とおかまち―真説!豪雪地ものがたり―」を、観光・産業分野などへ活用した地域活性化について考えるシンポジウムです。

 基調講演の講師には、東洋大学大学院国際観光学部客員教授で、文化観光分野の第一人者であり、日本遺産制度の設立に尽力された丁野朗さんをお招きします。また、パネルディスカッションには、パネリストに文化庁で日本遺産や文化観光を担当されている参事官の折原英人さん、石川県小松市と福井県小浜市で日本遺産事業に精力的に取り組んでいる望月精司さん、下仲隆浩さんに登壇いただきます。それぞれの立場から、ストーリーを生かした地域のブランド化や、日本遺産活用の可能性などについて話してもらいます。

 「豪雪地ものがたり」から何を生み出すことができるのか、考えるうえで貴重な機会となります。ぜひ多くの皆さんから参加していただきたいと思います。

 なお、今後政府からの新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言の発出に伴い、実施が困難と判断されるときは、内容を変更または中止することがありますのでご了承ください。

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