定例記者会見(令和3年10月4日)

更新日:2021年10月04日

1.満12歳から15歳を対象としたワクチン接種について

要旨

満12歳から15歳の子どもに対する新型コロナワクチン接種について、市はこれまでに子どもへのワクチンの有効性や安全性に考慮し、医師会や十日町いきいきエイジング講座、関係医療機関と検討を進めてきました。また、アンケート等を実施して、対象となる子どもを持つ保護者の皆さんの意向や疑問などを把握した上で実施の準備を進めてきた結果、次のとおり実施することとしました。

接種期間は、10月25日(月曜日)から11月30日(火曜日)の間で、2回目まで実施します。対象は令和3年9月30日時点で12歳に達した人から15歳までの人となり、接種に必要な接種券は、10月13日(水曜日)に対象者へ郵送する予定です。今回対象になる人のみが予約できる優先予約受付を10月18日(月曜日)から10月24日(日曜日)の間に行い、予約枠に空きがある場合、10月25日(月曜日)から16歳以上の人も予約ができます。

予約方法はこれまでと同様、サイトからのインターネット予約、またはコールセンターへの電話予約のいずれかでお願いします。接種会場と接種日程については、添付した資料を確認してください。

なお、ワクチン接種にあたってのお願いとなりますが、今回接種を受ける子どもを持つ保護者の皆さんからは、安心・安全にワクチン接種ができるよう、接種当日は子どもへ同伴くださるようお願いします。

参考として、10月3日現在の16歳以上の新型コロナワクチンの種接種状況についてお知らせします。1回目を接種した人が39,612人で、全人口に対する割合が77.5%となっています。また、2回目の接種が完了した人が33,030人で、同割合が64.6%となっています。11月末には、希望する人への2回目の接種が完了する見込みです。

2.ドバイ万博日本館の展示映像に国宝・火焔型土器が登場します

要旨

10月1日からUAE(アラブ首長国連邦)でドバイ万博が開催されています。そのドバイ万博日本館で使用される映像に、国宝・火焔型土器が登場します。登場する土器は指定番号1の国宝・火焔型土器で、3次元計測データから作成された3Dモデルが使用されています。

日本館のテーマは「アイディアの出会い」です。日本は古くから出会いを大切にし、外から知恵や文化を吸収することで新しいものを生み出して、独自の価値へと昇華させてきました。日本館の展示構成の中で「出会いの国、日本がどのように発展したか」を映像で見せるシーンがあり、そこで古代日本人は自然の姿を参考に「未来につながる文化の原型」を作ってきたことを、国宝・火焔型土器を使用して紹介しています。

※著作権の関係で映像を紹介することができません

3.旧・山内写真館の写真が「ジャパンサーチ」に加わりました

要旨

新潟県中越大震災で被災し、十日町市古文書整理ボランティアが整理作業を進めてきた旧・山内写真館資料4万8千点のうち、3,047点の写真画像が国の取組である「ジャパンサーチ」に掲載され、9月から誰でも気軽に検索・閲覧ができるようになりました。

ジャパンサーチとは、内閣府のデジタルアーカイブジャパン推進委員会・実務者検討委員会が運営主体となって、国立国会図書館が運営しているシステムです。このシステムは、書籍・文化財・メディア芸術など、さまざまな分野のデジタルアーカイブと連携しており、我が国が保有する多様なコンテンツの内容や所在等に関する情報をまとめて検索・閲覧・活用できるプラットフォームです。

こうしたデジタルアーカイブは、文化の保存・継承・国内外への発信だけでなく、観光や地方創生、教育研究、ビジネスへの利用など、新たな価値創出や、イノベーションの推進にも役立てることを目的とした取組です。特に最近では、新型コロナウイルスの影響により、リモートで活用できるデジタルコンテンツに対して高まる需要に応えることとなります。

閲覧方法は、添付した資料を確認してください。なお掲載された画像について、貸出利用などは文化財課え問い合わせてください。

日本を代表する雪国・十日町市の、明治から昭和にかけての暮しや文化を記録した貴重な画像が閲覧できますので、ぜひご利用ください。

4.「食かけるプライズ2021」における「食かける賞」の受賞について

要旨

平成31年度文化庁補助事業「Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業」の採択を受け、進めてきた縄文体験観光プログラム「十日町縄文ツアーズ」が、農林水産省主催「食かけるプライズ2021」において、「食かける賞」の受賞が9月30日(木曜日)に決定しました。

「食かけるプライズ」は、農林水産省が主催するもので、訪日中の食に関わる体験をした外国人が、帰国後も日本の食を再体験できるような環境整備を図り、日本産農林水産物・食品の輸出拡大につなげていく「食かけるプロジェクト」の一環として、日本各地の食・食文化を深く知ることができる食体験を表彰するものです。

「十日町縄文ツアーズ」は、市教育委員会が主催し、運営を十日町市観光協会が行い、このほか伊乎乃の里・縄文サポートクラブ、NPO法人地域おこし、食楽空間だぼる、中条地区振興会、株式会社フィールドデザインなどからご協力をいただいています。このように官民が一体となって進めている取り組みが評価されたことは、非常に重要なことです。

なお、授賞式は11月22日(日曜日)に行われる予定です。

5.令和3年度十日町市成人式を開催します

要旨

延期となっていた「令和3年度十日町市成人式」の詳細が決まりましたので、改めてお知らせします。

10月31日(日曜日)午前11時から越後妻有文化ホール「段十ろう」で、新型コロナウイルス感染症対策を徹底したうえで開催します。またオンラインでの参加も可能です。今回の対象成人は、平成12年4月2日から平成13年4月1日に生まれた、男性266人・女性233人の合計499人で、うち10月4日(月曜日)現在、会場に255人、オンラインで12人の方から参加申し込みをいただいています。当日は、新成人代表の抱負の発表や、東京2020パラリンピックに出場した十日町市出身のアスリート樋口政幸さんから新成人へのお祝いのビデオレターなどが披露されます。

オンラインで参加される方には、YouTubeのライブ配信で式典の模様を視聴いただき、記念品は後日郵送します。この動画は、翌日から十日町市の公式YouTubeチャンネルで配信しますので、一般の方もご覧いただけます。

また、参加申込みの期限を10月8日(金曜日)まで延長しますので、多くの新成人の参加をお待ちしています。

6.第53回十日町市美術展を開催します

要旨

10月21日(木曜日)から10月24日(日曜日)まで、越後妻有文化ホール・十日町市中央公民館「段十ろう」で、第53回十日町市美術展を開催します。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止しましたが、今年は予防対策を行い開催します。入場は無料です。

毎回、市内や近隣市町村から200点以上の作品が出品される本美術展ですが、今回は日本画、洋画・版画、彫刻・現代美術、工芸、書道、写真の6部門で作品を募集し、県内の専門家4人の方から審査員として審査をしていただきます。そして、10月23日(土曜日)午前9時から表彰式を行うほか、10月19日(火曜日)には作品指導会を予定しており、審査員による作品指導や解説を聞くことができます。

芸術の秋、力作ぞろいの美術展にぜひお越しください。

7.「安吾が愛した松之山地酒まつり」を開催します

要旨

コロナ禍で低迷する日本酒業界を応援するため、松之山温泉と取引のある日本酒蔵元7蔵が一堂に会し、「安吾が愛した松乃山地酒まつり」を11月3日(水曜日・文化の日)に開催します。会場は大棟山美術博物館前の特設広場です。コロナウイルス感染予防対策のため、午前と午後の部の入れ替え制で実施し、それぞれ定員100人です。

当日は、坂口安吾の長男で写真家の綱男氏とBS-TBS「おんな酒場放浪記」にも出演するハーモニカ奏者、寺澤ひろみ氏によるトークショー、利き酒チャレンジ、秋山さくら二胡コンサートなど、日本酒を楽しむためのさまざまな催しが用意されています。また、各蔵元自慢の銘柄の試飲・販売や、新酒の予約申込みができるほか、地元の食材を使ったおつまみが付きます。なお、参加には事前の申込みが必要です。

8.ほくほく線を舞台にしたパノラマティクスによる大地の芸術祭作品「JIKU #013 HOKUHOKU-LINE」のプレ公開について

要旨

2020年に新たな社会や産業構造の創造と実装に向けて立ち上がった、「パノラマティクス」による大地の芸術祭作品「JIKU #013 HOKUHOKU-LINE」を、来年の夏に開催を予定している「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」に先駆け、今秋プレ公開します。

この作品は、北越急行ほくほく線の美佐島駅が舞台となります。1997年の開通以来、新たな地域とのつながりを生み出してきたほくほく線の軌道を使って、地点と地点を結ぶことの尊さやエネルギーを表現した作品です。特別列車の前後に設置された照明装置により、まっすぐに伸びるトンネルが音と同期して照らされ、列車に乗車した人だけが鑑賞できる体験展示となります。この作品の作家である齋藤精一氏は、2003年の大地の芸術祭に参加したことがあり、その縁があって、大地の芸術祭の北川フラムディレクターが齋藤氏に北越急行の利用促進につながる作品プランでの参加を打診し、参加が決定しました。

本作の公開期間は、11月6日(土曜日)、7日(日曜日)、13日(土曜日)、14日(日曜日)の4日間です。特別列車は六日町駅からまつだい駅の区間を1日3便運行します。列車は途中美佐島駅に停車しますので、乗客の皆さんからはホームに降りて、作品を鑑賞してもらいます。

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 企画政策課 広報広聴係

所在地:〒948-8501 新潟県十日町市千歳町3丁目3番地(本庁2階)
直通電話番号:025-757-3112
ファックス番号:025-752-4635

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