定例記者会見（令和4年3月22日）

要旨

水道料金の改定についてお知らせします。

改定率は、「十日町市新水道ビジョン」に定める10年間の経営を維持するために必要な料金として、平均39％の値上げとなります。本来であれば独立採算を行うために、経営状況の厳しい簡易水道事業会計にあわせた67％の改定が必要でしたが、上下水道事業審議会の意見を踏まえ、水道事業会計からの繰入で改定率を引き下げました。さらに急激な負担増を避けるため、令和4年度に19％、令和6年度に20％の2段階に分けて、値上げを実施します。

改定後の水道料金は、基本料金は使用者の95％以上を占める口径13ミリ、20ミリの場合、1か月あたり税抜きの増額分が1,000円を超えない範囲となっています。また、使用料金も含めて市町村合併前に最も料金が高かった旧松之山町を超えない範囲となっています。負担いただく金額は使用状況などによって異なりますが、口径ごとの平均的な使用量のときはこの改定率に近くなります。改定の施行日は、第1段階（19％値上げ）は令和4年6月1日、第2段階（20％値上げ）は令和6年6月1日となります。ただし、経過措置がありますので、施行日以前から継続して使用されている方は8月検針分以降から新料金となります。

改正の経緯ですが、これまで水道事業は、職員数の削減や施設統廃合、民間委託の活用などの経営改善により、料金を上げることなく事業運営を行ってきました。しかし、老朽化した施設の更新などの建設改良費や維持管理経費等が増加する一方で、給水人口の減少により収益の増加が見込めない経営状況の厳しさを考慮した結果、将来世代に大きな負担を残さず、適切な施設更新を行い、安全安心な水を供給していくために水道料金の値上げをさせていただくことになりました。

新型コロナウイルス感染症の影響が残る、厳しい状況での改定となりますが、何卒ご理解とご協力をお願いします。

要旨

不妊治療に関しては、令和3年度までは特定不妊治療に対する国・県の助成後に、市が上乗せで助成を実施しています。このたび令和4年4月から特定不妊治療が保険適用となり、治療費の軽減が図られる一方、保険適用後においても自己負担が生じることから、市の助成を継続します。加えて、新年度より従来から保険適用であった一般的な不妊治療にかかる自己負担についても、事業を拡充して助成します。

令和4年4月1日以降に開始する不妊治療にかかる費用助成については、従来の特定不妊治療に加えて、不妊の原因を調べる検査や不妊につながる原因疾患の治療、タイミング法や人工授精などの一般不妊治療を、新たに助成の対象とします。対象者は、夫婦ともに十日町市に住所を有し、治療の開始時に妻の年齢が43歳未満の夫婦です。助成額は、医療機関で保険適用となる治療の自己負担額で、上限10万円です。

なお、令和4年3月31日までに開始した特定不妊治療にかかる費用助成については、経過措置として新潟県の助成額に上限20万円を上乗せして、引き続き助成します。

対象を幅広い治療に拡充することで、子どもを望んでいる多くの人が、少しでも負担なく安心して治療を受けることができるよう、これからも制度の充実に努めていきます。

要旨

文化庁が新設した「100年フード」に、「へぎそば」が認定されました。

「100年フード」とは、全国各地で世代を超えて受け継がれ、長く地域で愛されてきた自然風土や歴史に根差した多様な食文化のうち、比較的新しく、文化財として登録されていない食文化を文化庁が認定するものです。有識者委員会での審査によって、全国から応募のあった212件のうち、131件が認定されました。「へぎそば」は、その中でも特に評価が高かった15件として、有識者特別賞にも選ばれています。

今後、当市が推進する文化観光の食文化における重要な要素として、日本遺産などとともに市内事業者と連携し、活用していきます。

参考

• 「100年フード」及び「食文化ミュージアム」の認定について/文化庁ホームページ（外部リンク）

要旨

令和3年度十日町市褒賞の受賞者、22名・3団体が決定しました。

十日町市褒賞は、市政の進展、文化の向上、そのほか市民の福祉の増進のために多大な功労のあった人、および市民の模範となるべき善行をされた人を表彰する制度です。

表彰式は3月31日（木曜日）午前11時から、段十ろうの講堂で行います。