定例記者会見(令和4年11月28日)

更新日:2022年11月28日

1.「越後妻有 大地の芸術祭 2022」入込客数及び「『大地の芸術祭』の里 越後妻有 2023 冬 SNOWART」について

要旨

4月29日から長期間にわたり開催しました「越後妻有 大地の芸術祭 2022」が、11月13日(日曜日)に閉幕しました。多くの皆様にご協力いただきながら、無事145日間の会期を終えることができましたことを、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
まず、今回の入込客数についてご報告します。これは、主要25作品の145日間の入館者数及びイベントなどの入場者数をカウントしたものです。作品鑑賞で570,526人、イベント・ワークショップが3,612人で合計574,138人となりました。
これまでの芸術祭とは開催期間が異なるため単純な比較は難しいものの、前回の第7回展よりも4.7%増加した結果となりました。新型コロナウイルス感染が収束せず、また、国外からのお客様が来日できなかった期間がほとんどであった中で、これだけ大勢の方に越後妻有にお越しいただけたことは実行委員長として大変喜ばしく感じています。
これからパスポート販売を含む収支決算や経済波及効果の測定、地域へのアンケートなどを行い、第8回展の検証を丁寧に行っていく予定です。入込数を含めた各種データは総括報告書という形でお届けします。その結果をしっかりと活かし、2024年に開催予定の第9回展に臨んでまいりたいと思います。
次に、大地の芸術祭の通年事業として「『大地の芸術祭』の里 越後妻有 2023冬 SNOWART(スノワート)」の開催についてお知らせします。
開催期間は令和5年1月14日(土曜日)から3月12日(日曜日)で、MonET(モネ)、農舞台、まつだい郷土資料館、最後の教室に入館できるお得な共通チケットも販売します。
主なプログラムとしましては、MonET、農舞台での企画展や、各種ツアーに加え、雪見御膳や秋山郷にスポットを当てた宿泊プランなどを計画しています。
大地の芸術祭の里の最大の特徴と言っても過言ではない「冬」の魅力を体験していただけるものと期待しています。

2.「第2回 Snow Rich tokamach! 雪国居住空間コンテスト」の本選会を開催します

要旨

十日町市の特性を生かし、雪国で楽しく豊かに暮らせる居住空間を提案する「第2回 Snow Rich tokamach! 雪国居住空間コンテスト」の本選会を開催します。
今回で2回目の開催となり、応募総数は、一般部門で44件、小中高生のアイデア部門で118件と、全国の大勢の皆様からご応募いただきました。
本選会は、12月20日(火曜日)午後2時から、段十ろうで開催します。一般部門は、一次審査を通過した5作品の提案者がプレゼンテーションを行い、最優秀賞と優秀賞、特別賞を決定します。また、小中高生のアイデア部門は、段十ろうの「多目的スペース」に全ての作品を展示し、そこで優秀賞を発表します。なお、子ども達が考えた雪が待ち遠しくなるようなアイデアを大勢の方々にご覧いただきたいため、本選会後の12月22日(木曜日)から28日(水曜日)の間、十じろうのギャラリーにも展示しますので、ぜひ足をお運びください。
本選会の審査員は、私が審査員長となり、建築や地方移住の分野でご活躍されている方々から一般部門の審査をしていただきます。また、入賞したプランの事業化に対して、市では支援制度を設けていますので、素晴らしいプレゼンテーションが行われることを期待しています。
なお、新型コロナウイルスの感染状況によって、無観客開催やオンライン開催とする場合がありますが、その際は別途ご案内いたします。
十日町市へUIターンを検討されている方々にも、市民の皆さまにも、これらの優れたプランをご覧いただきたいと思います。

3.「令和4年十日町市議会第4回定例会」に提出する主な議案について

要旨

12月2日(金曜日)開会の12月議会で提案する主な議案について説明します。会期は、12日(月曜日)までとなっています。まず、主な提出議案について説明します。
1つ目は、「十日町市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例制定について」です。令和3年度から実施している「東下組地区生活改善センター整備事業」が12月に竣工を迎えるに当たり、同施設の名称等を改正するものです。なお、名称につきましては、地域からの要望を受け、「東下組さわらびセンター」に決定したものであります。
2つ目は、「指定管理者の指定について」です。令和5年4月から新規に指定管理を開始する「松代棚田ハウス」の指定管理者及び指定管理期間について議決をお願いするものであります。なお、指定管理者となる団体の名称は、「一般社団法人 里山プロジェクト」で公募により指定するものであります。その他の議案件名の一覧は、報道資料の資料1でご確認ください。
3つ目は、「令和4年度 十日町市 一般会計 補正予算(第9号)ほかの主な概要」についてです。詳細は報道資料の資料2をご覧ください。
まず、「1.補正予算」について説明します。補正額としては、一般会計で10億4,663万6千円の追加、特別会計では、5会計で149万6千円の追加となります。
次に、「2.一般会計の主な補正の内容」について説明します。なお、コロナ臨時交付金を充当する事業には、事業名の前に、「原油価格物価高騰」と表記しました。
最初に、総務費です。「ほくほく線運行継続支援事業」では、167万1千円を新規に計上しました。この事業では、電気料高騰の影響を受けている 北越急行 株式会社 に対し、電気料金の価格高騰影響分を、県及び沿線市町の協調により支援します。「指定管理施設電気料高騰対策事業」では、指定管理者に対し、電気料の負担を軽減するため、2分の1の支援割合により支援金を給付します。1,326万円を新たに計上します。
次に、民生費です。「灯油購入費等助成事業」では、灯油価格等の高騰の影響を受ける住民税非課税世帯等に、1世帯当たり5千円を助成します。県補助金も活用し、2,550万円を新規に計上しました。臨時交付金を活用した市独自事業による物価高騰に対する支援策は、次の三つです。「介護・福祉施設等物価高騰対策支援事業」と、「私立保育所等運営支援事業」は、電気料、食料品等の価格高騰が続く中、支援金などの給付を行い、介護・福祉施設や私立保育所などの負担を軽減するものです。「ひとり親・就学援助世帯等子育て支援事業」は、食料品等の物価高騰等に直面する、ひとり親世帯等への子育て支援として、対象児童1人につき、1万2,500円分のプレミアム商品券を配布します。これら三つの事業に、6,683万9千円を新たに計上します。
続いて、衛生費です。「新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業」では、本年9月末のワクチン接種期間を、オミクロン株対応のワクチン接種として、今年度末までの延長に対応します。「新型コロナウイルスワクチン接種事業」では、接種期間の延長のほか、新たに乳幼児への接種に取り組みます。これら二つの事業に、合計6,924万5千円を追加します。
次に、農林水産業費では、二つの県単補助に係る事業費として、1,135万3千円を計上します。一つ目の「燃油等高騰対応 省エネルギー対策等整備事業」は、燃油使用量または肥料費の低減に資する農業機械の導入を支援します。二つ目の「環境保全型農業 拡大緊急支援事業」は、有機質肥料等の購入費を支援し、環境保全型農業を推進します。このほか、「土地改良区電気料高騰対策支援事業」では、電気料高騰分に対する土地改良区の負担軽減のため、県補助への上乗せ分として750万円を新たに計上します。
商工費です。「アーケード照明省エネ化支援事業」は、2,941万2千円の新規の計上です。商業施設として商店街振興組合等が設置したアーケードにおいて、照明をLEDに交換する費用を補助し、電気料の減額を後押します。
続いて、土木費の「市道除排雪経費」です。今冬の除排雪などの経費として、7億6,591万7千円を追加します。
次に、教育費です。「学校給食用食材費高騰対策事業」に、821万3千円を新規に計上し、食材費が高騰する中、学校給食の保護者負担を据え置くため、食材費の値上がり分を補填します。
最後に、「3.新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用額」ですが、今回の補正予算では、この交付金による事業の執行残なども含め、1億9,592万7千円を活用します。このうち、新規分は11事業です。これにより、現時点での交付金の残額は279万1千円となります。
新規の11事業は、報道資料をご参照ください。
このほかにも、いくつかの事業において、補正をしています。

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