定例記者会見(令和5年3月6日)

更新日:2023年03月06日

1.北陸農政局多面的機能発揮促進事業優良活動表彰で市内の2団体が北陸農政局長賞を受賞しました

要旨

北陸農政局では、日本型直接支払の優良な活動を表彰しています。このたび、多面的機能発揮促進事業優良活動表彰において、中山間地域等直接支払部門で「黒倉集落協定」が、多面的機能支払部門で「池谷入山多面的機能組合」が、それぞれ北陸農政局長賞を受賞しました。
一つの自治体で両部門を同時に受賞するのは、平成28年の表彰創設以来、十日町市が初めてとなります。
平成12年度から中山間地域等直接支払制度に取り組む黒倉集落協定は、地域おこし協力隊の受入れを契機に、移住者が中心となって体験交流活動などを行い、新たな移住希望者を呼び込む良い循環が生まれている点などが評価されました。また、平成27年度から多面的機能支払に取り組む池谷入山多面的機能組合は、NPO法人地域おこしと連携した農地の保全活動や、関係人口の積極的な構築を行っている点などが評価されました。
表彰式は3月14日の火曜日に石川県金沢市の北陸農政局で行われます。

2.「日本遺産『究極の雪国とおかまち』スノウリッチ*シンポジウム」を開催します

要旨

日本遺産「究極の雪国とおかまち―真説!豪雪地ものがたり―」のストーリーの生かし方について考えるシンポジウムを開催します。
日時は3月26日(日曜日)の午後1時30分から、会場は越後妻有文化ホール「段十ろう」です。
シンポジウムの第1部では、着物研究家シーラ・クリフさんからご講演いただきます。シーラさんはイギリスから来日して着物に出会い、大学で教鞭をとるかたわら、着物文化を国内外に発信してこられました。日本遺産「究極の雪国」のストーリーでも語られている「きもの」について、その魅力の伝え方や、自由な楽しみ方などについてお話しいただきます。
第2部では、まず、文化観光分野の第一人者である丁野朗さんから「日本遺産ストーリーの生かし方」をテーマにご講話をいただきます。その後、「究極の雪国」の世界観を伝える100人の市民“スノウリッチ・スマートガイド”の取組みについてご紹介します。スノウリッチ・スマートガイドは、市内の店舗や施設において、提供する商品やサービスなどを通じて「究極の雪国」を観光客に発信しています。活動中のガイドからもご登壇いただき、この取組についてディスカッションします。
シンポジウムへの参加は事前申込み制で、参加費は無料です。
豪雪地の歴史文化など、十日町市の文化資源を生かした「文化観光」について市民の皆様と考える機会としたいと思いますので、ぜひ多くの皆様からご参加いただきますようお願いいたします。

3.「十日町きもの月間」の取組について

要旨

平成29年より「十日町きもの月間」として、和装や染織をテーマとしたイベントをPRしてきました。3年間のコロナ禍を経て、この春企画を新たにして、各種イベントが開催されます。期間は4月10日(月曜日)から6月10日(土曜日)です。
主な事業として、まず4月10日(月曜日)からクロステンで「十日町きものフェスタ2023」を行います。市内のきものメーカーが新作のきものを展示し、全国の卸商社・小売店を審査員としてお迎えして審査と評価をいただくものです。今年は、4年ぶりにきもの着用者や市外からの来訪者によるユーザー審査も復活します。さらに、「十日町友禅」の新潟県伝統工芸品指定記念特別展もご覧いただけます。期間中、どなたでも見学が可能です。
5月3日(水曜日・祝実)には、「成人式」から名前を改め、「令和5年度二十歳のつどい」を開催します。同日開催の「十日町きものまつり」では、きもの着用者や「二十歳のつどい」参加者への特典を企画中です。
5月12日(金曜日)からは、11回目となる「十日町織物産地特別招待会」を開催します。全国から特別に招待したきものユーザーを対象に、産地としての逸品を展示販売します。また5月14日(日曜日)からの「きものの街のキルト展」では、企画展として創作こけしの展示を併せて開催します。
6月には、職人の技術を間近で見られる「~職人探訪~十日町きものGOTTAKU(ごったく)」が、参加企業を増やし計9社により開催されます。
また、月間を通した取組として、十日町市観光協会では、きもの着用者の来訪を促すため、きもの着用者への特典を集約した店舗情報を提供します。

4.キョロロ開館20周年春季企画展「舘野鴻絵本原画展 うまれて しんで、-めぐる命のものがたり-」を開催します

要旨

令和5年度に開館20周年を迎えるキョロロでは、春季企画展「舘野鴻絵本原画展 うまれて しんで、-めぐる命のものがたり-」を開催します。
舘野氏は、〈日本のプチ・ファーブル〉と呼ばれた精密画家、故・熊田千佳慕氏に幼少時から師事し、精密な生物画と独自のストーリーが人気の絵本作家です。代表作「しでむし」はキョロロ元学芸員の研究論文をもとに描かれ、また「ぎふちょう」は十日町市松之山での観察をとおして描かれました。
今回の企画展では23点の原画を展示し、里山の生物の生と死のドラマや多様なつながりを紹介し、生物多様性について理解を深めます。
会期は3月18日(土曜日)から7月9日(日曜日)までです。また、5月7日(日曜日)と6月3日(土曜日)には、舘野氏とキョロロ学芸員らによるトークショーと野外観察会を計画しています。さらに、会期中に十日町情報館にて絵本コーナーを設置いたします。

5.十日町市博物館でNHK新潟放送局主催イベント「『8K de 学ぼう!火焔型土器&遮光器土偶』in TOPPAKU」が開催されます

NHKでは、国宝や文化財を最新テクノロジーで3DCGにする「8K文化財プロジェクト」を進めています。今回、このプロジェクトで作成したデジタルコンテンツを使い、十日町市博物館所蔵の国宝「火焔型土器」・「王冠型土器」や、同じく縄文時代を代表する東京国立博物館所蔵の重要文化財「遮光器土偶」を8Kの超高精細で体験できるイベントが開催されます。
会期は3月18日(土曜日)から3月21日(火曜日・祝日)までで、会場は十日町市博物館です。参加料は無料です。
主な内容については報道資料のとおりで、8Kモニターで国宝「火焔型土器や王冠型土器」を回転・拡大など自由に動かすことで、実際に触れることのできない国宝をつぶさに観察することができます。
また、小学生を対象に、8Kモニターやタブレットを使いながら、博物館学芸員と一緒に国宝「火焔型土器」と重要文化財「遮光器土偶」を通して縄文文化を学べるワークョップも開催されます。受講を希望される方は、事前に博物館へお申し込みください。
なお、国宝「火焔型土器」・「王冠型土器」の8Kデジタルコンテンツは今回が初めての公開となります。

6.公共施設等のマスク着用の考え方の見直しについて

当市の公共施設等におけるマスク着用については、国の「マスク着用の考え方の見直しについて」に基づき、学校等を除き、3月13日(月曜日)から見直しますのでお知らせします。
各施設及び機関などにおける見直し内容や適用時期などにつきましては、報道資料のとおりでありますが、これにより、庁舎や公共施設等を利用される方、施設に従事する職員などに対して、原則、マスクの着用を求めないこととなります。
なお、マスク以外の基本的な感染対策につきましては、引き続き、ご協力をお願いします。

7.「令和5年十日町市議会第1回定例会」に提出する主な議案について

今週、3月8日(水曜日)開会の3月議会で提案する主な議案について説明します。会期は、27日(月曜日)までとなっています。はじめに、主な提出議案について説明します。
1つ目は、「受益者負担等の見直しに係る条例の一部を改正する条例制定について」です。
報道資料の議案件名に記載されている議案第7号の「十日町市シェアハウス条例」のほか、黄色で着色した6つの議案につきましては、健全な財政運営の取組みとして、「受益者負担等の見直し」を行うものです。
なお、見直しに当たりましては、光熱水費や物価高騰などの現下の状況を踏まえただけでなく、利用者の利便性向上にも対応するため、適正な負担額となるよう検討しています。
次に、2つ目の「十日町市里創プラン十日町ステージ条例の一部を改正する条例制定について」です。
本条例は、十日町地域広域事務組合から十日町市に管理を委託された里創プラン十日町ステージ(越後妻有交流館キナーレ)の管理及び運営に関し必要な事項を定めたものです。
本改正につきましては、明石の湯を廃止するにあたり、本条例の中に記載してある事業のうち、明石の湯の利用に関する事項を削除するものです。
その他の議案件名の一覧は、報道資料に記載のとおりです。
次に、3つ目の「令和4年度 十日町市 一般会計 補正予算(第11号)ほかの主な概要」についてです。詳細は報道資料19ページの資料2をご覧ください。
まず、「1.補正予算」について説明します。補正額としては、一般会計で 1億1,792万5千円 の減額、特別会計では、5会計で 2億5,534万9千円 の追加となります。
次に、「2.一般会計の主な補正の内容」を説明します。
なお、事業名の前に「コロナ対策」または「原油価格物価高騰」とある事業は、コロナ臨時交付金を充てるものです。また、国の補正予算 第2号 を活用する事業も判別できるよう表記しました。
最初に総務費です。地域自治組織への「とおかまち応援寄附金」が、当初の見込みを上回ることから、「地域自治組織活動支援交付金」を368万2千円追加します。
次に、民生費です。「災害救助支援事業」の500万円は、今冬の雪害で亡くなられた方のご遺族への災害弔慰金です。「放課後児童健全育成事業」は、120万円を新規に計上し、放課後児童クラブの通信環境を整備します。
続いて、衛生費です。「出産・子育て応援給付金給付事業」は、国補正予算により、給付金の支払いなどに係る管理システムを改修します。
農林水産業費 に記載の8事業は、国の補正予算により、水路トンネルや、ため池の改修、区画整理等の事業を前倒しで実施するものです。
商工費です。引き続き、「プレミアム商品券発行事業」に取り組みます。なお、プレミアム率などの詳細は、今後決定いたします。
資料は、20ページに移り、土木費では、「市道除排雪経費」に、1億4,421万円を追加します。
「住宅省エネリフォーム支援事業」では、3,000万円を新規に計上し、省エネに特化したリフォーム工事を補助します。
国の補正予算関連では、市道稲荷町線の踏切拡幅工事や、橋りょう修繕等の2事業を前倒しで実施します。
次に、教育費です。小学校及び中学校の「施設整備事業」は、令和5年度入学予定の障がいのある児童・生徒のサポートを目的としたものです。また、就学援助が必要な児童・生徒が増えているため、予算を追加します。
国の補正予算に伴うものでは、十日町中学校 校舎空調設置・更新工事を前倒しで実施します。
最後に、公営企業会計への一般会計繰出金では、コロナ臨時交付金を活用し、電気料高騰分を支援します。
なお、「その他」の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」は、3,311万8千円を計上します。
これにより、当市の交付限度額の全額を活用することになります。
このほかにも、いくつかの事業において、補正をしています。

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