定例記者会見(令和5年12月18日)

更新日:2023年12月18日

1.キョロロの名前がついた昆虫が新種記載されました

要旨

「森の学校」キョロロ周辺で初めて確認されたヒメガガンボ科の昆虫が、その採集地にちなんでDactylolabis kyororo(ダクティロラビスキョロロ)(和名:キョロロコケヒメガガンボ)という学名で新種記載されました。キョロロが十日町市で採集された標本をもとに新種記載した昆虫として6種目となります。
本種は、動物分類学に関するニュージーランドの国際学術雑誌Zootaxa(ズータクサ)にて、11月22日付で発表され、発見・記載したのはキョロロの加藤大智研究員です。
なお、本種が初めて確認されたのは2021年6月で、キョロロの森の沢付近で1個体が採集されました。その後、2022年に新発田市で1個体、2023年にキョロロ敷地内で1個体が追加採集されています。
これまで全国的に調査しているなかで、本種が確認されているのがキョロロを含む2地点の3個体のみであることから、希少度の高い種の可能性があります。
キョロロでの一連の新種発見は、里山の生物多様性の理解の深化を促し、当市の自然環境に対する興味関心につながるものと期待しています。

2.市内初のグランピング施設「雪原学舎」がオープンします

要旨

昨年2月に開催した「第1回雪国居住空間コンテスト」の「暮らし体験施設部門」で最優秀賞を受賞した「雪原学舎プロジェクト」が、旧貝野小学校で『雪原学舎(せつげんがくしゃ)』としてオープンします。
このプロジェクトは、令和3年3月に廃校となった旧貝野小学校を冬に特化したキャンプ、グランピング施設へとリノベーションするプランです。若者に雪国で暮らす楽しさの再認識と地域の活性化を促すものとして、丸山工務所の若手職員を中心に提案がされました。コンテスト後、同社で事業化の検討を重ね、今年4月に株式会社雪原学舎が設立され、いよいよオープンに至ることができたと伺っています。
施設の概要はご覧のとおりで、営業期間は年明けの1月9日(火曜日)から、3月末日までの冬限定とのことです。校舎の教室などをリノベーションした居室が10部屋用意されていて、料金など詳しくは、雪原学舎の専用ホームページをご覧ください。
また、本プロジェクトの事業化にあたり、市ではガバメント・クラウドファンディングによる補助金などで支援しています。この雪原学舎が人々の流れを生み出し、若者が集まる新たな拠点施設となることを大いに期待しています。
なお、オープン前日の8日(月曜日・成人の日)には、セレモニーが開催されます。

この記事に関するお問い合わせ先

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