定例記者会見(令和6年9月2日)
開館・友の会設立45周年・国宝指定25周年記念 秋季特別展「JAPAN(漆器)のルーツ-雪ふる縄文と世界遺産-」を開催します
博物館では、開館及び友の会設立 45 周年・国宝指定 25 周漆器 年記念として、秋季特別展「JAPANのルーツ―雪ふる縄文と世界遺産―」を開催します。
縄文時代の人々は土偶に見られるような精神性をもち、精巧な漆工品を作り、現代の工業技術に通じる優れた手仕事をしていました。漆の利用は、色彩の効果や防腐効果、接着剤として活用され、この技術はすでに縄文時代から始まり世界最古の漆文化といえます。
本展では、新潟県内での出土品や、青森県・秋田県・岩手県 の世界遺産構成遺跡から出土した重要文化財指定品を含む土器 など、約 120 点を展示し、縄文の美と心、その魅力に迫ります。
会期は9月28日(土曜日)から11月10日(日曜日)、開館時間、観覧料、主な展示品などにつきましては報道資料のとおりです。
また、八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館・学芸員の小久保拓也さんによる記念講演会「縄文漆工芸の里-是川石器時代遺跡-」を10月12日(土曜日)の午後1時30分から開催します。
会場は博物館・講堂、定員は40名です。受講料などは報道資料 のとおりです。
なお、学芸員によるギャラリートークや報道機関向けの展示 説明会も行いますので、報道資料をご参照ください。
報道資料(秋季特別展を開催します) (PDFファイル: 3.7MB)
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」の入込状況及び10月以降の運営について
7月13日(土曜日)に開幕しました「越後妻有 大地の芸術祭 2024」 に関する情報をお知らせします。
まず、9月1日までの入込状況です。これは、主要 25 作品の入館 者数及びイベントなどの入場者数をカウントしたものですが、計 233,709 人です。猛暑や天候不順に加え、お盆時期からの台風の影響 など、外出には不向きな日も多かったのですが、前回展を上回る入込 数となっており、好調であると感じております。
特徴としまして、越後妻有里山現代美術館 MonET の利用が増えて おります。回廊棟を 2012 年に美術館にリニューアルして以降、今回 初めて、回廊棟1階部分を無料で鑑賞できるようにし、何度でも自由 に楽しんでいただけるような運用スタイルとしたことが功を奏して おります。
また、奴奈川キャンパスが好調です。他にも、ナカゴグリーンパークのアート 動物園「ナカゴワンダーランド」や、新たに生まれ変わった「華園」 (旧中国ハウス)、津南町の大赤沢分校全体を使った作品群「アケヤ マ」がにぎわいを見せています。家族連れや ご友人同士を多く目にします。また、海外からのお客様、特にアジア系の方が多くいらっしゃっている印象を持っております。
9月に入りましたが、大地の芸術祭はまだ2か月以上楽しんでいただけます。まずは拠点となる越後妻有里山現代美術館 MonETで芸 術祭の雰囲気を感じてもらい、里山を巡っていただきたいと考えて います。
続いて、10 月以降の運営です。夕暮れが早まることに伴い、作品 公開時間も短縮しますのでご留意いただきたいと思います。また、期間限定の作品もあります。
越後妻有里山現代美術館 MonETでは、現在、土・日曜日、祝日でナイトミュージアムを実施しておりますが、これは9月末までの営業となります。日中とはまた違い、ゆったりとした雰囲気が楽しめます ので、多くのお客様から楽しんでいただきたいと考えております。
越後妻有は、これから徐々に秋に移ろい、稲刈りも始まってきます。 景色も色鮮やかになり、また、地域の最大の強みの一つである「食」 も十分に堪能できる季節となります。国内外から多くのお客様をはじめ、地域住民の皆様からも大いに楽しんでいただき、地域の魅力を再発見・再認識していただければと思います。
「大地の芸術祭2024」入込状況・10月以降の運営について (PDFファイル: 193.3KB)
「令和6年十日町市議会第3回定例会」に提出する主な議案について
9月4日(水曜日)開会の9月議会で提案する主な 議案について説明します。会期は、20日(金曜日)までとな っています。
まず、1つ目は、議案第84号の「十日町市避難行動要 支援者名簿情報の提供に関する条例制定について」です。本条例は、災害対策基本法の規定に基づき、避難行動 要支援者の生命及び身体を保護することを目的としてお ります。市が要支援者の名簿情報を自主防災組織などに 事前提供するにあたり、不同意を申し出た者を除き、当人の同意がなくとも、提供できるようにすることなどを規定するものであります。
2つ目は、議案第85号の「他の団体の公の施設の利用に関する協議について」です。本件は、小千谷市立図書館が新たな複合施設として開館するタイミングに合わせ、十日町市・小千谷市、両市民の図書館の相互利用を開始するため、市議会での議決を経て、協定書を締結するものです。なお、相互利用は、新図書館が開館する今月28日(土曜日)から開始する予定としております。
3つ目は、議案第86号の「十日町市手数料条例の一部 を改正する条例制定について」です。本条例の改正内容については、マイナンバーカードを利用したコンビニエンスストアでの「戸籍、住民票、印鑑証明、所得証明」の交付手数料を、令和7年4月1日 から市の窓口での交付手数料と同額に引き上げるものです。コンビニ交付事業は、市民にとって利便性が高く、 事業を継続するためには特定財源を確保する必要があることから、今回、手数料の改正を行います。
4つ目は、「令和6年度十日町市一般会計補正予算(第 6号)ほか概要」についてです。まず、「補正予算」です。補正額は、一般会計で4億5,743万8千円の追加、特別会計では、3会計で9,041万4千円の追加となります。
次に、「主な補正の内容」です。はじめに、総務費です。「 星峠活性化支援事業 」 では 、 540万円を新たに計上します。ふるさと納税を活用し、星峠地区の活性化を支援します。
「特定地域づくり事業協同組合支援事業」は、新たに4名の採用が見込まれることから、十日町市複業協同組合TOMOWORK(トモワーク)への補助金を 259 万7千円 追加します。
続いて、衛生費です。
「定期予防接種事業」では、新型コロナウイルスワクチンの価格見直しに伴い 、 8,766万円を追加し 、 引き続き、市民の感染症の重症化と蔓延の予防に努めます。
商工費です。「まつだい芝峠温泉管理経費」では、322万 2千円を計上し、老朽化に伴う修繕等を行います。
「キナーレ管理経費」では、経年劣化した外壁の改修 工事費を400万円追加します。
次に、土木費です。
「 道路橋りょう修繕事業 」 は 、 3,136 万 2 千円を追加し、各地域の緊急を要する市道修繕について対応します。「道路除雪費」は、今冬の降雪に備え、除雪車の修繕料を 4,751万9千円追加計上します。
続いて、教育費 です。「一般経費」のうち「教育系ネットワーク管理費」 は、1,720 万円の新規計上です。小中学校で使用している「校務支援システム」を新潟県内で統一することで、 教員の業務負担の軽減を図ります。「文化財保存活用地域計画策定事業」は、116 万4千円を追加し、11月に予定されている「計画認定記念シンポジウム」の内容を拡充します。
最後に災害復旧費です。地震等の影響による農地・農業用施設の災害復旧事業 と、今後の豪雨等の災害にも備え、2,080 万6千円を追加で計上します。
このほかにも、いくつかの事業において、補正をしています。
報道資料(9月議会上程議案) (PDFファイル: 289.4KB)
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更新日:2024年09月02日