公務レポート 平成30年2月
第9回松之山郷の自然を食う会 平成30年2月1日(土曜日)
今年第9回を迎えた「松之山郷の自然を食う会」に参加してきました。これは、松代・松之山地域を中心に、自然の恵みをそのまま保存・調理して楽しんできた豪雪地ならではの越冬食の価値を、改めて「永久グルメ」として見つめ直そうと、NPO法人ほくほく村の主催で催されているものです。
十日町市観光協会松代支部長でにいがた観光カリスマでもある村山達三さんご夫妻が中心となって採取、保存、調理した山菜や木の実、キノコなどなどがテーブルいっぱいに並べられ、県内外から集まった約80人が、ワイルドな雰囲気漂う山野の美味・珍味に舌鼓を打ちました。
この日のメニューは料理75品と果実酒など40種類を超える飲み物。「へえ~これ食べられるの?」「おいしい!」「うわ苦い!」など様々な感想が飛び交い、料理の数だけ話の花も咲いていました。
私も、毎年必ず参加されている元新潟県副知事の大野裕夫さんをはじめ、この日しかお会いできない懐かしい方々とも親しくお話しする機会が持てて、充実のひとときを過ごしました。
「自然の恵みが人を幸福にする」。そのことを改めて実感した一日となりました。
圧巻の「永久グルメ」
ズラリ並んだ果実酒には製作日や効能なども表示されています
大塚オーミ陶業信楽工場訪問 平成30年2月23日(金曜日)
2月23日、市が進めている縄文文化発信事業の進捗を確認するため、滋賀県甲賀市にある大塚オーミ陶業株式会社の信楽工場を訪問してきました。
大塚オーミ陶業株式会社は、文化庁から依頼を受けた一大プロジェクト「キトラ古墳壁画」の陶板による忠実再現を行っている企業で、この高度な技術が高く評価され、今年度の「ものづくり日本大賞」内閣総理大臣賞を受賞されています。
また、同社グループが開館した徳島県鳴門市の「大塚国際美術館」は、この技術を駆使して製作された世界中の「触れる文化財」が一同に展示され、日本の美術館の中で、1、2を争う人気で多くの方が見学に訪れています。
市では、平成28年度に東京国立博物館と共同研究で、No.1火焔型土器の3次元計測を行い、今年度からは、このデータを基に同社と精密レプリカの制作に取り組んでいます。
平成32年には、新博物館が開館する予定ですが、この精密レプリカを展示だけでなく、市内の小中学校における「縄文文化」の学習にも「触れる国宝・火焔型土器」として、より身近に「ふるさとの誇り」を体感し活用されるなど、大きな期待が膨らみます。
今年は、フランス・パリで開催される「ジャポニスム2018」や7月の東京国立博物館特別展「縄文-1万年の美の鼓動」に十日町市が誇る国宝・火焔型土器が展示されることが決まりました。また、新博物館のオープンに向けた工事が始まります。
今、日本の歴史、とりわけ「縄文文化」は世界から注目されてきています。この流れをしっかりと掴み、精密レプリカの完成とともに十日町市の存在感を積極的に発信してまいります。

No.1火焔型土器の製作工程を説明していただきました

高度な再現技術を駆使した「キトラ古墳壁画」はとても素晴らしかったです
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更新日:2021年04月01日