Snow Rich tokamach! 雪国居住空間コンテスト

Snow Rich tokamach! 雪国居住空間コンテストについて

日本有数の雪国・新潟県十日町市。豪雪地域とも言われる雪国を生きる歴史や自然の恵が育んだ独特の文化が色濃く残る場所です。一方で、雪国で暮らす大変さから、この地域を離れていく人々もいます。「雪が無ければいい所なのに・・・」「故郷に帰りたいけど雪が・・・」本音と冗談が入り混じるこのような声は色々なところで聞かれます。
しかし、近年「雪国だからできる楽しみ」を胸に移住をする人や、雪国の冬を楽しんでいる人たちも増えてきました。このような人々の暮らしに触れると、「厄介な物」「いかにして消すか」という対象物として見ていた雪は、限られた場所のみに与えられた資源であり、それを活かすことで暮らしを豊かにできるのではないかと思えてきます。
雪国での快適な生活や、雪国だからこそ出来る楽しみを「居住空間」として具現化していただくことで、この地域での暮らしが彩られ、これまでとはまた違う魅力的な場所となる期待を込めてコンテストを開催します。

コンテスト開催に関するお知らせ

第1回コンテストを下記のとおり開催しました。

  • 作品応募期間:2021年11月19日から2022年1月17日まで
  • 応募総数:58作品
  • 一次審査(ブラインド・書類審査)実施日:2022年1月20日
  • 本選会(オンライン・プレゼンテーション)実施日:2022年2月8日

その他第1回コンテスト詳細については、下記のページをご覧ください。
第1回Snow Rich tokamach! 雪国居住空間コンテスト

次回以降の開催が決まりましたら、本ウェブページ等でご案内いたします。

第1回Snow Rich tokamach! 雪国居住空間コンテスト 本選会動画

2022年2月8日に開催された「第1回Snow Rich tokamach! 雪国居住空間コンテスト本選会」の模様を十日町市公式YouTubeチャンネルでご覧いただけます。

第1回Snow Rich tokamach! 雪国居住空間コンテスト 受賞作品

第1回開催では、「子育て世帯向け住宅」部門(個人向け住宅の新築、改修プラン)と「暮らし体験施設」部門(ゲストハウス、シェアハウス等の新築、改修プラン)の2部門でコンテストを行いました。

一次審査(ブラインド・書類審査)を通過した各部門5作品の提案者がプレゼンテーションを行い最優秀賞と優秀賞を決定しました。

受賞作品及び本選会参加作品の詳細については、上記本選会動画内(外部リンク)でご覧いただけます。

子育て世帯向け住宅【最優秀賞】

平野 永子氏(HRNアーキテクツ)

子供と楽しむ雪国の家

十日町の自然や文化を感じ、季節を通して子供たちが健やかに育ち、人々との交流ができる住宅プラン。夏は涼しく冬は暖かい空調換気計画、雪国の暮らしを楽しむ平面計画、季節が感じられる外構計画など、子育て世帯にとって楽しく快適な要素が多く取り入れられた提案です。

街並みと調和する雪国に馴染む外観デザイン(パース資料)

子育て世帯向け住宅【優秀賞】

棒田 恵氏、川上 陸氏、小林 勉氏(新潟大学工学部、新潟大学自然科学研究科、和洋女子大学家政学部)

「春・夏・秋・冬」遊ぶ家

中門造り、囲炉裏などの伝統的な雪国建築文化を取り入れた設計と、四季のアクティビティを楽しめる「二重土間」の活用が特徴の住宅プラン。テレワーク空間や地域の人々との交流が生まれるための工夫など、現代の子育て世帯移住者のニーズも汲んでいる提案です。

春夏秋冬の家での過ごし方を描いた図(パース図)

子育て世帯向け住宅【優秀賞】

石田 伸一氏(株式会社 石田伸一建築事務所)

雪国で平屋暮らし。

屋根消雪、家と外の間の中間領域、高性能(耐震と高気密・高断熱)、地材地建と木育を取り入れた雪国での平屋暮らしの住宅プラン。平屋だから実現できる大らかな平面プランニング、インドア・アウトドアリビングがある暮らし、「段差と温度差のない」設計などが魅力の提案です。

雪国で平屋暮らしを。(企画書表紙)

暮らし体験施設【最優秀賞】

株式会社 丸山工務所

「雪原学舎」

雪と共生する十日町の新しい価値を見出すための廃校を活用した「冬に特化したキャンプ場」の提案。「地元の人が楽しめるから訪れた人も楽しめる」という考えのもと、学校という建築物を活かしたアイディアです。

雪原学舎(パース図)

暮らし体験施設【優秀賞】

田中 智也氏、今井 博康氏

「OSHIMO(オシモ)」

川西地域・木落集落を舞台にした、雪の日に訪れたい分散型宿泊施設拠点の住み開きゲストハウスの提案。サウナ・クラフトビール・薪ストーブなど雪の日も楽しめる多様なコンテンツを用意しつつ、様々な人が訪問し交流する十日町の新しい風景をつくるアイディアです。

OSHIMO(オシモ)(パース図)

暮らし体験施設【優秀賞】

上田 雄貴氏(大阪工業大学大学院)

「雪間のもてなし」

「利雪」の考え方によって生まれた雪国文化や、雪囲い・ほんやら洞といった雪国特有の建築文化を取り入れた居住体験施設と地域交流の提案。豪雪への順応が生んだ雪国の暮らしの知恵を活かしつつ、施設利用者と地域住民の持続可能な関係性も考えられたアイディアです。

雪間のもてなし(パース図)

コンテスト関連ページ

過去のコンテスト開催情報などをご覧いただけます。

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 企画政策課 移住定住推進係

所在地:〒948-8501 新潟県十日町市千歳町3丁目3番地(本庁2階)
直通電話番号:025-755-5137
ファックス番号:025-752-4635

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