吉澤織物株式会社

更新日:2022年01月27日

グレーのはんてんを着たメガネの男性がデザインをかいている

新潟県十日町市にUターン・Iターン・移住を考えている人に、十日町市で働く人の声をご紹介

創業120余年、本格古典を追求しながら友禅と織物の両方を創作できる業界唯一無二の染めと織りのきもの総合メーカー「吉澤織物株式会社」で働く村山 拓郎さんにお話を伺いました。

村山さんは高校卒業後、専門学校で商業用のキャラクターデザインを学びました。自然豊かな地元での就職を希望し、吉澤織物に入社。現在入社14年目で、きものづくりの企画、デザインを担当。昨年、高度な技術・技法を保持する「伝統工芸士」に認定されました。

半纏を羽織ったメガネの男性が反物を持ちこちらを向いている

     村山 拓郎さん(田沢本村・33歳)

質問1.あなたの会社の仕事、会社の強みは?

きものづくりの全工程を、自社で行っています。この一貫生産によって、各工程間に無駄がなく、スムーズにお客さまにご確認いただくことができ、ご要望に対し迅速に対応できることが最大の強みです。

質問2.この仕事を始めたきっかけは?

昔から、頭に浮かんだものを描いて、形にすることが好きでした。専門学校では、商業用のキャラクターデザインを学び、将来はデザインの仕事をしたいと思っていたところ、ご縁があって当社に入社しました。

質問3.これまでの努力や苦労は?

きものについて何も知らずにこの業界に足を踏み入れたので、入社当初は専門用語やきものづくりの工程を覚えるのに苦労しました。その苦労を糧に、昨年「伝統工芸士」の認定試験に挑戦し、合格することができました。

問4.この仕事のやりがいは?

一からものを作るということは、とても自由度が高い反面、自分が思い描いているようにできず、悩むことも多々あります。それらの壁を乗り越えて、最終的に形にできたときは、とてもやりがいを感じます。

質問5.今後の目標は?

培ってきた技術を駆使して新商品をつくり、当社の売り上げに貢献したいです。そして、地元の若者たちにきものの素晴らしさを知ってもらい、産地としての誇りを持ってもらえるよう、より一層努力します。

吉澤織物株式会社

あずき色の垂れ幕にしろぬきで吉澤の友禅と書いてある

joyful More~きものでもっと喜びを~

きものを通じて「和の生活文化」を提案し、日本の美意識、そして心の豊かさ、うるおいを提供する文化的企業を目指します。

従業員数

70人(令和3年4月時点)

所在地

新潟県十日町市本町1丁目686番地

電話番号:025-752-4131

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 企画政策課 移住定住推進係

所在地:〒948-8501 新潟県十日町市千歳町3丁目3番地(本庁2階)
直通電話番号:025-755-5137
ファックス番号:025-752-4635

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