水道料金の改定について(令和6年6月から第2段階の料金改定を実施します)
十日町市の水道事業は、職員数の削減や施設の統廃合、民間委託の活用などの経営改善により、長きにわたり料金を上げることなく事業運営を行ってきました。
しかしながら、老朽化した施設の更新などの建設改良費や維持管理経費等が増加する一方で、給水人口の減少により収益の増加は見込めず、経営状況の厳しさがより一層増しています。
このことから、将来世代に大きな負担を残さず、適切な施設更新を行い、安全安心な水を今後も安定的に供給していくため、水道料金の値上げをさせていただくことになりました。
皆様のご理解ご協力をお願いいたします。
1.改定の経緯
水道事業は、現有施設の多くが、次々と更新時期を迎えつつあり、その更新や維持管理に莫大な費用が必要になっています。また、近年の水需要の低迷により、料金収入の減少が続くと見込まれ、経営改善が必要となっています。
この状況の中、十日町市上下水道事業審議会に対して現状の説明と、料金改定に関する諮問を行ったところ、令和3年10月に「十日町市水道事業の現状を考慮すれば、将来世代に大きな負担を残さないために水道料金の改定はやむを得ないと考える」と答申を受けました。
この答申内容を踏まえ、令和4年3月の市議会定例会の議決を経て、令和4年度以降の水道料金を改定させていただくことになりました。
2.改定率と実施日
改定率
平均39パーセントの値上げ
水道事業を維持するために必要な収入を確保するために、全ての口径で基本料金、従量料金を値上げします。
【激変緩和措置】
料金上昇の緩和を図るため、水道事業と簡易水道を一体的に運営することにより、最終的な改定率は平均67パーセントから平均39パーセントに抑制しました。また、急激な負担増を避けるため、令和4年度に19パーセント、令和6年度に20パーセントの2段階で段階的に改定することとしています。
実施日
第1段階:令和4年6月1日
第2段階:令和6年6月1日
新料金適用時期のイメージ

水道料金表(現行との比較)
主に家庭用として使用される口径13ミリメートルと20ミリメートルについては、引き続き10立法メートルまでは基本料金に含み、11立方メートルから使用量に応じて従量分を加算します。

水道料金早見表(家庭用) (PDFファイル: 92.6KB)
今後の事業計画
十日町市施設更新(長寿命化)計画(40年間)に基づき、施設の更新を行います。
水道事業(総事業費 約413億円)
- 構造物(井戸、配水池、上屋等):約34億円(66ヶ所)
- 設備(取水ポンプ、ろ過機、電気設備等):約93億円(109ヶ所)
- 管路(導水管、送水管、配水管等):約66億円(57963m)
簡易水道事業(総事業費 約220億円)
- 構造物(井戸、配水池、上屋等):約28億円(119ヶ所)
- 設備(取水ポンプ、ろ過機、電気設備等):約105億円(348ヶ所)
- 管路(導水管、送水管、配水管等):約87億円(140572m)
今後10年間の主な事業
水道事業
- 千手浄水場改築事業:約11億円
- 十日町浄水場改築事業(ステップ2から5):約21億円
(注)ステップ1:約21億円 - 十日町第2配水系基幹管路耐震化事業:約6.5億円
簡易水道事業
- 松代地区・伊沢地区簡易水道統合事業:約2.2億円
- 松里浄水場改築事業(湯本簡水統合):約4.2億円
- 江道猿倉簡易水道・上水道統合事業:約1.6億円
- 北原地区簡易水道・上水道統合事業:約0.7億円
- 吉田地区簡易水道・上水道統合事業:約1.1億円
- 貝野地区・姿安養寺地区簡易水道統合事業:約1.6億円
これまでの検討結果
十日町市上下水道事業審議会での審議内容につきましては、十日町市上下水道事業審議会ページをご覧ください。
地図情報
この記事に関するお問い合わせ先
上下水道局 上下水道課 経営係
所在地:〒948-0072 新潟県十日町市西本町三丁目688番地(十日町市下水処理センター内)
直通電話番号:025-757-6531
ファックス番号:025-752-7009
メールでのお問い合わせはこちら
更新日:2024年08月30日