ポリファーマシーについて

更新日:2021年04月01日

ポリファーマシーとは

ポリファーマシーとは、必要以上の医薬品や不要な医薬品を服用することにより、副作用などの有害な状態が起きることをいいます。

単純に複数の医薬品を使用している状態を指す言葉ではなく、仮に多くの医薬品を使用していても、患者さんの治療や健康管理に必要な場合は、ポリファーマシーではありません。

しかし、たとえ使用している医薬品が少なくても、医薬品同士の相互作用が疑われる場合や同じ成分の医薬品が重複している場合、使用する理由が明確ではない医薬品が含まれている場合などは、ポリファーマシーの可能性があります。

つまり、ポリファーマシーとは、様々な要因によって「必要以上の医薬品を使用している状態」を指します。

特に、高齢者は加齢に伴う生理的な変化によって、体内で医薬品が効果を及ぼす程度が一般成人とは異なり、多くの医薬品を服用することがかえって薬物の有害事象を生じさせる大きな原因となっています。

これらを防止するために、医薬品の管理を行えるお薬手帳がありますが、薬局ごとに別のお薬手帳を使用しているなど、適正な利用に課題があります。

ポリファーマシーを防ぐために

ポリファーマシーを解決するには、ただ処方する医薬品の数や量を減らせばよいというわけではありません。

医薬品を処方する医師、調剤を行う薬剤師をはじめとした医療に関わるそれぞれの専門家と情報を共有することが重要です。

受診する際にお薬手帳を持参する、薬の情報を1冊のお薬手帳にまとめる、かかりつけ薬局を利用するなど、服用している医薬品について積極的な情報共有を行いましょう。

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