ふるさと納税「とおかまち応援寄附金」受入実績と活用状況

更新日:2022年11月11日

令和3年度寄附金受入状況

令和3年度(2021年4月から2022年3月までの間)は、280,223,320円(11,967件)のご寄附を賜りました。

十日町市では、温かいご支援をくださる皆様のご期待に応えるよう、「選ばれて住み継がれるまち とおかまち」の実現に向けたまちづくりに邁進して参りますので、今後とも変わらぬご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和3年度寄附金活用実績のご紹介

大地の芸術祭の運営1

目「movements」 Photo Kioku Keizo

十日町市では、寄附者様からいただいた寄附金を十日町市の基金「とおかまち応援基金」に積立てを行い、使い途ごとに管理をしています。積立てを行った後、各年度に実施する事業に活用しています。

令和2年度に寄附金を活用して取組を行った事業についてご紹介します。

大地の芸術祭の開催や作品管理

大地の芸術祭運営事業(25,993,000円)、キナーレ誘客促進事業(35,970,000円)

絵本と木の実

「大地の芸術祭」は越後妻有地域(十日町市・津南町)を舞台に2000年から開催している世界最大級の国際芸術祭です。過疎や高齢化が課題の地域で、アートを媒介とした地域に内在する価値を掘り起こし、その魅力を高めて世界に発信し、地域再生の道筋を築くことを目的としています。

大地の芸術祭の開催により、十日町市への来訪者や移住・定住者の増加、地域と都市部の交流を続けることで、持続可能なまちづくりを展開しています。

新型コロナウイルス感染拡大により、大地の芸術祭の開催は、延期を余儀なくされました。しかし、コロナ禍においてリニューアルオープンした「越後妻有里山現代美術館MonET(モネ)」を中心に、さまざまな新作の準備を進め、令和4年度に待望の「越後妻有 大地の芸術祭 2022」を開催することができました。これまで「夏のみ」の会期だったものを「春~秋」と延長し、多くのお客様が越後妻有地域に訪れています。

子育て・教育環境の整備

公立保育所施設整備事業(1,000,000円・公立保育所環境整備事業(1,000,000円)・ 私立保育所施設整備支援事業(1,000,000円)・認定こども園施設整備事業(1,000,000円)

子どもたちが広場で遊ぶ様子

公立保育園で使用する園児の遊具や施設備品の整備、公立保育園・私立認定こども園の老朽化した園舎や設備の更新をする事業です。
保育園・こども園は子どもたちが日々の生活や遊びを通して共に育ち合う場です。子ども達の興味、関心や発達過程に応じた遊具の購入や、衛生面や安全面に配慮した施設備品を購入することや、老朽化した施設を改修することで、一人一人の子どもが安心してのびのびと過ごせる環境を整えています。

保育園の施設環境の向上のため、ホール床の張替えや施設の増改築、冷暖房機の更新、防雪ネットを整備しました。

また、ベビーカーや木製サークル、食器消毒保管庫等を購入しました。

小学校施設整備事業(5,600,000円)・中学校施設整備事業(5,600,000円)

子どもが綱引きをしている様子

学校施設は、未来を担う子ども達が集い、生き生きと学び、生活する場であり、市民にとっては学習、文化及びスポーツなどの活動の場であるとともに、災害発生時には地域の避難所としての役割を果たす重要な施設です。
市内にある小学校17校・中学校10校は、施設・設備等の老朽化による不具合が生じているため、計画的に改修や修繕工事を実施しています。これにより、児童生徒をはじめ教職員の安心で安全な教育環境の整備を図っています。

小中学校では、施設の改修工事や設備等の修繕工事を小学校で52件、中学校で28件を実施しました。

国際交流の促進

国際交流事業(500,000円)

国際交流員

国際交流推進のため、英語及び日本語に堪能な国際交流員を任用して、教育・文化観光・経済の分野で国際交流事業を展開しています。

市ホームページや広報物で英語表記の発信に努めています。また、市民向けの英会話教室や消防本部での救急隊員向け外国語講習を行いました。

コモ市国際交流事業(300,000円)

コモ市とのきものプロジェクト

1975年にイタリア共和国・コモ市と十日町市が姉妹都市提携を結んで以来、毎年さまざまな交流事業やイベント開催を通じて、十日町市とコモ市の両市民が姉妹都市に対する理解・認知度を高めています。

コモ姉妹都市交流事業では「イタリアンフェア」や「ゆかたプロジェクト」など、食文化やきものを通して、50年に迫る両市の文化交流を行っています。

クロアチアピッチ活用事業(100,000円)

クロアチアピッチ活用

国内最高レベルの天然芝を持つ当間多目的グラウンド「クロアチアピッチ」の活用促進と誘客事業の受け入れを行うために、交流イベントやキャンプなど、市民交流を土台とした事業等を実施しています。

令和3年度は、新型コロナウイルス感染症拡大のためサッカー大会やキャンプの中止が相次ぎましたが、十日町カップサッカーカーニバルなどの開催によるスポーツ交流の促進や、施設充実のための備品整備を行いました。

障がい者・高齢者にやさしいまちづくり

寝たきり老人等介護手当支給事業(7,700,000円)

寝たきり老人介護等介護手当支給

寝たきりまたは認知症症状により、常時介護を必要とする高齢者を在宅で介護している方を支援しています。

日常生活において常時介護を必要とする要介護3~5と認定された65歳以上の高齢者を在宅で介護している介護者に対して、月額4,000円または6,000円の介護手当を支給します。

介護者を支援することで、在宅介護に対する負担の軽減と在宅福祉の増進を図っています。

令和3年度は、564人に手当を支給しました。(十日町330人、川西84人、中里64人、松代41人、松之山45人)

文化芸術・スポーツの振興

生涯学習・芸術・文化活動助成事業(800,000円)

十日町市文化協会連合会文化祭

「活力ある元気なまちづくり」を目指し、誰もが自由に楽しく学び多様な文化にふれあえるまちとして、芸術・文化の振興や青少年健全育成のための活動、組織強化を図るため、文化団体や青少年育成団体に支援を行っています。

新型コロナウイルス感染症拡大で、イベントや発表会の中止など各団体の活動に大きな影響もありましたが、各団体が活動の維持や活性化に向けて、感染症対策に配慮しつつできることに取り組みました。

火焔の都ソフトプラン事業(700,000円)

ベンガラ染め体験

新潟県唯一の国宝・火焔型土器の出土地「笹山遺跡」を観光資源として有効活用するため、縄文時代の衣食住を体験・体感できるソフトプログラムを充実させました。

また、笹山遺跡を会場にして、ベンガラ染め体験、土器作り、シカ角のアクセサリー作り、火焔型土器チョコ作り、マルシェなどのイベントを開催しました。

1,000人を超える方から笹山遺跡を訪れていただきました。

競技力向上対策事業(200,000円)

スキー競技

十日町市の特性を生かして取り組まれ、全国的にも競技水準の高い「スキー競技」と「陸上競技」を対象に、ジュニア選手層の発掘・育成・競技力向上に係る活動を支援しました。

また、北信越大会以上に出場する選手を対象に「出場激励費」を交付することで、更なる競技力の向上を目指しています。

令和3年度は、指定競技7団体への強化対策経費や北信越大会以上の大会出場選手295人へ出場激励費として交付しました。

道路や住宅の雪対策

雪処理助成事業(1,800,000円)

除雪

例年2~4メートルの積雪がある十日町市ですが、処理した雪の捨て場が無く道路に雪を山積みにしなければならないことがあります。そこで、道路に山積みになった雪処理を行う町内に対して、負担軽減のための補助金制度を設けています。

また、市道の除雪では、手の届かない部分を補う支援を平成25年度から継続して実施しています。

令和3年度は、22町内に対して2,734千円の補助金を交付することができました。除雪に係る負担を少しでも軽減することで、冬期間の暮らしの安心確保につなげています。

克雪すまいづくり支援事業(5,200,000円)

克雪すまいづくり

冬でも安心して暮らせる克雪住宅の普及に努めています。

克雪住宅の方式には落雪式や融雪式、耐雪式などがあり、克雪住宅の新築や改修工事に対して補助金(最大77万円/戸)で支援しています。

令和3年度は、克雪化された67戸の住宅に対して、計22,964千円の補助金を交付することができました。

市内NPO法人・地域自治組織の支援

NPO活動支援交付金(7,610,00円)

とおかいち

市内のNPO法人は、都市部との交流促進、文化スポーツ振興、子育て・福祉支援、地域の課題解決への取組など、さまざまな活動を展開しています。寄附者の皆様から支援の指名を受けたNPO法人に対し、交付金という形で活動を支援しています。

協働のまちづくりのさらなる推進のため、NPO法人の活動支援を目的としたふるさと納税を受け付けています。

地域自治組織活動支援交付金(9,665,000円)

美人林

地域自治組織とは「地域の身近な課題は、地域住民自らの判断と責任で、自主的・自立的に解決を図る」という地域自治の考えに基づいて、地域振興につながる事業を実施する組織です。 寄附者の皆様から支援の指名を受けた地域自治組織に対し、交付金という形で活動を支援しています。

市内にある13の地域自治組織では、防災・防犯活動、体育・教育事業、文化振興、棚田の保存・活用事業、地域行事の企画運営など、地域の状況に応じたさまざまな活動を展開しています。

市長にお任せ

結婚新生活支援事業(1,300,000円)

結婚新生活

市では、「結婚・出産・子育ての環境の充実」を目指し、男女の結婚を支援しています。この取組の一環として、市在住の新婚世帯を対象に、新生活の準備にかかった費用(引っ越し費用・住宅購入費用・住宅賃貸費用)を最大30万円補助しました。

令和3年度は、10組の新婚世帯へ交付しました。平成29年度から始まった本事業は、多くの新婚世帯の経済不安を軽減し、新たな生活をスタートしやすい環境づくりに役立っています。

スマート農業導入支援事業(1,100,000円)

自動草刈り機

ロボットや人工知能(AI)など先端技術を活用したスマート農業機械を導入する農業者に対して、機械導入費の一部を支援しています。

農業者の高齢化・後継者不足が進むなか、農作業の省力化によるコスト削減や生産性の向上など、効率的で持続可能な営農体制づくりと農業経営の発展を図ります。

令和3年度は、直進アシスト機能付きの田植機やラジコン草刈機の導入など3件の事業活用がありました。

ドローンを活用した肥料・農薬散布により作業の効率化が図られ、ラジコン草刈機により平場での作業が省力化されるなど、費用対効果の面で課題はあるものの、スマート農業機械導入による一定の成果は出ています。

地域産業総合振興事業(1,500,000円)

南国マンゴー雪国にんじん

十日町市の産業の総合的な振興を図るため、市内の中小企業に対して次のような支援を行っています。

1 中小企業人材育成支援事業

社員が研修を受ける際の費用の補助。

2 わか者求人情報発信支援事業

合同就職説明への出展費用の補助。

3 販路拡大支援事業

展示会、見本市等への出展費用の補助。

4 人材確保支援事業

企業PR動画の作成委託費等の補助。

5 国際規格等取得支援事業

国際標準化機構認証取得の費用の補助。

6 新商品開発支援事業

新商品開発にかかる費用の補助。

上記1、2、4、5で計42件の申請があり、市内の中小企業の人材育成や人材確保の促進につながっています。また、6は5件の申請があり、十日町市らしい新商品が完成しました。

資料購入経費(6,600,000円)

情報館

十日町情報館と10か所の分室の図書館資料を充実することによって、市民の知的要求の充足と生活課題の解決に寄与し、青少年の健全育成、地域文化の向上、地域課題の解決能力の向上を図っています。

特に、市民の読書要求の高い分野や子育て・健康・介護・農業・環境・地域づくりなど市民の生活課題や地域課題の解決に有効な資料を重点的に購入して、市民の暮らしに役に立つ図書館を目指しています。

十日町情報館と分室を合わせて、寄附金を含めた総額1,009万円で4,466冊の図書を購入し、蔵書数は24万7千冊余りとなりました。

市民が文化的に豊かな生活を送るとともに、さまざまな課題を自ら解決していくための知識・情報・技術の提供に役立っています。

スポーツ振興事業(9,000,000円)

スポーツイベント

十日町市スポーツ推進計画の重点的取組事項である「地域でのスポーツ活動の充実」「児童生徒の体力向上」「競技力の向上」「スポーツを通した地域の活性化」を図るため、幅広い世代を対象としたより効果的なイベントや教室等を開催し、多くの市民が広くスポーツに関われる環境を整備しています。

令和3年度は、コロナ禍ではありましたが、市民スポーツ大会や各世代を対象とした多様な教室等を開催しました。さらに、スポーツの普及、市民の体力向上や健康増進及び競技力向上に取り組む市内団体等を支援しました。

これまでの寄附金受入と活用実績

これまでにも多くの皆さまからご寄附をいただきました。

これまでにいただいた寄附金の受入状況と活用状況についてお知らせいたします。

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この記事に関するお問い合わせ先

総務部 企画政策課 移住定住推進係

所在地:〒948-8501 新潟県十日町市千歳町3丁目3番地(本庁2階)
直通電話番号:025-755-5137
ファックス番号:025-752-4635

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