定例記者会見(平成30年4月10日)

更新日:2021年04月01日

1.火焔型土器モニュメントの設置について

 平成28年4月に「「何だ、コレは!」信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化」というストーリーが日本遺産に認定されました。新潟市など5市1町との広域連携である信濃川火焔街道連携協議会では、日本遺産魅力発信推進事業の補助金を活用し、火焔街道沿線に火焔型土器モニュメントの設置を進めてまいりました。このたび、十日町市内の1基が完成しましたのでお知らせします。

 火焔型土器モニュメントは、国道117号の中条交差点付近に設置しております。高さ約3.2メートル、幅約1.2メートルの大きさです。土器は高さ1.2メートル、幅1.2メートルの大きさの樹脂モルタル製で、国宝・火焔型土器No1がモデルとなっています。平成29年度は十日町市のほか、新潟市、魚沼市、津南町にそれぞれ1基ずつ、計4基の火焔型土器モニュメントが設置されております。平成30年度には、協議会のワーキンググループが中心となって、これらのモニュメントや日本遺産の構成文化財を周遊する楽しい企画についても検討していく予定であると聞いております。

 「火焔型土器を2020年東京オリンピック・パラリンピックの聖火台のモチーフに」という運動をより一層盛り上げていくためにも、日本遺産の魅力を広く内外にアピールしてまいりたいと考えております。

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2.市指定文化財・野首遺跡出土品の出展について

 新潟市秋葉区にある新潟県埋蔵文化財センターにおいて、4月13日(金曜日)から開催される春季企画展「火焔型土器―縄文の息吹―」に、十日町市指定文化財の野首(のくび)遺跡出土品が出展されます。この企画展の展示資料は、すべてが野首遺跡出土品であり、火焔型土器10点、王冠型土器8点を含む土器42点、土偶(どぐう)、耳飾(みみかざ)りなどの土製品(どせいひん)17点、石鏃(せきぞく)などの石器(せっき)32点の計91点です。

 野首遺跡は、平成8年(1996)に発掘調査された縄文時代中期から後期の集落跡(しゅうらくあと)です。多数の火焔型・王冠型土器が復元され、その内容は、国宝・笹山遺跡出土品に勝るとも劣りません。昨年の3月に、出土品1,431点が市指定文化財に指定されています。

 今回、新潟県埋蔵文化財センターにおいてこのような企画展が開催され、野首遺跡出土品に注目が集まっていることがわかります。十日町市の縄文文化の魅力を発信する良い機会になるのではないかと思います。なお、この企画展の後には、火焔型・王冠型土器12点が、7月3日(火曜日)から東京国立博物館で開催される特別展「縄文―1万年の美の鼓動―」にも出展されます。新潟市方面にお出かけになる際、時間がありましたらぜひご観覧ください。

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3.マンホールカードの配布開始について

 4月28日(土曜日)から、松代・松之山温泉観光案内所にて十日町市のマンホールカードの配布を開始します。

 「マンホールカード」は、全国のオリジナリティあふれるマンホール蓋を活用したカード型の下水道広報用パンフレットです。近年ではマンホールを撮影しに各地を訪れるマンホーラーと呼ばれる人が増えており、このカードも知名度を上げ、人気を呼んでいます。当市では、旧松代町の松代城と雪椿がデザインされたマンホールのカードを作成しました。配布場所を訪れた、希望される方1人につき1枚配布します。市役所、支所など他の施設では配布しておりませんのでご注意ください。カードのように、色のついた実物のマンホールは、松代駅前に設置されています。

 市外の方からも直接足を運んでいただき、十日町市や下水道事業について興味を持っていただくきっかけになればと思っております。

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4.コモ県のシェフによる夕食会「コモの夕べ」の開催について

 このたび、イタリア・コモ市からシェフをお迎えし、夕食会「コモの夕べ」を開催いたします。現在、コモ市の職人養成学校であるCFPの生徒が、市内にて調理研修を行っておりますが、コモ県調理師協会のシェフであり、非営利活動法人グッドフード協同組合・代表であるマッシミリアーノ・タンシーニ氏が来日し、市内で夕食会「コモの夕べ」を開催します。

 開催概要は資料のとおりでございますが、このディナーは昨年に引き続き実施されるもので、シェフからは、一般参加者を含めた十日町市民のために、腕を振るっていただけるとのことです。またディナーのオープニングでは昨年、当市およびベルナティオと連携協定を締結した滋慶学園グループからご縁をいただいた「ザ・ソウルマティックス」さんから、ゴスペルソングを披露していただく予定です。

 このような形で、相互交流が続いていることは誠に喜ばしく、姉妹都市としての交流が発展してきていると実感しております。

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5.JR東日本共生策等の取組について

 平成29年度にJR東日本から取り組んでいただいた共生策等についてお知らせいたします。

 まず、資料の一つ目の項目の「飯山線・ほくほく線活性化」につきまして、昨年度も「越乃Shu*kura」や「おいこっと」をはじめとするリゾート列車の運行や、雪まつりなど各種イベントに合わせた臨時列車を運行していただいております。

 次に、資料の二つ目の項目の「地域振興策への支援」では、まず「(1)交流人口の増加の取組」としまして、大宮駅でのデジタルサイネージ放映やトレインチャンネル、トランヴェールへの記事掲載、その他にも多種多様な媒体での情報発信を行っていただいております。さらに、当市のイベントに合わせた旅行商品の設定など、お力をお貸しいただきました。市では今夏に大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2018の開催を控えております。市を代表するイベントに、全国から多数のお客様にお越しいただけるよう、例年以上にJR東日本からのお力添えをお願いしたいと考えております。

 次に、「(2)地域経済に対する支援」としまして、「十日町すこやかファクトリー」が開業4年目を迎えました。昨年度はアレルギー対応クリスマスケーキの販売が特に好調であり、前年比128%の販売数となっております。なお、今年度は子どもの日向けに、アレルギー対応オリジナルケーキを「四季彩館ベジぱーく」「十日町総合観光案内所Tocco(とっこ)」の2カ所で販売いたします。

 さらに、「(3)地元農産物の販売イベント等地域のPR活動への支援」としまして、系列ホテルにおける「新潟フェア」での食材の提供、また、今年本番年を迎える大地の芸術祭のミュージアムショップをココルミネで開設していただくなど、首都圏における十日町市の産物の販売や宣伝に寄与していただいております。

 最後に、資料の四つ目の「その他」の項目ですが、市では一昨年から本格的に宮中取水ダムからの維持流量を有効活用した発電事業に取り組んでおり、現在は基本設計を進めております。貴重な再生可能エネルギーの開発を実現させるため、JR東日本から引き続き技術的分野でのご協力お願いしたいと考えております。

 十日町市とJR東日本の共生策等については、お互いが発展していく良い形で継続していくことでJR東日本の企業価値も上がっていくものと考えております。引き続きご努力をいただきたいと考えております。

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6. 5月3日のイベント情報について(第42回十日町きものまつり、平成30年度十日町市成人式)

 ゴールデンウィーク期間中の5月3日(憲法記念日)に開催されるイベント情報をお伝えいたします。

 まず、42回目となる「十日町きものまつり」の開催についてです。

 今回のきものまつりは、今年度から取り組む「きものの匂ふ街 十日町きもの月間」の中核となるイベントとして開催されます。主な内容としましては、市民交流センター「分じろう」において和室を使用した「無料茶席」や1階で手描き友禅の体験などをお楽しみいただけます。また、市民活動センター「十じろう」では、博物館所蔵の「明石ちぢみ」や「マジョリカお召」などを展示し、きものの歴史を感じていただきます。そして、好評の「お楽しみ抽選会」は、大勢の新成人から参加していただけるよう、昨年に引き続きまして同級会費用として、グループで最大10万円が当たる新成人限定の商品を用意させていただきました。さらに今回、初の試みとして新成人が中学1年生の時に受けた和装教育事業の写真を展示する「新成人写真展」、また、きものまつりインスタフレームや自ら制作したフォトプロップスを利用した記念撮影ができるコーナーも設置します。

 次に、平成30年度十日町市成人式についてです。

 昨年11月に開館した「段十ろう」に初めて新成人をお迎えし、成人式を開催いたします。式典では、十日町市民吹奏楽団の皆さんによる記念演奏、新成人代表者による抱負発表、アトラクションを行います。今年も、市内の障がい者福祉施設で働いている皆さんから記念品を製作していただき、受付にて新成人へ直接手渡していただきます。また今年から、ホール内に新成人の恩師やご家族用の席を設け、「だんだんテラス」にも観覧スペースを用意いたします。同日開催されるきものまつりでは、新成人の皆さんに楽しんでいただける様々な催しを企画しておりますので、本町通り・高田町・昭和町のイベントを楽しんでいただき、きもの姿の新成人で大いに賑わっていただけるものと思います。

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