定例記者会見(平成30年9月26日)

更新日:2021年04月01日

1.「大地の芸術祭」開催結果概報および「大地の芸術祭の里 越後妻有2018秋」について

 第7回展となる大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ2018が、9月17日に閉幕しました。多くの皆さまから協力いただきながら、無事51日間の会期を終えることができました。改めて御礼申し上げます。

 第7回展の大地の芸術祭の開催結果について、概要を報告いたします。入込客数は、作品鑑賞の入込が534,630人、イベントやワークショップの入込が13,750人で、合計548,380人となり、前回の第6回展よりも37,690人多い7.4%増の入込となりました。

 要因としては、会期前からのプロモーションに加え、会期中も積極的な広報を続けたことで国内外へ広く芸術祭が認知されたと思われること、清津峡渓谷トンネルをはじめ、キナーレや津南町のワープクラウドなど写真映えする作品の発信力が大きかったことなどが考えられます。また、ナカゴグリーンパークの里山アートどうぶつ園は、連日親子連れで賑わい、ファミリー層での鑑賞者が増えたことなども入込みの増加に影響していると考えます。

 傾向としては、ステージ作品全体の入込が前回を上回ったことに加え、今回の目玉作品のひとつである清津峡渓谷トンネルが拠点施設であるキナーレを上回る数を記録したこと、リニューアルした清津倉庫美術館や奴奈川キャンパス、上郷クローブ座といった準拠点施設において大幅な伸びを示しており、これらが入込数増加につながったと思われます。これは、拠点となるステージ作品に留まらず、SNSや口コミなどにより、話題の作品が情報発信されたことで、それらを中心として回遊性が高まったからではないかと考えられます。そのほかの特徴としては、外国人のサポーターや鑑賞者が非常に多かったことも、今回の大きな特徴として挙げられます。

 これから経済効果の測定や収支決算など、事業のまとめの作業を進めることになりますが、今後に向けてしっかりと検証をします。

 次に、この秋の開館作品およびイベントの情報です。「大地の芸術祭の里 越後妻有2018秋」と題して、10月8日まで、夏の芸術祭で好評だった作品の一部を土日祝日に限定公開し、各種プログラムを開催します。ほかにも、奴奈川キャンパスの「TSUMARI KITCHEN(ツマリキッチン)」や「上郷クローブ座レストラン」をはじめ、人気のレストランで秋の味覚を味わえるほか、カバコフの棚田の稲刈りイベント、絵本と木の実の美術館の夜間ライトアップなどを開催します。内容や料金など、詳しくは別紙の資料、またはホームページを参照してください。

参考

2.「『新潟県の名水』サミット in 十日町」を開催します

 新潟県との共催で、「『新潟県の名水』サミット in 十日町」を開催します。

 このイベントは、県の「『新潟県の名水』魅力再発見事業」の一つで、上中下越および佐渡の4つのエリアで順次開催しているものです。今年度は中越エリアの順番ということで、当市が開催地に選ばれました。開催日時は10月10日(水曜日)の午後1時からで、会場は段十ろうで行います。

 水がもたらした十日町地域特有の文化を通じて、水環境の大切さを再認識するとともに、「今ある水資源を将来に引き継ぐためにはどうすればよいかを考えること」を目的としています。また、当市には「新潟県の名水」に選定されている4つの清水がありますが、これに加えて、今年度、新たに吉田地区の「中手(なかて)の松苧清水(まつおしみず)」が選定されました。サミット当日には、名水の選定書授与と新たに選定された名水の紹介、また「水が育てた十日町文化」と題して、水の利活用、保全活動に関わる有識者によるリレートークが予定されています。

 なお、名水サミットは市エコポイント対象事業ですので、参加者にはもれなく5ポイントを差し上げます。多くの皆様からお越しくださるよう、お待ちしております。

参考

3.「環境フェア」と「下水道フェア」を同時開催します

 「環境フェア」と「下水道フェア」を、10月14日(日曜日)の午前10時から、「キナーレ」回廊で開催します。

 環境フェアは、市が目指す「環境にやさしいまちづくり」の一環として、「不用品販売会」のほか、「電気自動車の展示及び試乗会」、「古着回収」などを予定しています。また、当市と包括的連携協定を締結している長岡技術科学大学との共催で技術開発懇談会も開催します。岡崎正和教授を講師に迎え、「新潟県自慢の資源を生活密着型の新資源に変換する途(みち)は無いのか?」という演題で地域バイオマスの活用をテーマに講演をしていただきます。環境フェアと懇談会は市エコポイント対象事業ですので、参加者には、エコポイントをそれぞれ5ポイント、合わせて10ポイントを差し上げます。

 下水道フェアでは、水環境の保全や生活環境の向上など、安全で快適な生活を確保する下水道についての理解を深めていただくための展示を行います。今、話題のマンホールカードの特別配布、汚泥再生肥料の配布など、楽しい企画も用意しています。さらに、普段は立入禁止の場所を特別に公開する「下水処理施設の見学会」も開催します。見学を希望する方は、当日午後1時に下水処理センターへ直接来場ください。

 なお、「抽選券付き」のチラシを、市報10月10日号とともに全戸配布しますので、多くの市民の皆様から来場いただきたいと思います。

参考

4.平成30年度十日町市優良工事表彰式の開催について

 10月1日(月曜日)午前10時から、市役所本庁車庫棟の大会議室において、平成30年度十日町市優良工事表彰式を開催します。

 当市では、平成27年度から市が発注する建設工事のうち、施工成績が特に優良な工事を表彰する「十日町市優良工事表彰制度」をスタートし、本年度で4回目となります。本制度は、公共工事における良質な施工の確保と受注者の技術力の向上を図ることを目的としたものです。

 今年度は、平成29年度に工事が完了し、高い成績評定点を得た土木工事の中から、「河改第1号 普通河川宮沢川河川改修3次工事」を選定し、工事を施工した株式会社丸山工務所を表彰します。

参考

5.JR東日本大宮駅構内のデジタルサイネージ掲載について

 JR東日本大宮駅構内の東西連絡通路に設置されているデジタルサイネージに、「国宝・火焔型土器のクニ 新潟県十日町市」として、10月の1か月間、十日町商工会議所と市が協力して、電子広告を掲載します。今回は平成29年10月以来3回目の実施となり、掲載面数も42面と大規模に行います。

 JR大宮駅は1日乗車数約25万人でJR東日本管内8位を誇り、北海道・東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線の接続駅です。秋の行楽シーズンに合わせて、このデジタルサイネージが掲載されますので、遠方の方にもぜひ紹介をお願いします。

参考

6.「まちの産業発見塾」を開催します

 将来的な地元への就業意識の醸成を図るとともに、地域内産業の人材確保につなげるため、市内の中学2年生と高校1年生を対象とした「まちの産業発見塾」を開催します。昨年度モデル事業として市内中学校4校を対象に実施した際、参加事業者の皆さんから、「高校生も対象として継続してほしい」という要望が多かったことから、今年度は対象を高校生まで拡大しました。

 高校生対象が10月4日(木曜日)、中学生対象が10月5日(金曜日)で、2日間ともに午前の部は午前9時30分から、午後の部は午後1時45分から行います。クロステンの大ホールと中ホールに、市内35の企業・団体がブースを展開し、参加する生徒の皆さんは、趣向をこらした体験ができます。中学生は、市内全中学校の2年生約400人、高校生は十日町高校、十日町高校松之山分校、十日町総合高校、松代高校の1年生約500人が参加予定です。

 主催は、十日町商工会議所・十日町市・十日町市教育委員会で構成する「十日町市キャリア教育・まちの人材定着推進会議」となっています。子どもたちが地域企業のことを知り、地域の担い手として活躍してもらえるよう、今後も取り組みを継続・発展させたいと考えています。なお、今回は生徒だけでなく、保護者や家族の皆さんの見学も歓迎します。ぜひ、会場へ足を運んでください。

参考

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 企画政策課 広報広聴係

所在地:〒948-8501 新潟県十日町市千歳町3丁目3番地(本庁2階)
直通電話番号:025-757-3112
ファックス番号:025-752-4635

メールでのお問い合わせはこちら