定例記者会見(平成31年2月25日)

更新日:2021年04月01日

1.大羽昭仁氏講演会-縄文レストランで十日町が稼ぐ観光と未来をつくろう-の開催について

 3月15日(金曜日)午後6時30分から、中条小学校多目的ホールで株式会社未来づくりカンパニーCEOの大羽(おおば)昭仁(あきひと)さんを講師に迎え、「縄文レストランで十日町が稼ぐ観光と未来をつくろう」と題する講演会を開催します。

 大羽さんは、平成29年に博報堂を退社後、地域が固有の資源を活用しながら自分たちの力で稼ぐためのアイディアや方法の提案を行っており、十日町市では平成25年に越後妻有RIDE QUEST(ライド クエスト)を手がけ、平成30年にはASOBO(あそぼ) JAPANの一環で笹山遺跡を会場に「縄文レストラン」を開設し、好評を博してきました。また、昨年刊行された著書や各地での講演でも、たびたび十日町市の地域と観光について紹介されています。

 このたび、「縄文レストラン」を題材にしながら、地域が主役となって歴史や文化に関わる観光と経済の活性化を行うにはどうすればよいのか、大羽さんの豊富な経験をもとにした話を伺う機会を設けました。多くの皆さんにお聞きいただき、講師と一緒になって地域の活性化について考えていただければと思います。

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2.(仮称)十日町市児童センターの愛称募集について

 今年の秋までのオープンを目指して、学校町1丁目に建設中の「(仮称)十日町市児童センター」の愛称を募集します。

 この施設は、複数の大型遊具を設置した遊戯室や、軽いスポーツも楽しめるミニ体育館を備え、乳幼児から高校生までの幅広い子どもたちが、冬でも雨の日でも思い切り遊べる屋内施設です。今までは「児童遊園施設」と称しておりましたが、建物としては大型の児童館ですので、今回から「(仮称)十日町市児童センター」と呼ぶこととします。

 愛称の募集期間は、平成31年3月11日(月曜日)から3月29日(金曜日)の19日間とし、市役所本庁や各支所市民課、各地区公民館等に応募用紙や応募箱を設置するほか、市のホームページからも応募できるようにします。

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3.「第31回雪原カーニバルなかさと」の開催について

 3月9日(土曜日)、なかさと清津スキー場で「第31回雪原カーニバルなかさと」を開催します。

 今年はベストパートナーをゲストに迎え、中里芸能協会との特別ステージを行います。日中は、全長100メートルの「巨大スノーチュービング」や「雪原縁日(せつげんえんにち)」など小さい子どもでも楽しめる催しも用意します。また、身体を芯から温めてくれる「食ののれん街」では、さまざまなメニューでおもてなしをしますので、ぜひ会場で堪能してください。

 そして、メインは雪原一面を彩る2万本のスノーキャンドルです。キャンドルの灯りと、たいまつ滑降・メモリー花火との共演は、ここでしか観ることのできないもので、幻想的な世界が体感できます。十日町駅西口から会場までの無料シャトルバスも運行します。事前予約が必要となりますが、ぜひ利用してください。

 また、今年も国際ボランティア学生協会の学生133人が来市し、雪原カーニバルの手伝いのほか、中里中学校の1,2年生83人と協働で雪像作りを行い、交流を深めます。この取組みは、中学生が大学生との交流による地域行事への参加を通じて、故郷への愛着や魅力に気づき、中学生の学びと成長につながることを期待して、大学生の提案で行います。

 多くの皆さんからの来場をお待ちしています。

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4.「第32回越後まつだい冬の陣」の開催について

 3月9日(土曜日)、10日(日曜日)の2日間、「越後まつだい冬の陣」を開催します。

 メインイベント「のっとれ!松代城」は、毎年全国各地から戦士が出場する人気の雪中鉄人レースです。松代城一番乗りには1年間「松代城城主」の座と、松代産魚沼コシヒカリ150キログラムが贈られます。また、上位入賞者にはそれぞれ褒美を贈呈するほか、完走者の中から抽選で5人に「グアム遠島の刑」をはじめ、もらってうれしい刑罰の数々が当たります。「のっとれ!松代城」の出場申込は2月8日で500人を超えたため、締め切りました。

 会場内では、雪上自転車やスノーチューブ、甲冑・忍者コスプレ体験、地域おこし協力隊企画の昔遊びなど、子どもから大人まで楽しんでいただけるたくさんの企画を用意しています。また「出陣芸能祭」は、新潟県出身の演歌歌手・葉月みなみさん、よしもとのお笑い芸人・品川庄司の2人、新潟住みます芸人・いっすねー!山脇さんから出演いただき、にぎやかなステージが繰り広げられます。

 来て、見て、参加して楽しい冬の陣。多くの皆さんからの来場をお待ちしています。

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5.第11回つまり市民里山学会の開催について

 「第11回つまり市民里山学会」を3月2日(土曜日)の午後1時30分から、十日町情報館視聴覚ホールで開催します。「つまり市民里山学会」は、十日町市と津南町からなる妻有地域の里山で、市民が主役となり、里山の自然や文化に関する調査研究活動や教育普及、実践活動の成果を発表する会です。今回は、自然環境分野から文化的分野に至るまで、5つの発表が行われる予定です。

 「住民参加の自然観察会の成果を冊子としてまとめ発信する松代の小荒戸集落の取組み」や、「縄文文化や里山の暮らしをテーマに、交流や地域の活性化を目指す市民団体らの活動」、さらに「妻有地域の里山に生息し、絶滅のおそれのある水草と魚類に関する調査研究など多彩な内容となっています。

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6.博物館の無料公開について

 現在、2020年6月のオープンを目指して、新しい博物館の建設工事が進んでいます。3月には建物本体が竣工し、4月から内部の展示工事が始まります。博物館では、移築民家の新館への移設工事に伴い、4月1日(月曜日)から歴史・民俗展示室の一部を閉鎖するため、閉鎖直前の3月30日(土曜日)、31日(日曜日)の2日間、博物館を無料公開します。

 閉鎖される「越後縮(ちぢみ)のできるまで」、「雪の中でのくらし」、「江戸時代の幕開き」、「近世の村と人々」、「越後縮(ちぢみ)の時代」、「越後アンギンの世界」の各コーナーは、昭和54年の開館当初から残る展示です。中でも、「越後縮(ちぢみ)のできるまで」と「雪の中でのくらし」は、実物資料が多く展示され人気も高く、その展示内容は高い評価を受けています。

 この機会に多くの皆さんから、観覧していただきたいと思います。なお、国宝・笹山遺跡火焔型土器群が展示されている考古展示室は、引き続き12月1日(日曜日)まで観覧することができます。

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7.中越地震復興15年「道の駅リレー防災セミナー」・「みんなの防災フェアin十日町」の開催について

 3月21日(春分の日)、中越地震復興15年「道の駅リレー防災セミナー」・「みんなの防災フェアin十日町」を、道の駅の防災拠点化に先鞭をつけた、道の駅「クロステン十日町」で開催します。主催は、道の駅「クロステン十日町」、NPO法人「人と道研究会」で、十日町市は共催となります。

 これは、災害を経験した全国の道の駅をリレー方式で巡り、道の駅を学びの場として、過去の災害や災害における道の駅の活用例などを学ぶことを目的としています。基調講演では、宮崎大学教授の熊野稔氏から「道の駅防災の意義と課題 命を守る砦を地域に築こう」と題して講話をいただきます。また、パネルディスカッションや、各自治体首長による「防災ネットワーク」宣言、次回開催地の駅長による決意表明を予定しています。

 そのほか、防災フェアでは、十日町市を舞台にした主人公・丸山知美さんが獣医師への夢を追いかけたドキュメンタリー映画『夢は牛のお医者さん』の無料上映会を行います。また、災害食の試食、パッククッキング、働くクルマ展示、ちびっ子制服撮影会など、お子さまから大人まで楽しめる企画を用意しています。

 今年は中越地震から15年目となります。防災について考え、災害に備えるきっかけになればと考えています。入場は無料ですので、多くの皆さんからの来場をお待ちしています。

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8.平成31年十日町市議会第1回定例会に提出する主な議案について

 今週の3月1日(金曜日)に開会する、3月議会で提案する主な議案を説明します。まず、条例関係の主なものについてです。

 「市施設の設置、変更、廃止について」、教育相談センターと医療福祉総合センターの2施設を、来年度設置します。なお、県立看護専門学校は、平成32年4月の開校予定となっています。次に、施設の変更にですが、主なものとして情報館、スポーツパレス川西など、利用時間や使用料などの見直しを行うものです。そして、施設の廃止ですが、市民体育館、松之山テニスコート、妻有焼陶芸センター、薬師プレーランドの4施設について、施設の老朽化や利用状況などを鑑み、廃止するものです。

 続いて、「十日町市森林環境譲与税基金条例の制定について」です。平成31年度から、国から森林環境譲与税が譲与されることに伴い、新たに基金を設置するものです。使途としては、森林整備およびその促進に関する費用に充てることとされていることから、当市ではまず全額を基金に積立てた中で、事業に充当したいと考えています。

 続いて、「辺地総合整備計画の策定及び変更について」です。各事業の実施にあたり、有利な財源である辺地債を確保するため今回、辺地計画を2件策定し、1件の変更を行うものです。まず、1つ目の田代・清田山の辺地計画ですが、これは清田山キャンプ場を株式会社スノーピーク監修のもと改修するため、計画策定するものです。2つ目の儀明・寺田の辺地計画については、現在取り組んでいる市道松代大島線の整備事業を引き続き継続する必要があることから、35年度までの5か年計画を再策定するものです。3つ目の清津峡・土倉の辺地計画については、現行の計画に清津峡地域の水道未普及地域解消事業を追加するものです。

 続いて、「市道の認定について」です。今回の市道認定については、新潟県が早期事業化に向けて取り組んでいる、「上沼道十日町道路」の周辺道路として、「市道高山水沢線」と「市道塚下2号線」を整備することによるものです。

 最後に、「平成30年度十日町市一般会計補正予算(第6号)ほか」についてです。まず補正予算額として、一般会計で2,631万3千円の減額、特別会計では7会計で3,946万4千円の減額です。

 一般会計の主な補正の内容をご説明いたします。民生費では、要援護世帯除排雪援助事業において、対象世帯の増加に伴い、1,713万4千円を追加計上しました。衛生費では、医療施設整備等支援事業において市内医療機関の医療機器購入に係る補助金として491万9千円を追加計上しました。また、下条のバイナリー発電の熱源等を目的に導入したペレットボイラーに係る補助金返還額1,113万3千円を計上しました。農林水産業費では、この度の国の補正予算に伴い、5つの県営事業負担金、並びに国庫補助事業1件を追加します。一部は、来年度予定していた事業の前倒しとなります。商工費では、ふるさと会館施設整備事業において、常春ホールの音響設備修繕工事に163万5千円を計上しました。土木費では、市道除排雪経費等について、当面不足を見込む経費として4億688万円を計上しました。このほかにも、この度の国の補正予算に伴い、3事業を追加しますが、いずれも来年度予定していた事業の前倒しとなります。最後に、教育費では、要・準要保護児童生徒就学援助事業において、対象人数が増えたことから408万3千円を追加計上しました。そのほか、いくつかの事業を追加計上しています。

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