定例記者会見(令和2年6月24日)

更新日:2021年04月01日

1.新型コロナウイルス感染症に関する市の対応について

感染状況

 県内の状況ですが、6月18日に久しぶりに新潟市で1人確認されたということであります。昨日時点で、PCR検査を実施した4,799人のうち83人が確認されています。

 なお、十日町保健所管内におきましては、これまでのところ、PCR検査が実施された人数は94人ということですが、いまだに感染者は発生しておりません。

国・県の動き

 6月8日以降の国や県の動きであります。

 まず、6月12日に、専門家会議等で、感染者の基準値、入院から退院までの基準等の見通しが示されました。さらに同日、過去最大である31兆9,000億余りの第2次補正予算が国によって成立して、この内、自治体向けの地方創生臨時交付金2兆1,077億余りが決定したということであります。

 さらに、6月19日からでありますが、予定通りすべての都道府県において、移動制約の解除がなされ、新潟県においても同様の解除がなされたということであります。

公共施設等の再開

 十日町市の対応でありますが、6月18日発表の公共施設等の再開等については、県の方針を受け、6月18日まで県民限定としていた公共施設や観光施設につきまして、入場制限等は引き続きありますが、一部の施設を除いて6月19日から通常利用を再開しております。

 なお、6月1日にオープンいたしました「博物館」、そして「森の学校キョロロ」また、「千手温泉千年の湯」等の日帰り温泉施設、さらに、「キナーレ」、「清津峡渓谷トンネル」といった大地の芸術祭関係施設につきましては、5都道県の方のご利用は、引き続きご遠慮いただいており、もうしばらくご遠慮いただいているという状況であります。清津峡などで、「帰ってきたのではないか」というお話もあるそうですが、ここは厳しくお願いしているところでございます。徐々に解除していくことが、肝要だとそのように考えております。そして、「めごらんど」ですが、グランドオープンにはまだ少しかかりますが、7月22日を予定しており、その日をもって通常利用となります。

 その他の施設につきましては、国の方針で8月1日に向けて、徐々に利用を再開してまいりますので、市民の皆様にはご理解とご協力を願いしたいと思います。

感染防止対策の見える化ツールの取組

 県の方で取り組んでいる感染防止対策の見える化ツールの件です。

 ポスター様式のピクトグラムですが、県の取組として、県内事業者に対して営業活動を支援するとともに、事業者の皆さんが自主的に実施する感染予防対策が一目でわかるように「見える化」をしたいという取り組みであります。私どもも大いに賛同しているところであり、このピクトグラムという図形を使って、分かりやすく表示ができるということで、ぜひご参考にしていただきたいと思います。

 市においてもこの活用を推進し、市の施設で行っている感染防止対策はポスター化して掲示しておりますので、市民の皆さまからはどこまで取り組んでいるかが一目でわかることは、非常に良いことであると思います。

 なお、今後は商工会議所等を通じまして、民間事業所の皆様にも広く周知をし、地域全体、市全体で感染予防に取り組むことで、店舗などの営業活動をご支援していきたいとそのように考えております。

市長メッセージ

 清津峡渓谷トンネルは、6月19日から5都道県以外の方がお越しいただいておりますが、23日までの5日間、昨年度とほぼ同じくらいの入込みになっており、非常にありがたいと思う反面、今まで自粛していた観光客の皆様の流れによって、感染数が高まってゆくという不安の声も当然あるかと思います。私も機会をとらえて市民の皆様に発信していきたいと思っておりますが、ぜひ皆様から、今までブレーキをぐっと踏んでいたところを今後は、アクセルとブレーキをうまく駆使して、走り続けなければならないということでありますので、生命を守るという観点、そして、経済活動をある程度回復させて市民の皆様の生活を守らなければいけないわけでありますので、そのようなところをぜひ皆様の方からもご理解いただいて、また発信していただければありがたいと思います。

参考

2.「究極の雪国とおかまち -真説!豪雪地ものがたり-」が日本遺産に認定されました

 6月19日付けで、十日町市のストーリーが令和2年度の日本遺産に認定されましたのでお知らせいたします。

 「日本遺産」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化や伝統を語るストーリーを国が認定し、ストーリーを語る上で不可欠な文化財を地域が主体となって整備・活用・発信することで地域活性化を図る制度です。平成27年度から令和2年度までに全国で104件の認定があり、募集は今年度で当面最後となります。

 このたび認定されたストーリーは「究極の雪国とおかまち―真説!豪雪地ものがたり―」と題し、豪雪地である十日町市の歴史文化について「着もの・食べもの・建もの・まつり・美」の項目で紹介しています。縄文の昔から豪雪と共に暮らしてきた人々が育んだ歴史文化が今に息づく十日町市を「究極の雪国」と位置づけたストーリーといたしました。

 日本遺産を契機として、市民の皆様には地域の歴史文化に一層の誇りと愛着を持っていただき、また、十日町市を訪れる方々にはここにしかない雪国文化の価値や魅力を感じていただけるよう事業を展開します。今月から開館した新博物館を拠点とした文化観光を推進し、日本遺産を活かした地域活性化に関連団体や民間企業と連携して取り組んでまいります。

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3.吉永小百合・村治佳織チャリティ朗読コンサート「祈るように語り続けたい 〜被爆・戦後75年特別事業〜」を開催します

 市と原水爆禁止十日町市協議会では、今年が被爆・戦後75年の節目の年にあたることから、俳優活動の傍ら、原爆詩(げんばくし)の朗読をライフワークとして活動されている吉永小百合さんと、ギター奏者の村治(むらじ)佳織(かおり)さんをお迎えし、チャリティ朗読コンサートを開催いたします。日時は、8月23日(日曜日)午後2時より、会場は越後妻有文化ホール「段十ろう」です。

 吉永さんは、30年以上にわたり原爆詩の朗読に取り組まれており、また、村治さんは、数々のコンクールで優勝を果たすなど、日本を代表するギター奏者としてご活躍されています。

 お二人による「朗読コンサート」を通じ、市民の皆様から核兵器の廃絶と平和を希求する心を育んでいただきたいと思います。

 入場料は無料ですが、新型コロナウイルス感染防止の観点から、ホール、だんだんテラスともに、入場者数を制限させていただきます。多くの方の参加希望が見込まれるため、事前に往復はがきでお申し込みいただき、抽選により決定いたします。詳細は市報6月25日号等でお知らせしますのでご確認ください。

 なお、今後の新型コロナウイルス感染症拡大の状況によっては中止となる場合があります。

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4.「十日町市防災ハンドブック(2020年保存版)」を全戸配布します

 「十日町市防災ハンドブック(2020年保存版)」を市報6月25日号に合わせて、全戸配布いたします。

 市は、平成16年10月の中越地震や、平成23年7月の新潟・福島豪雨による水害、平成18年以降5回にわたり災害救助法が適用された雪害など、これまで災害による甚大な被害に見舞われてきました。

 このような観点から、防災情報や、お住まいの地域の災害の恐れがある危険箇所などを日頃から知っていただき、災害発生時に円滑に避難行動などがとれることを目的に、この防災ハンドブックを作成しました。

 ハンドブックの主な構成内容は、地震・風水害・雪害や各種災害への備え、災害情報収集の仕方、応急手当や洪水・土砂災害など、これまでに配布しました災害ハザードマップを含め、様々な情報を1つにとりまとめたものとなっております。

 なお、市内の事業所の皆さま方からは、スポンサーとして多大なご協力をいただきました。

 市民の皆さまにおかれましては、日頃からの備えを万全にしていただき、一人ひとりが防災意識を高め、被害を最小限に抑えるよう、この「十日町市防災ハンドブック」をご活用いただければ幸いです。

参考

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 企画政策課 広報広聴係

所在地:〒948-8501 新潟県十日町市千歳町3丁目3番地(本庁2階)
直通電話番号:025-757-3112
ファックス番号:025-752-4635

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