定例記者会見(令和5年7月3日)

更新日:2023年07月03日

1.「日本国際観光映像祭」において婿投げ・スミ塗りのVR映像が審査員特別賞と吉住千亜紀賞をダブル受賞しました

要旨

市指定文化財「婿投げ・スミ塗り」を撮影したVR映像が、「日本国際観光映像祭 第1回バーチャルツーリズム部門」において審査委員特別賞と吉住千亜紀賞をタブル受賞しました。
受賞した作品は、十日町市松之山で毎年1月に行われている伝統行事「婿投げ・スミ塗り」を疑似体験できる映像です。「婿投げ」を、婿と嫁それぞれの視点から撮影したものと「スミ塗り」の3つのコンテンツがあり、ヘッドマウントディスプレイで視聴することで、まるで自分も豪雪の松之山で行事に参加しているかのような体験ができます。
「日本国際観光映像祭 バーチャルツーリズム部門」は、近年、各地域で製作されているバーチャル観光コンテンツを集めた表彰制度で、今回が1回目となります。応募総数42作品の中から、当市の作品を含む6作品が受賞しました。
なお、受賞映像は、松之山温泉の里山ビジターセンターなどで視聴できます。年に一度しかない伝統行事や豪雪地の冬の風景が一年を通して疑似体験でき、十日町市の豊かな雪国文化を楽しみながら理解していただけるコンテンツとなっておりますので、今後も文化観光イベントなどで公開してまいります。

2.夏季企画展「縄文の宝石-ヒスイ-」を開催します

要旨

博物館では、夏季企画展「縄文の宝石-ヒスイ-」を開催します。
令和4年11月4日にヒスイが「新潟県の石」に指定されました。ヒスイは今から約6,000年前の縄文時代前期から、ハンマーや装飾品として利用され始めます。糸魚川産のヒスイは質・量ともに優れていたため、装飾品に加工されたものが北海道から沖縄まで広く流通しました。本展では、新潟県の新たなシンボルであるヒスイの魅力を発信するため、県内の縄文時代の遺跡で出土したヒスイ製装飾品などのほか、ヒスイ原石標本も展示します。
会期は7月22日(土曜日)から8月27日(日曜日)で、開館時間、観覧料などにつきましては報道資料のとおりです。
主な展示資料は、十日町市南雲遺跡出土の大珠や、十日町市長者原A遺跡出土の勾玉、見附市耳取遺跡出土の新潟県内最大のヒスイ製大珠(見附市指定文化財)、胎内市城の山古墳出土の透明度の高いヒスイ製勾玉など、新潟県内から出土したヒスイ製品約100点を展示します。また、糸魚川市フォッサマグナミュージアムからお借りした、糸魚川市周辺海岸で採集された様々な色のヒスイ原石標本の展示も行います。
なお、開催初日の7月22日(土曜日)の午前10時から10時30分まで、報道機関向けの展示説明会を行いますので、報道機関の皆様からは取材方、よろしくお願いいたします。
また、一般向けの展示説明会は、7月22日(土曜日)、8月5日(土曜日)、8月19日(土曜日)のいずれも午後1時30分から2時まで行いますので、企画展と合わせて周知をお願いいたします。

3.開館20周年夏季企画展「虫博-キミもめざせ!ムシはかせ-」を開催します

要旨

「森の学校」キョロロでは、開館20周年夏季企画展「虫博-キミもめざせ!ムシはかせ-」を開催します。今回の企画展では、身近な里山から世界の昆虫まで、全世界の昆虫約30のグループ(目:もく)を網羅した昆虫の多様性と特徴を紹介します。多くの標本や写真、クイズなどを通してたっぷりと昆虫の多様性を学ぶことができる企画展です。
会期は7月15日(土曜日)から10月9日(月曜日・祝日)までです。開館時間、休館日、入館料などにつきましては、報道資料をご確認ください。
なお、本企画展ではコロナ禍で休止をしておりました「カブトムシルーム」を再開します。館内に設置するテントの中で、カブトムシを間近で観察できます。さらに、開館20周年関連企画として「こども1日館長」を7月22日(土曜日)と8月11日(金曜日)に開催します。
今回の企画展は、日本では見られないグループを含む、全ての昆虫の目(もく)の標本が揃う大変貴重な機会です。ぜひ多くの方からご覧いただきたいと思います。

4.モニターツアー「いきものだらけの冒険キャンプ」を開催します

要旨

「森の学校」キョロロでは、日本遺産「究極の雪国とおかまち」のストーリーのベースにある自然を、探究的に体験する親子向けのモニターツアーを7月と9月に2回開催します。
このモニターツアーは「文化観光推進法に基づく地域計画」掲載事業であり、キョロロのミュージアム活動や里山の自然を活用した中で、「SDGs」や「探究学習」といった近年の教育ニーズにも対応した体験プログラムをより魅力的なものとするために開催するものです。
モニターツアーはキョロロ周辺での里山の生き物採集や探究学習、キャンプ場でのブナ林散策などが組み込まれています。詳細は、報道資料などをご確認ください。また、事前学習の機会として学芸員によるオンライン講座を7月22日(土曜日)に開催します。こちらは全国からどなたでも無料でご参加できます。
本取り組みは「究極の雪国とおかまち」の里山の生物多様性を探究的に学ぶことができる、オリジナリティや教育効果の高い体験コンテンツとして期待されます。

5.原水爆禁止十日町市協議会創立65周年記念事業「十日町市平和講演会」について

要旨

原水爆禁止十日町市協議会は、昭和32年12月にあらゆる政党・団体・機関が手をたずさえ、世界の平和と人類の幸福を念願する「市民の会」という趣旨の下に発足し、令和4年12月に創立65周年の節目を迎えました。これを機に、改めて市民の皆様に平和の尊さを呼びかけるため、「十日町市平和講演会」が本協議会の主催で開催されますので、ご紹介します。
講師に、戦場カメラマン、フォトジャーナリストの渡部(わたなべ)陽一(よういち)さんをお招きし、「世界からのメッセージ~平和と命の大切さ~」と題してご講演いただきます。開催日時は8月6日(日曜日)、午後2時からの開演です。会場は越後妻有文化ホール「段十ろう」、入場無料、事前申込み不要で手話通訳もおこなわれます。

6.「尾身茂講演会」について

要旨

この度の新型コロナウイルス感染症対策や、南太平洋地域におけるポリオ根絶の指揮をされるなど、国の最前線でご活躍されている尾身茂氏の講演会が、十日町市文化協会連合会の主催で開催されます。
講演会の開催日時は、9月9日(土曜日)の午後2時からで、会場は越後妻有文化ホール「段十ろう」です。講演のテーマは、「なぜ医学の道を志したか WHO勤務や新型コロナ対策に至るまで」です。
申込み方法は往復はがきにより行い、応募者多数の場合は抽選となるとのことです。詳細につきましては、添付のチラシ等をご参照ください。
なお、尾身氏は、十日町市にルーツ(祖父が十日町市中平出身)を持ち、ゆかりのあるこの十日町市でご講演いただけることは、医学関係者のみならず医学の道を目指す若者や市民に大きな感動を与えるものと確信しております。本講演会の開催につきまして、ご尽力いただきました関係者の皆様には感謝申し上げます。

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 企画政策課 広報広聴係

所在地:〒948-8501 新潟県十日町市千歳町3丁目3番地(本庁2階)
直通電話番号:025-757-3112
ファックス番号:025-752-4635

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