日本遺産「究極の雪国」とおかまちストーリー

日本遺産「究極の雪国」とおかまちストーリー

日本遺産とは?

日本遺産ロゴ

地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定しています。ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形・無形の様々な文化財群を総合的に整備・活用し、国内外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的としています。

令和2年(2020)に十日町市のストーリー「究極の雪国とおかまち ―真説!豪雪地ものがたり―」が「日本遺産」に認定されました。

現在、全国で104のストーリーが認定されています。

「究極の雪国とおかまち-真説!豪雪地ものがたり-」ストーリーの概要

国土のうちおよそ半分が「雪国」といえる日本。中でも、新潟県十日町市は有数の豪雪地として知られています。この地に大量の雪が降るようになった縄文時代中期以来、人々は雪と闘いながらもその恵みを活かして暮らし、現在まで住み継いできました。

豪雪に育まれてきた歴史と文化を「着もの」「食べもの」「建もの」「まつり」「美」の5つのものがたりで紹介しています。
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豪雪地の着ものがたり

着ものがたり

縄文時代にまでさかのぼるといわれる編布「アンギン」、古代から越後で生産されていた上質な青苧織物「越後布」、江戸時代この地域が主産地として栄えた「越後縮」、そして明治期から生産の主流になった絹織物。豪雪地の地域性を生かし、現在の十日町市のきもの産業に続く着物のものがたり。
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豪雪地の食べものがたり

食べものがたり

豪雪地の長い冬、人々は秋までに採れた食料を備蓄して活用しました。代表的な保存食「ツケナ」(野沢菜漬)は、春先に発酵が進んで酸味が増すと、塩抜きして煮込み「ニーナ(煮菜)」に生まれ変わります。厳しい冬を生き抜くために人々の知恵が育んだ食文化のものがたり。
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豪雪地の建ものがたり

建ものがたり

大切な家を雪から守るため、急勾配の茅葺屋根や農家の「中門造り」、梁を伸ばして深い軒先をつくる「せがい造り」などの建築様式が発達しました。先人たちの雪との闘いの歴史を表す建物のものがたり。
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豪雪地のまつりものがたり

まつりものがたり

十日町市では、「婿投げ」など雪国ならではの伝統行事が行われています。厳しい冬の暮らしを明るくしようと生まれた「十日町雪まつり」など、白い冬を鮮やかに彩る祭りのものがたり。
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豪雪地の美ものがたり

美ものがたり

棚田が広がる里山や、ブナ林の景観は人々の営みから生まれました。5,000年の時を経てなお圧倒的な存在感をもつ「火焔型土器」や着物など、冬の静寂の中で研ぎ澄まされた雪国の人々の感性から生み出された美のものがたり。
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毎年11月ころの初雪から、十日町市の積雪期は半年近く続きます。そして春、すべてを白く覆いつくしていた雪が消えると、世界は劇的に変貌します。しかし、春から秋までの間も、人々は次の雪の季節への準備を怠ることはありません。やがてまた初雪が降り、白く長い冬が始まります。雪国の人々の暮らしはこのように営々と続けられてきました。

十日町市は、豪雪とともに生きる暮らしと豪雪を友とする心が、縄文時代から受け継がれて今に息づく「究極の雪国」なのです。
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構成文化財

「究極の雪国とおかまち ―真説!豪雪地ものがたり―」を語るのに欠かせない文化財(構成文化財)をご紹介します。

構成文化財を知ると、ストーリーをより深く理解できます。

「着ものがたり」に関連する構成文化財

「食べものがたり」に関連する構成文化財

「建ものがたり」に関連する構成文化財

「まつりものがたり」に関連する構成文化財

「美ものがたり」に関連する構成文化財