その他の質問

更新日:2021年04月26日

十日町市にしかないものはありますか?

米粉で作られた白くて可愛いちんころの写真

1月10日・15日・20日・25日の「節季市(せっきいち)」で売られる「ちんころ」は、十日町市にしかないめずらしいものです。

米の粉でつくった高さ4センチほどの人形で、犬やねこ、ねずみなどのキャラクターがあります。とてもかわいらしい縁起物(えんぎもの)です。たくさんのお客さんが買い求めるので、あっという間に売り切れてしまいます。

雪のふるときは、牧場の牛はだいじょうぶですか?

だいじょうぶです。冬のあいだ牛は牛舎(ぎゅうしゃ)という建物の中にいます。夏のあいだ育ちざかりの牛は、高原の牧場で草を食べて成長します。

しかし、冬になると草が雪の下になってしまうため、牛は草を食べられません。そこで秋になると牛を牛舎につれてくるのです。冬の間は、夏にかりとっておいたほし草をあたえます。

雪国でうれしいこと自慢(じまん)できるものことはなんですか?

一面に広がる雪化粧をした山々の写真
雪山から登ってくる朝日を眺めている2人の子どもの写真
  • 晴れた日の雪国の山々は、水墨画(すいぼくが)にも似(に)たとても美しい世界です。
  • 「しみわたり」といって、春が近づくと雪の表面が固くなり人が歩けるようになります。田んぼの上などで真っ白に広がる世界を歩き回るのは、とても幻想的(げんそうてき)で楽しいものです。
  • 四季がはっきりしていて、特に冬から春にかけては、雪どけとともに、いっせいに春がおとずれます。

雪国でいやなことはありますか?

左右とも雪の壁となっている車道を走る車の写真
ほぼ雪に覆い尽くされてしまった民家の写真

道路がすべりやすくなったり、雪で歩道がせまくなったりして、交通の便(べん)が悪くなります。また屋根の雪おろしは体力をつかうきつい仕事です。

しかし住宅の改良(かいりょう)や道路じょせつによって、昔よりもはるかに便利になりました。雪国でいやなことはだんだん少なくなってきています。

克雪都市宣言(こくせつとしせんげん)は、今でも続いているのですか?

今も続いています。克雪都市宣言は昭和56年に旧十日町市が全国にさきかげて宣言したものです。「雪の大変さに負けずに、冬でも雪がふらない地方と同じような、住みやすい町をつくろう」という目標(もくひょう)があります。

昔にくらべて雪国は、さまざまな工夫をすることで、とても住みやすくなりました。これからは、雪を利用してさらに住みよい町にしたいと思っています。

雪国の車庫には、どんな工夫がありますか?

雪が屋根から落ちやすいかまぼこ型の車庫の写真
1階部分がコンクリート製の車庫になっている3階建ての家の写真

こちらでは、車庫が雪の重みにたえられるように、カマボコがたの車庫が使われています。車庫はがんじょうな鉄骨(てっこつ)のほねぐみでできています。

また、つもった雪は屋根のてっぺんから左右にすべり落ちるため、雪に押しつぶされることもありません。このほか、住宅を3階建てにして、1階をコンクリート製の車庫にしておく家もあります。住宅と車庫をひとつの建物にすることによって、両方を別々に建てるよりも、じょせつの手間をはぶくことができます。

また、車庫の多くが道路のすぐそばに建てられています。道路に面していることで、雪がふったときにじょせつをする面積が少なくてすみます。