乗り物の工夫
みぞが深い冬用タイヤ

雪や氷の上は、かわいた道路にくらべてとてもすべりやすくなっています。ふつうのタイヤではブレーキがききにくくなったり、車が道路で立ち止まってしまいます。
そこで雪が降るころになると、自動車のタイヤを冬用にかえます。冬用のタイヤは溝(みぞ)が深くなっていて、すべりやすい氷の上や雪がつもった道路でもしっかりと、安心して走ることができます。
冬用のタイヤをつけるかわりに、チェーンという鉄でできた鎖(くさり)をタイヤにつけることもあります。
雪道に強い4WD車・寒冷地(かんれいち)仕様車(しようしゃ)
自動車は、雪のふらない地方にくらべて4WD車〈四輪駆動車(よんりんくどうしゃ)〉が多く走っています。
4WD車はうごく力を、4つのタイヤすべてにつたえるしくみになっています。4WD車はでこぼこ道や坂道につよく、雪道でも安心して走ることができます。
また、自動車会社からは、寒冷地仕様車といって、雪によるさび防止や寒くてもエンジンがかかりやすいなど、寒い雪国にあわせた車がつくられています。
雪の上もスイスイ「雪上車(せつじょうしゃ)」

雪上車には幅の広いキャタピラがついていて、ふかふかの雪の上でも走ることがきます。
雪上車はおもにスキー場でかつやくしています。スキー場のゲレンデをふみかためたり、けが人を運んだり、荷物を運んだりします。
更新日:2021年04月22日