十日町市の地理と自然
十日町市はどこにあるのですか?


新潟県は本州のちょうど真ん中くらいにあり、日本海に面している県です。なかでも十日町市は県の南東部に位置しています。
十日町市は中央を日本一長い川、信濃川(しなのがわ)が流れる人口5万2千人の都市です。まわりは山々にかこまれた盆地(ぼんち)になっています。
十日町市の東側にはえちご山脈(さんみゃく)があり、冬は日本海でわきあがった水蒸気が上空で冷やされて、雪になってたくさんふってきます。
どうして雪がたくさんふるのですか?
雪がたくさんふるしくみをみてください。
雪がふるしくみ
十日町市は冬が長いのですか?
雪は毎年の平均(へいきん)で、11月19日の初雪から4月6日までふります。根雪(ねゆき)といって、地面に雪がつもっているのは12月13日から4月15日までです。春は4月の上旬から中旬ころにやってきます。
十日町市では雪がとけるといっせいに植物の芽や花が開きます。とてもあざやかな春のおとずれです。
夏と秋は関東地方とほぼ同じです。夏は雪国でも暑いです。
つららは何センチまでのびますか?
長いものは1メートル以上にもなります。
つららがよくできるのは、1月から3月くらいです。昼と夜の温度差が大きくなり、昼間に太陽の光などでとけた雪が、夜の寒さでふたたび氷になることのくりかえしで、つららは大きくなります。
なだれがおきる心配はありませんか?

なだれ防護柵

スノーシェッド
なだれがおきるのは、市街地(しがいち)など平らな場所ではなく、山などの急なしゃめんです。
峠道(とうげみち)などでなだれがおきそうな場所には「なだれ防護柵(ぼうごさく)」や「スノーシェッド」などを人や車が被害にあわないように設置してあります。
なだれはおきても、集落が事故にまきこまれる心配はほとんどありません。昔から集落は、なだれにおそわれるような危険な場所にはつくられてこなかったのです。
十日町市では冬に晴れることはあるのですか?
木々から積もった雪が舞い落ちる瞬間
太陽の光が差し込む冬の東田尻集落
晴れる日もあります。雪がふるのは毎年の平均で11月19日から4月6日までです。このうち雪がふる日は平均で80日です。つまり約6割の確率(かくりつ)で雪がふり、残りの約4割は晴れかくもりです。
更新日:2021年04月26日