信濃川・清津川 「母なる大河との共生」

更新日:2021年04月01日

 市内を流れる2つの川「日本一長い信濃川」「日本三大渓谷清津峡を育む清津川」を紹介します。

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 川に親しむイベントの情報、信濃川や清津川の流況の情報、関係機関の川にちなんだ色々な「ごったく」を紹介していきます。

信濃川

 信濃川は新潟県と長野県、2つの県にまたがって流れる日本一長い川(367キロメートル)です。流域面積も国内では利根川、石狩川に次ぐ広さ(11,900キロ平方メートル)で、流量も豊富で、年間の流出量は約159億立方メートルと日本一を誇っています。古来、その清冽で豊富な流れは流域の豊かな自然を育み、肥沃な穀倉地帯を形成してきました。かつては鮭やサクラマスなどが群れをなし、川魚漁も盛んでした。しかし、豊富な水量と急勾配により、十日町市を中心とする信濃川中流域では、古くから国策として水力発電が行われてきました。長野県飯山市にある西大滝ダムから、十日町市の宮中取水ダム(中里地域)を経て、北魚沼郡川口町にある魚野川との合流点まで約63.5キロメートルの区間が、川の水量が極端に少ない「減水」状態となっていて、信濃川の景観不良、動植物の生態系及び河川滞留部における藻類の異常繁殖による水質の悪化といった問題が起きていました。

お知らせ

ヘルメットをかぶった人たちが、川の上でボートに乗っているラフティングの様子の写真

協議会・委員会等

室内で長机を囲んで会議をしている、協議会の様子の写真

JR東日本株式会社の発電施設

大量の水が流れ出ている、宮中取水ダムの写真

JR東日本株式会社の不適切事案

川に向かうように施設が建っている、宮中取水ダムの遠景の写真

清津川

 清津川は、新潟県の湯沢町から十日町市へ流れる信濃川の支流です。清津川の下流には、国の名勝・天然記念物に指定され、日本三大渓谷として有名な「清津峡」があり、観光シーズンになると多くの観光客で賑わいます。しかし、清津川の水は南魚沼郡湯沢町三俣(みつまた)地内にある取水口から取水され、発電に利用された後、清津川に戻ることなく、別水系の魚野川に放流されています。上流部での発電取水・流域変更の影響から、流水不足による景観不良、動植物の生態系の悪化等といった問題が起きています。また、魚沼コシヒカリの産地でもあり、かんがい用水の十分な確保にも支障を来しています。

お知らせ

子供たちが水に入って遊んでいる、清津川さかなまつりの様子の写真

協議会・委員会等

コの字型に並んだ長机に出席者が着席し、会議が行われている協議会の様子の写真

清津川分水問題

浅い川の中に施設が建っている、清津川取水口の写真

清津川上流の発電・取水施設

山間に建っている、清津川発電所の外観の写真

この記事に関するお問い合わせ先

建設部 建設課 克雪利水係

所在地:〒948-8501 新潟県十日町市千歳町3丁目3番地(本庁3階)
直通電話番号:025-761-7412
ファックス番号:025-752-4635


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